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いつか、この恋が特別な存在じゃなくなりますように

こんばんは、Gradation.Ink.です。

友人から相談事を受けることが増えて、考えることが多く、ポジティブにもやもやした日常を送ってます。
そんなわけで今回は、LGBTsというラベルがなんで特別視されないようになってほしいと僕が考えているかまとめてみました✨

<目次>
LGBTsという存在
 -伝統芸能では
 -嘲笑の対象に
 -配慮する対象に
ハッシュタグになることが一番なんじゃないか

LGBTsという存在

伝統芸能では

日本の伝統芸能は異性装があったり、文学にも芸術的なものに存在していますよね。
そうはいっても、彼/彼女らがどのように扱われていたかといわれれば、
あくまで、存在しているだけで、特別視されることも配慮する対象ともみられていなかったのではないかとここ最近勉強していて感じます。
文献なんかでは、「男色は大人のたしなみ」という表現を見つけたりします。

これらの時代には、存在が認知され、それによって配慮されたり、嘲笑の対象にはなっていなかったわけですね。

嘲笑の対象に

実際に、色々勉強をしながら、Gradation.Ink.だけでなく、自分のアカウントで文章を書いていると、LGBTと書いただけでそんなにドカンと読まれるかというとそうではなく、日常のニュースとしか見られていない気がするし、
娯楽やエンタメでは"ちょっと違う何か"を楽しむという対象としてLGBTsって描かれていると思います。

例えば、BLという表現だったり、百合だったり、テレビ番組だったりでですね。

ここ数十年の話ではありますが、LGBTsと現在では呼ばれうる存在が認知されているだけだったのが、メディアの発達とLGBTsという言葉の使い方によって、いじってもいい対象=嘲笑の対象、嘲笑が許可された対象として、人々に認識されるようになりました。

配慮する対象に

嘲笑の対象として消費されていくこともあるものの、それに反対の声が挙げられるようになったこともあり、LGBTsという存在の扱いは変化していきます。

それは"なにか困っているから助ける、支援する"という描かれ方です。
「身近にいて、なにも変わらないんだよ」というような内容のものはまだまだ少ないですが…

まぁ、どれだけ不平等な扱いを受けているのかということを見せる描き方をされます。

実際その通りな部分もあるんですよ💦
教育関係であれば、セクシュアルマイノリティはいじめを受けやすく、長期化もしやすいというデータが存在していたり、
一般的にいじめのピークは小学校高学年なのに対して、セクシュアルマイノリティは中学校というデータもあります。
理由として語られるのは、多くの方が思春期に性を意識しはじめるから。それによって不登校など進学や職歴に影響を与えてしまっている現状があり、それなのに教科書には「思春期には自然と異性に興味がわく」と書いてあったり、他にもいろいろと、掘ればいくらでも出てきます。

つまり、現在では、LGBTsは嘲笑してはいけない、守られなければいけない対象=気を遣わないといけない/配慮をする対象になったわけですね。

ハッシュタグになることが一番なんじゃないか

改めて、LGBTsという言葉について、変遷を見てみてみると、僕はやっぱり、時代が進むによって、セクシャリティはSNSのタグみたいになっていくんじゃないかなぁって思います。

メディアといっても様々なので一概に批判はできませんし、オネエと呼ばれ活躍されている人たちをすべて批判するというのは違います。
受け取る側もメディアとの付き合い方を考えないといけません。
そうでないとメディアの笑いをそのまま一般社会で再生産するという悪循環を一生行うことになります。

身近な関係の中にあたり前に存在していること、自分自身のセクシュアリティも多様な性の一つなんだと自覚する人が、日々の人々の発信によって増えていくと、必然的にあくまでセクシュアリティは自分を構成する要素の一つであり、「タグ」であるという認識が広がると僕自身は考えてます。

ただ、それらの流れが起こっていく中で、僕たちが気を付けないといけないことがあります。

それは、
「LGBTsに限らず、カテゴリーは時代によって変わっていく」
ということです。

LGBTsに関しては、今はLGBTsという言葉が求められていますが、場合によっては一括りにすることで誤った配慮を生むことがありますし、LGBTという言葉を使うことでほかの問題が削り落とされてしまったり、アピールとして使われている反面、排斥の対象になってしまう原因にもなりかねません。

本来、LGBTsは「LGBTかLGBTではないか」ではなく、一人一人が多様な性のありかたのひとつです

セクシュアリティが真の意味で"普通"になるためには、
こんなすごい人、面白い人がいる。
→その人がたまたまゲイやトランスジェンダーだった。
というような認識を人々が持たないといけません。
そうなれば、不思議と子どもたちがセクシュアリティを原因に悩まなくて済むようになるかもしれません。

そんな考えから、Gradation.Ink.では、情報を発信し続けていきます🙇

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