見出し画像

6/24 どうしようもない人間だからさ

久々に、映画を観たよという記録を、ここに書いておきたいと思う。
最近の私はというと、なんというかすごく疲れていて、決められた予定を息を切らしながらこなす、みたいな、なんというかなにがつらいのかもぜんぜんわかんないな、みたいな、そういう状況にあります。

学生最後の1年間に突入していて、なんというか、そこまで熱中して、集中してできることも、その気力もなく、他の人が活躍している話を聞いてただただ嫉妬みたいな、そんな感じ。

自分の人生を振り返る気力、うーん、は、多分冷静に考えればあるんだけど、毎日何かに悩んで、ふて寝をしている、のかもしれない。

私はずーっと程よく予定の入った、落ち着いた日常を求めているのだけれど、もしかしたらそれは幻想かもしれなくて、そんな幻想からは早く逃げ出すべきなのかな。
がーっと走って、急停止して。そんなコントロールの効かない過ごし方、が私であるということなのか。

そんな、自分というものをただひたすらに問うている日々のなかではあるのだけれど、最近映画を観ることがすごく楽しい。日常から隔離されて、普段あれだけ取り憑かれたように見ているスマホを触ることもできず、物語にただひたすら入り込む感じ。
ここでも頭はときどき、というかだいたい、過活動で自分の移り変わる思考についていけなくなったりするんだけど、飽きるまで映画を観に行ってみようかしら、と思っているところ。

今日は、「ホールド・オーバーズ 置いてけぼりのホリディ」。進みそうで進まない物語が、変わりそうで変わらないパーソナリティが、もどかしくて、でもそこに日常を重ね合わせることができて、すごく面白い映画だった。

大団円なんて起こらないし、現実はいつもご都合主義で、正義を貫き通したら、やっぱり、自分の望まない結果が生まれることだってあるし。いくら悪いことが続いてても、その次に待ってるのもやっぱり、アンラッキーなのかもしれないし。
それでもいいと言い切れる強さは私にはないけど、なにがあっても信じたいことを信じる強さは、やっぱりとても美しいものだと思った。

なによりもう、アンガス役、ドミニク・セッサの演技がすばらしすぎて。青春時代の、あのいまでは輝かしく感じてしまう未熟さが、余すところなく画面から溢れ出ていた。

と、久々に自分の感じたことを文章にしておこうと思って、ここまで。結局、病めるときも、健やかなるときも、自分をなるべく裏切らずに一歩一歩、と感じるひとときとなりました。
さー、それが難しいんだけどね。知ってる。

この記事が参加している募集

#映画感想文

67,587件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?