タイムフリーが終わる前に♪9の音粋(#キュウオン)「1963カンレキオメガトライブ特集」2023,3,20つまみ聞き

大学生下宿でブルーハーツのフレーズを聞きベッドから飛び起き、直近でNHKテレビ出演でブルーハーツを語ったDJと、HEY!HEY!HEY!に出て来た時のハイロウズを憶えているハイロウズ世代DJ2人の音楽トーク番組bayfm9の音粋(#キュウオン)月曜日。2023,3,20「1963カンレキトライブ特集」タイムフリーが終わる前に是非お聞き下さい!ここではちょっとつまみ聞き。DJはスージー鈴木(スー)ミラッキ大村(ミ)

スー)3月20日ですから早いですねえ。ホントにこの前元日と思ったらね、飛び石連休。いまや死語ですかね^^;日本人が一番大好きな言葉ですね「飛び石連休」。の合間にやっております、働いております。今晩は音楽評論家スージー鈴木です。そして。
ミ)ミラッキ大村です。
スー)この「会いに行けるDJ」二人で頑張っております、月曜日でございます。さてさて今日は《1963カンレキトライブ》もちろん元ネタは「1986オメガトライブ」。
ミ)そうですね。
スー)1963年生まれは音楽の当たり年でございます。なぜならばこの年の紅白歌合戦は史上最高81.4%。
ミ)エエ―!
スー)なのでそんな年に生まれた方々ってのは音楽の当たり年、と。一応言っておきますと、セ・リーグは読売ジャイアンツ、パ・リーグは西鉄ライオンズ。紅白の映像残ってますけど審査員席に中西太(※‘1933-当時西鉄ライオンズ監督)が来てましたね。今日は1963年生まれの音楽家、若しくは作曲家とかそういう特集です。「えーこの人達がもう60 なのかぁ」若しくは「なに⁈あと3年でスージー鈴木も還暦なのか」と別の感慨が。
ミ)ハハハッ。
スー)ハハハッ。気づきますよね。還暦というものを現実化する企画ですけれどもフフフッ。頑張って行きますよ!なぜならば今日お届けする、この素晴らしい方々の仲間入りをしたい!と。そういう風に思うようなメンバーでございます。今回私が22時台も含めてフィーチャーしますのは、甲本ヒロト。甲本ヒロトがなんと先週17日(金)に還暦。ヒロト・カンレキと。22時台はぶち抜きで“勝手に甲本ヒロト還暦祭”と思ってます。9時台前半はまず1曲だけ、ヒロトさんをね。ブルーハーツと思ったんですけれども、ハイロウズで行きたいと思いますね。先週も再放送されました某公共放送の番組(※’23,3,1NHK「シン・にっぽん聴こう」〈バンドブームとブルーハーツ〉スージーさんは謎の放送作家役で出演しコメントしている)に出まして、森山直太朗さんがブルーハーツの『青空』を歌う所を間近で聞いて。思わず「ハモったろかな」と思いました。ハモらずに良かったですよ。
ミ)ハハハッ。
【駆けつけ1杯甲本ヒロト・ハリツヤ歌姫】
スー)ハイロウズで、ちょっと変わった音源なんですけど、モット・ザ・フープル(※英ロックバンド’68-74)というバンドの’74の曲のカバーなんです。『ロックン・ロール黄金時代』って曲をカバーしてますんで、中々ノリノリなんでいいかなあと思いますね。で、訳詞が甲本ヒロトなんですね。《The golden age of rock and roll will never die As long as the children feel the need to laugh and cry》を甲本ヒロトが、どう訳したか。
♪THE HIGH LOWS『THE GOLDEN AGE OF ROCK’N ROLL~ロックン・ロール黄金時代 』
スー)ビバ!ハイロウズ‼甲本ヒロトさんおめでとうございます。飛び石連休にピッタリのフフフフッ『ロックン・ロール黄金時代』英語のタイトルは『THE GOLDEN AGE OF ROCK’N ROLL』ハイロウズでございました。2001年「flip flop」こういう様々な企画モノの曲とかも入っているアルバムからでした。先程言った元々の英語の歌詞《The golden age of rock and roll will never die As long as the children feel the need to laugh and cry》と言うのを、ヒロトさんは《子供達が笑ったり泣いたりする限りロックン・ロールは死なない》と。
ミ)なるほど。
スー)ハハハッ。直訳なんですけど、いいでしょ。
ミ)いいですね。
スー)甲本ヒロトに言われると、そうかもしれない、と。真島昌利さんは去年還暦になられた。めでたく二人とも還暦、という事でございますね。どうですか?ハイロウズ。
ミ)僕ら世代、アラフォーはハイロウズの方がジャスト、なんですよ。ブルーハーツはちょっと上の世代の感じだったので、ハイロウズは楽しめましたね。
スー)演奏もタイトでね、僕ねハイロウズのドラムの方、大島賢治さん好きなんです。ブルーハーツって割とラフなんですけれど、ハイロウズは演奏もタイトなリズムで大好きですね。さてさて、甲本ヒロトさんの話は22時台にたっぷりするとしまして。1963は歌姫の当たり年なんですよ。まずはね、なんと!河合奈保子さんが今年の7月24日に還暦ですって。
ミ)はあー。
スー)時代だなあ~。23歳の年にリリースされました’86,4,1に発売された河合奈保子さんの『涙のハリウッド』。聞いて下さい。あのね、よく化粧品のCMとかで「ハリ」とか「ツヤ」って言いますけれど、もうホントにね、ハリ・ツヤ、パッシパシ。この声聞いて下さい。河合奈保子って言う人は上手いなあと言うのを、改めて感じる曲でございますね。続きまして、香坂みゆきさん。2月7日に既に還暦になられたようです。この人!は上手いですよ。
ミ)ああーそうですか。
スー)素晴らしい金属的なハイトーンで、世が世なら浜田麻里の路線とか行ったんじゃないかなと。浜田麻里さん去年還暦。若しくはSHOW-YAのボーカルとかね、寺田恵子さん今年還暦。私ね香坂みゆきさん1975年「欽ドン」で見てますから、この人芸歴長いんですよ。『レイラ』と言う曲がありますけれども、Moonyさんから予想貰いました。もうホントに素晴らしいボーカルなんで、是非聞いて欲しいと思います。ああ1963年当たり年だなあ、「ハリ・ツヤ」ボーカルメドレー。
♪河合奈保子『涙のハリウッド』♪香坂みゆき『レイラ』
スー)どうですかこの迫力のメドレー。1963当たり年でございます。ハマノさんも盛り上がってますよ。(☆ディレクター・ハマノさん。メドレーの“ハマノmix”はこの番組の名物)
ミ)『涙のハリウッド』’86という事でTwitter《あの頃の、C-C-Bなどで聞いた音》と。
スー)エレクトロなね。Twitterでも《ELO(※イングランドロックバンドElectric Light orchestra)に似てるんじゃないか》とか。PUFFYに先駆けて、ですよ。奈保子がいたんですよ。そしてみゆき。もう世界二大『レイラ』ですよ。(※『Layla』邦題「いとしのレイラ」Derek and the Dominos)ホントに。フフフッ。
今井美樹さん、来月4月14日に還暦。
ミ)ほおー。
スー)この人のボーカルも上手いですね。味わいがあってね。今の河合奈保子さん香坂みゆきさんのハリ・ツヤとは違う、柔らかーい感じ。やはり今井美樹さんと言うと作曲は上田知華。『Blue Moon Blue』と言う’92の曲をお届けしたいんですけど、まあ、しっとりしてます。ウイキペディア情報でフジテレビ松竹提携作品映画「パテオ」。知らんなあ。
ミ)うわあ!「パテオ」ドラマでやって繋いで最後映画になるんですよ。
スー)あ、知ってる?じゃ、’79の洋画「メテオ」(※米SF・パニック映画)は見ました?パテオ・メテオ。フフフッ。
ミ)話題になってましたよ!
スー)すいません、私見てないので、次行きます。
ミ)ハハハハッ。
スー)この曲、Aメロ若しくは A’メロだけですね。前回と繋がってますよ。(※前週3/13「春のメロディ特集」本note 筆者書き起こし参照)この辺が上手いんですよね。フフッ。
ミ)フフッ自分で言っちゃってる。
スー)AメロとA’メロしかないです、Bメロはないですね。上田知華さんは一昨年秋、64歳でお亡くなりになってるんです。ご冥福をお祈りいたしますが、メロディは永遠でございますね。今井美樹さん還暦記念でございます。
♪今井美樹『Blue Moon Blue』
スー)ブルーム―ンブルー、西城秀樹ブルースカイブルーと、バイク川崎バイク(※お笑い芸人)と並ぶ、BナントカBですね。世界三大。はい。
ミ)ハハハハッ。
スー)皆さん還暦になりましたね。ありがとうございます。10時台1曲目クイズのヒントです。ちょっとアカデミックになりますよ、検索して下さいね。私、現代詩の茨木のり子(※1926-2006)って詩人が好きで、その方の名作に「もっと強く」っていう詩があるんですよ。《もっと強く願っていいのだ わたしたちは明石の鯛がたべたいと もっと強く願っていいのだ わたしたちは 幾種類ものジャムがいうも食卓にあるようにと…》とにかくもっと欲しいと言っていいんだと。これは戦後10年1955の作品なんですけど、もっと欲望って言うものを我々は出していいんじゃないかと言うメッセージなんですね。と言う曲が平成版で真島昌利が書いたらどうなるかっていう事ですね。それが10時台1曲目のヒントです。学があってすいません~。
ミ・スー)ハッハッハッ。
スー)10時台は“甲本ヒロト勝手に還暦祭”。
 
【ミラッキ・ゾーン】
スー)このゾーンは還暦まであと17年~若い!ミラッキさんの選曲でございます。
ミ)そういう風にカウントすると若いと思うかもしれませんね。
スー)私も自慢していいですか?私にも17歳の頃があったんですよ。実は。
ミ)ハハハハッ。今日は皆さん調べやすくて予想もはかどりましたね。ずうとるびから始まるさん《佐藤竹善は1963年生まれですね》と。すれからしさんなおさんのっぽさん村ちゃんさんばらーどキリンさんからも頂いております。
☆ミラッキさんが佐藤竹善の声と出会ったthe pillowsトリビュートアルバム「SYNCHRONIZED ROCKERS」⇐サブスクには無い^^;
♪佐藤竹善『カーニバル』
☆リスナーが予想するROLLY曲、スージーさん「また出たよフフッ」アルバム「グラマラス・ローリー~グラム歌謡を歌う」⇐サブスクあります。
♪ROLLY『マッハバロン』
☆森高千里作品で多く作編曲を手掛けている、高橋諭一さん作編曲’91曲。
♪森高千里『ファイト‼』
☆小室哲也史上一番いいんじゃないか小室プロデュースの完成形ではないかと。スー)あなたは小室哲哉の話、楽しそうにするね。今、トークの音符がオクターブあがりましたよ。
♪H Jungle with t『GOING GOING HOME』
スー)浜ちゃーん。
ミ)正直H Jungle with tで1枚アルバムが聞きたかったですね。
スー)あ、無いですね~あんだけ売れたのにね。
ミ)そうなんですよ。まあ小室さんが忙しくなってしまったとかあるんですが。さてスージーさん10時台は。
スー)10時台は“甲本ヒロト勝手に還暦祭”を開催します。
 
【22:00 “甲本ヒロト勝手に還暦祭”】
[会いに行けるDJ告知タイム]
【スージーさん宣伝】
△NHK文化センター青山 スージー鈴木学長ロックン・ロール大学
「忌野清志郎学」3/26(日)14:30 ,4/9(日)17:30※ゲスト角田光代オンラインチケットもあり。
△スージーさんプロデュース「音楽を語る」月イチイベントDISK-Over Session:南青山BAROOM 19:00 4/21(金)「春のタモリフェスティバル~聴くタモリ」
【ミラッキさん宣伝】
△4/21(金)SUPER珍盤ZEE:代々木WOOFER
△5/19(金)ジェネジェネ57MOVE~フランスへ行こう’98~:代々木WOOFER
 
スー)さてさて、甲本ヒロトさんが遂に還暦を迎えたという事で、勝手に還暦を祝いたいと思います。1曲目は先ほどのクイズですが、正解当選者はこの方にしたいと思います。大理石アッキーさんステッカーおめでとうございます《正解はブルーハーツの『夢』ですか?》そうです。「あれも欲しいこれも欲しい」というあの歌詞でございますね。《2/27の放送で当選したステッカーがまだ届いていないんですが》という事ですがおそらくね、時差があるんですよ。ですけどね、せっかくですから、今回2枚送ります。1個はサインもう1個は私の落書きを入れて。
ミ)ハッハッハッ。
スー)ブルーハーツ『夢』という曲で《あれも欲しいこれも欲しいもっともっと欲しい》真島昌利の作詞でございます。一見強欲な感じですけど、先程言ったように(茨木のり子の)《もっと強く願っていいのだ わたしたちは明石の鯛がたべたいと…》的な、もっとそういう気持ちを出していいんじゃないかというメッセージだと思いましたんで、これはこれから還暦以降も頑張ってくれるであろうロックンロール・スター甲本ヒロトさんのメッセージとしていいんではないかと思いました。続けて、クロマニヨンズでございます。若い方はもしかしたらクロマニヨンズの方が、NHKの番組で昆虫の恰好をしてるヒロトさんを知ってるのかもしれませんけれども。フフッ。2019年日本テレビ系ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(※出演:菅田将暉 永野芽郁)の主題歌になってまして『生きる』って曲があります。これもパワフルで。『夢』と『生きる』というね、還暦の方に今一番求められる。高齢化社会という事で。
ミ)なるほど。
スー)クロマニヨンズ『生きる』なんと、モノラルでございます。フフフッ。という訳で夢を追いながら生きて行こうという、これからの高齢化社会、甲本ヒロトさんに捧げたいと思います。ブルーハーツ’92『夢』からザ・クロマニヨンズ2018『生きる』。
♪THE BLUE HEARTS『夢』♪ザ・クロマニヨンズ『生きる』
スー)激しいっ‼フフフ。まあ元気だなあ。ミラッキさんはハイロウズや甲本ヒロト体験ってのはどんな感じなんですか。
ミ)気が付いたらハイロウズになってたな。「HEY!HEY!HEY!(MUSIC CHAMP)」(※フジT V’94-‘12音楽バラエティー番組)に出て来た時のハイロウズを憶えてますもん。ハイ・ローですって動きをつけて紹介してた。
スー)あー、松本人志がブルーハーツ好きなんですよね。確かハイロウズ「(ダウンタウンの)ごっつええ感じ」(※フジTV’91-‘97お笑いバラエティー番組、毎週日曜20:00放映)の主題歌とかなってましたね(※エンディングテーマ『日曜日よりの使者』)。あのね、本当に(松本人志が)東京出て来てあんまり上手く行ってない時、新幹線で毎日ブルーハーツを聞いて新大阪に帰る、って言ってましたね。ああそういう意味では同世代なんだ。ブルーハーツの時代はダウンタウンの時代だったんだ。
ミ)そうかそうですね。ブルーハーツの方が世の中の真ん中に来て、ダウンタウンは遅れて着いて行った。
スー)関東はそうでしょうね。これはもういろんな所で書いたり話したりしてますけれど、大学時代’87かなんかにニッポン放送を夜聞いてて《僕たちを縛りつけて独りぼっちにさせようとした 全ての大人に感謝します 1985年日本代表ブルーハーツ》(※『1985』)ていうのを、確か鴻上尚史のオールナイトニッポンで聞いて。いやあまあ、それはもう決定的な体験だったと思いますねぇ。(☆スージーさんの少年時代~青年時代今に至る音楽との出会いは自伝的小説「恋するラジオ」’20,8発行ブックマン社に詳しい)
何が起こったんだろうと。この前のNHKの番組でも言いましたけど(※’23,3,NHK「シン・にっぽん聴こう」〈バンドブームとブルーハーツ〉スージーさんは謎の放送作家役で出演しコメントしている)やっぱりなんか、なんつうんでしょうねぇ。自分の年齢もありますけれど、歌詞がこんだけ刺さる、っていう体験があるのかと、いう事ですね。甲本ヒロトと真島昌利という二人の優れた詩人がいる、っていう。ある意味ではジョンとポールが195何年かにリバプールの教会で出逢った(※ジョン・レノン16歳ポール・マッカートニー15歳。ジョンがバンドでリバプールの教会ガーデンパーティーで演奏したのをポールが見に来てた)のと同じような重みっていうのを僕は感じるんです。
ちょっと変わったトコ行きましょうかね。’97「西城秀樹ROCKトリビュートKID’S WANNA ROCK!」っていう秀樹へのトリビュートアルバムがありまして、そこでハイロウズが秀樹のカバー『情熱の嵐』をやってるんです。これが中々いいんですよ。岡山出身の甲本ヒロトが広島出身の西城秀樹を歌う、山陽地方カバーですね。ここでさっきの『Blue Moon Blue』(今井美樹)からブルースカイブルーの話をしましたけど、ブルーハーツとブルースカイブルの繋がりがでましたね。
ミ)なるほど。フフ。
スー)ブルー・ブルー。ヒロトカンレキ・ヒデキカンゲキですね。ハハハッ。
ミ)ハハハハッ。
スー)行きますよ。放送作家みたいですね。フフ。もうホントにノリノリで楽しい演奏でございます。
♪THE HIGH-LOWS『情熱の嵐』
スー)ヒロトmeets秀樹フフッ。演奏上手いなハイロウズは。
ミ)1963年生まれにとって秀樹やジュリーの存在はきっと大きかったんだろうなと思いますね。
スー)大きかったでしょうねえ。これ余談になりますけど、ヒロトの歌い方って、本当に日本語が全部聞き取れるっていうね。おそらく“清志郎チルドレン”だと思うんですけど。
ミ)あーそっか。
スー)桑田佳祐とか佐野元春とかとは違う流派っていいましょうか。日本語が聞き取れる。だから僕みたいに物心ついた時から桑田佳祐がいた世代っていうのは、(ブルーハーツが)「あ自分達の音楽だな」って感じがしたんですよね。洋楽を知ったかぶりしてますけど、やっぱり桑田佳祐とか矢沢永吉とかも子供の頃から知ってたんで「ああ聞き取りやすいなあ」って言うので、さっきの《日本代表ブルーハーツ》と言われたフレーズにガーンと来たんですよね。その感じってのはまた今度、清志郎のイベントで話したいと思いますけど。ハハッ。
メッセージソングも甲本ヒロト&真島昌利の魅力だと思います。
ミ)そうですね。
スー)ちょっとハードコアなの行きます。’86,4にソビエト、現在のウクライナで起きたチェルノブイリ原子力発電事故の事を歌った『チェルノブイリ』って言う歌がブルーハーツにありまして、これかけたいと思います。もう1つ、ソビエトだけじゃなくってアメリカにも容赦ありませんよ。同時多発テロ以降のアメリカを皮肉ってるような『アメリカ魂』っていう歌がハイロウズにありまして、これも中々キレッキレで。
ミ)両方とも真っ直ぐなタイトルですもんね。
スー)そうそう。グローバルなメッセージソングを行きたいと思います。一応参考までにですね(※急に誰やらの声色になって)昨年12月に取りまとめられた原子力発電所の新規建設、及び60年以上の運転を認める事を取りまとめた実行会議の名前をグリーントランスフォーメーションと言います。一方《チェルノブイリには行きたくねぇ あの娘とキスをしたいだけ》と歌ったバンドはブルーハーツと言います。鈴木砂鉄です。(☆スージーさんは武田砂鉄のラジオTBSアシタノカレッジ金曜、文化放送大竹まことゴールデンラジオ火曜が御贔屓)
♪THE BLUE HEARTS『チェルノブイリ』♪THE HIGH LOWS『アメリカ魂』
スー)2002年ですから例の同時多発テロがあって、そっからのあの時代っていうのを表してる。凄いキツいメッセージで、特に2曲目っていうのは。ただ割と僕が当時感化されたのは、愛だの恋だの当然コミックソングも含めて、当然そういうポップスの歌詞っていうのは大好きで、ブルーハーツも『ラブレター』に代表されるようなラブソングもあるんです。けれども同一平面でメッセージソングもある、全然ナンセンスな曲もある、ラブソングもある。ってのは僕にとって桑田佳祐と同様に通ずるものがある。こういう曲を聞いて、ああ真島昌利、甲本ヒロトってのは凄いなあって思ったんですよねえ。
ミ)そうですよね。
スー)だからなんて言うんだろう「所詮ロックなんてこんな歌詞でイイんだろう」と言う風に低く見積もるトコロが全く無いっていう感じ。あと、まあやっぱりとにかくさっきの“欲しいものは全て欲しいと言っていいんだ”と同じように“歌っていい歌ったらいけないメッセージなんてないんだ”という感じさせるもんで。こういう選曲するのはやや緊張感もあるんですけれども。これも含めてブルーハーツ、ハイロウズ、クロマニヨンズかな、甲本ヒロトかな真島昌利かなと思ったんで。
ミ)辛辣な歌詞であればある程ユーモアを入れるの忘れてない所も素敵ですよね。
スー)アハハッ《世界チャンピオンだぴょん》ぴょんだ。ハハッ。こんな感じでホントにある世代にとってはブルーハーツの特別な感じ。歌詞をまとめた本とか出てるんですよね。(※「日曜日よりの使者の詩(うた)-甲本ヒロト全詞集」「ドブネズミの詩」)当然「詩」と「詞」は違うと思うんですけれども、本当に言葉だけ抜き出しても読むに堪えるというんですかね。ま、『相談天国』とか♪カーカーカーカー『デトロイト・モーター・ブギ』とか(コミックナンセンスソングも)あるんですけどね。それも含めてブルーハーツの歌詞の深みってものを知られたらなと思ってます。一応言っときますと今の『アメリカ魂』っていうスッゴイ曲はハイロウズの「angel beetle」っていうアルバムに入っております。素晴らしいですね。
”勝手に還暦祭“フフッちょっと最後はLIVEで。「仮想ブルーハーツ再結成LIVE」が今どうも行われてるらしいんですよ。
ミ)え、そうなんですか。
スー)日比谷の、来年壊される事が決まった日比谷野音で。ちょっと僕、今から行って来ていいですか?
ミ)あ、じゃあ、わかりました。スタジオは私が。
スー)ハハハッ。今、新しい駅「幕張豊砂」ができましたんで、そっから行ったら日比谷すぐなんで。ハハハッ。
ミ)ハハハハハッ。
スー)伝説の日比谷野音行って来ます。じゃ、電話で繋いでいいですか。現地の熱気とかも伝えますんで。
 
【ラスト・ゾーン ブルーハーツ仮想再結成LIVE中継^^;】
ミ)さてスージーさん仮想日比谷に着いたんでしょうか。スージーさん?
スー)(※凄い歓声をバックに、電話回線の声^^;)こちら日比谷野音です、大変です。
ミ)盛り上がってますね。
スー)看板にカタカナで書いてあるんですが、ブルーハーツかブルーハー“シ”かわかんないんですけど。
ミ)ブルーハー“シ”はニセモノでしょう。
スー)ちょっとこれ、中に入ってみないとわかんないですね。ブルーハーツ仮想再結成LIVEで盛り上がってます。
ミ)仮想日比谷野音はどうですか、夜で寒くないですか?
スー)寒いんですけど、客席も還暦の方が多くてですね。
ミ)アハハハハッ。それにしちゃ黄色い声ですね。
スー)アハッ、ちょっと黄色いですね。
ミ)ブルーハーツは男性の人気が多かったと思うんですけど。
スー)あ、今日は女性が。還暦ともなると、やはり女性の方が元気かなと。皆さん、破れたジーンズにラバーソウルの靴履いて、当時の事をイイ感じで。
ミ)ハハ、じゃずっと当時のを持ってたんですね。
スー)フフ。ブルーハーツが再結成して、ライブでもうノンストップで名曲をガンガンやってくれるという事なんで、来て良かったです。
ミ)あのー歌ってないのに、こんなにキャーキャー言ってるのは、ステージ上で何が起きてるんでしょうか。
スー)あのね、前座でバイク川崎バイクさんが。
ミ)アハハハハハハッ!
スー)ハハハッBKBキャーって言ってますよ。あ、今ちょうど終わりましたね。で、ラフィンノーズもウィラードも有頂天も昼からやってましたんで、そろそろブルーハーツが。あ、じゃあ入っちゃっていいですか?
ミ)どうぞどうぞ。
スー)じゃあ、ブルーハーツ仮想再結成LIVEの会場に入っちゃいまーす!
♪THE BLUE HEARTS『ブルーハーツのテーマ』’96「LIVE ALL SOLD OUT」
♪『すてごま』’10「ALL TIME SINGLES」
♪『1000のバイオリン』「LIVE ALL SOLD OUT」
♪『TRAIN-TRAIN』「LIVE ALL SOLD OUT」
♪『ブルーハーツより愛をこめて』「LIVE ALL SOLD OUT」
 
スー)帰って来ました。凄いライブだったぁ。5曲をハマノミクスでお届けしました。全部ライブ盤で出てます。今Twitter西船橋ヒバゴンさんが《自分は還暦過ぎて素直に歌詞が入って来るようになった。当時リアルタイムではそんなに良いと思わなかった》私もそれはちょっとあって、濃いなあ味付け濃いなあと思ってた時あったんですけど、1曲目『ブルーハーツのテーマ』今57歳で《あきらめるなんて死ぬまでないから》っていうフレーズを聞きますと、ちょっと当時とは違う感じで響いて来るんですよね。う~んなんだろう、多分西船橋のヒバゴンさんと同じだと思うんですけど。「ああ、なんか今聞いたら全然違う感じがするな」=全然色褪せない古びない、って事なんだろうというのを、一緒に考えたいですね。仮想LIVE、新機軸でしたけれども、ブルーハーツの事を考えるきっかけになればいいかなーと思ってやってみました。
来週は3ヶ月に1度のリクエスト特集!1月から今週に至るまでの特集で、あれもかけて欲しかったという曲をメール、トゥイッターで、リクエストして下さい。もう発動しておりますけれど、#bayfm月9 メールはcue@bayfm.co.jp〆切は今週金曜日(3/24)いっぱいでございます。よろしくお願いします。
===終了===
★みにょん紅白史上最高視聴率81.4%1963年は音楽の当たり年。歌姫の当たり年。河合奈保子、香坂みゆき、今井美樹のハリ・ツヤ声。ダウンタウンと同時代ブルーハーツ。
“甲本ヒロト勝手に還暦祭”世界が不穏な今こそ、色褪せないロックン・ロール二人の詩人である甲本ヒロト・真島昌利が聞かれて良い。そしてそれは年齢も問わない。
月9新機軸、22時台ぶち抜き特集良かったです。サブスクに無いブルーハーツを、まとめて聞くことでロックの詩人達のメッセージが体感できました。
 
☆来週(3/27)3ヶ月に1度のリクエスト特集‼
☆番組特製ステッカー⇒シェア大賞:ミカイノコイジさん・なぞかけ大賞:るうなさん

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