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奇跡の理由 〜AYAKOさんのボイスヒーリング後日談

リトリート体験については書き終わったのだけれど、ここから先は、実際にボイスヒーリングを受けようと考えているひとに向けて書く。
屋久島に来る直前のわたし、そしてボイスヒーリングを選んだ理由についてである。大事なことだと思ったからだ。

1. ボイスヒーリングを受ける前

屋久島に来る数ヶ月前、そのころのわたしは、真っ白な闇の中にいた。
自分でやれることはもう全部やり尽くした。
20年以上もできなかった母に手紙を書き和解したり、思いこみやブロックの解除、トラウマの解消、自分の過去のあらゆるものと戦い尽くした。
目の前にも後ろにも、もう何もない。
疲れているのに、「この先どうしたらいいんだろう。早く進みたい。」そんな気持ちに急き立てられて、落ち着かない。
前も後ろも横も全部真っ白で、今どこにいるのか、前より進んだのか、何もわからないままにもがく。
けれど、自分だけでは行き止まりなのだ、それだけははっきりとわかる。

そして、ひたすらに眠い。
眠くて眠くて何もできないのに、焦りだけがあった。

そんな中、わたしは突然思い立ち、2ヶ月先の屋久島旅行を予約した。
屋久島には縁もゆかりもない、テレビで見たことはあるけれど、行ってみたいと思ったことすらもなかった。
なのに、屋久島に行く、とだけ思った。
ほぼ勢いだけでツアーを予約して、行くことだけは決まった。
屋久島といえば縄文杉や白谷雲水峡らしいけれど、全然ピンとこないまま、空白の3泊4日を思った。
まあただぼーっと過ごすのも贅沢かもしれない。
そんなことを思いながらも、なぜか「屋久島 ボイスヒーリング」で検索したわたしの目に、AYAKOさんのアロマサンドリーズが飛び込んできたのだ。

2. なぜ「ボイスヒーリング」だったのか

ボイスヒーリングという言葉は以前から知っていた。
前世の記憶の中で、わたしらしき女の子はずっと歌っていた。
ただの歌じゃなく、祈りなのかお告げなのかよくわからないけれど、誰かに向けたものではない歌を歌うイメージがあった。
けれど、そのときは「ボイスヒーリング」と検索しても、ピンとくるものがなかった。

それともう一つあった。
「声」と中身との不一致への違和感。

わたしは傷ついていた。
話している言葉とそれに込められるエネルギーが一致していないことがわかる、その度に傷つく。
「だいすき」だとか「ありがとう」だとかそういうキレイなはずの言葉に、同じようにキレイなエネルギーがこもっていない。
でも、今までもそうだった、と思った。
わたしが傷ついたのは、汚い言葉や傷つけようとする言葉ではない。
本音ではないことを聞き続けることがつらいのだ。
むしろ、汚い言葉には傷つかなかった。そのひとの傷が見えるからだ。
エネルギーを体感できるようになって、やっとわかった。
こうして言語化できるようになるまで、わたしだけ別の世界にいるのかと思うほどにわたしは人と違っていた。

そのことに気づけたとき、わたしはもう強くなっていた。
けれど、自分が話す言葉には、それに見合ったエネルギーを適量のせたい、そう思うようになった。わたしは、文章を書くのが好きだけれど、その手前で「言葉」が好きだからだ。

だから、ボイスヒーリングをずっと受けたいなと思っていた。
屋久島に行こうと思ったとき、それを思い出した。
そして、出会えたのがAYAKOさんのアロマサンドリーズだったのだ。

3. ボイスヒーリングで得たかったもの

わたしは、「自己統合」したと書いた。

けれど、実は事前ヒーリングでAYAKOさんに相談したのは、自己統合したいということではなかった。

自分と他人との境界線を作りたい

わたしは、AYAKOさんにこう言ったのだ。

わたしには悩んでいることがあった。
1年前から、わたしは自分の体内を流れるエネルギーを感じるようになった。きっかけは、いわゆる「エネルギー交流」というものだ。
誰かのエネルギーがわたしの中に四六時中入ってくる。
下から上へゴウゴウと流れるエネルギーが自分のものなのか他人のものなのか、いいものなのか悪いものなのか、何もよくわからない。

自分の中がうるさくて混乱する。
自分の中にあるいろいろが、自分の感情なのか他人の感情なのかエゴなのかわからないので、行動の方向が定まらないのだ。
そして、自分の中のいろいろがいつもずれている。
速度も、方向性も、同じ人間の中にあるものとは思えないほど統一感がなく矛盾に満ちている。
自分の中を見つめながら、どれが自分なのかすらよくわからない。
自分がカオスであることに疲れる。

この状態が自己統合の以前の状態だったというのは、Kaloさんの記事を読んで後から知った。

「これは自我の声?それともハイヤーセルフの声?どっちかわからない。」という言葉を耳にしますが。その状態っていうのは、この段階にあります。

Kaloさんの「統合」の意味と経緯 より

つまり、わたしは「自己統合」がしたかったということになる。
このリトリートは目的を完全に果たしたと言えるのだった。

4. 「自己統合」の実感

この後に、Kaloさんの記事はこう続いている。

この忘れ去られていたハイヤーセルフ、光の存在である自分が、だんだんと存在感を増してくると、「アタマで考える」ということから「ハートで感じる」に移行していきます。

Kaloさんの「統合」の意味と経緯 より

これはもう、答えあわせとしてKaloさんの記事に出会ったと思えるくらいドンピシャだった。

前回のこの記事のときのわたしは、半分くらい移行している状態だ。
旅行から帰ってきてから、わたしは完全に移行した。

ある日、友人と知らない場所に向かっていたときのことだ。
交差点の真ん中で、友人がスマホの地図でどちらに曲がるのか確認してくれている。
わたしは、前と右と左を見ながら、確かめていた。
左を向いたときに、わたしの胸がトクトクと反応した。
友人のスマホと同じ答えだった。

わたしには地図が必要なくなったらしいと気づく。

目的地より大事な場所に連れて行ってくれたこともあった。
スムーズにいかないとき、それはもっといいものに出会うというサインだった。

出会うひともどんどん変わっていく。
いやなひとには会わない、会っていても「合わない」だけとしか思わないからなのかもしれない。
会うひと会うひとなんで優しいいいひとなんだろう。
もったいないことだ。

屋久島から帰ってきてすぐにKaloさんの記事に出会ったこともそう。
必要なひととものとことと情報が全部順番通りにやってくる。

5.奇跡の理由

控えめにいっても、今回の2日間ボイスヒーリングは奇跡の連続だった。
人生でこんな旅は二度とないかもしれないと思うくらいに、いろいろなものを受け取った旅だった。
わたしにベストなタイミングだったことが一因だと思っている。

一般的にヒーリングは受け取るものだけれど、AYAKOさんは違うと書いた。

そう、「出す」こと、それは「表現する」ことにつながるのかもしれない。
AYAKOさんのヒーリングがヒーリングにとどまらない、特殊だとわたしが思う理由はここにあるのかもしれない。
通常、ヒーリングは一方的に「受け取る ← 」ものだ。
けれど、ボイスヒーリングは自分を「出す → 」必要がある。
逆向きの矢印、それは男性性を表すのかもしれない。

耳から声を出す 〜 AYAKOさんのボイスヒーリング リトリート2日目 お昼のあと@屋久島 より

こう書いたときに、わたしは思った。
仕事というものはなんでもそうなのかもしれないけれど、ヒーリングもその人の考え方が反映されるものなのだということ。
AYAKOさんのヒーリングは「してあげる」一方的なものではなく、本人の力を「引き出す」ものだ。
だから、AYAKOさんはそれぞれの人の中にある ”力” を信じているひとなのだ、たぶん。

ここから先は完全に仮説になる。
わたしはAYAKOさんのヒーリングは ”中級者向け” だと勝手に思っている。
AYAKOさんのヒーリングは、今まで書いてきたみたいに奇跡が連発する、超一流の素晴らしいものだ。

けれど、その恩恵をフルで受け取れない場合もありうると思う。
準備が整っている必要があると思うのだ。
その準備について、気づいたことがいくつか。

①同意

ひとつめは、本人の力を引き出すという性質であることによるところ。
ヒーリングを受けるひとは、自分自身の力を信じている前提のもと、AYAKOさんがそれを引き出すということに「同意」する必要があると思う。
もし本心でそのことに拒否感があればうまく引き出されなくなってしまう。

②自発

次に、受け身では意味がないということ。
ボイスヒーリングは受けるものではなく、自分が「発する」ものだ。
(これに関して、わたしも準備が足りてなかったように思っている。)
発する、ということは自分を表現するということであり、それには恥ずかしさがつきまとう。恥ずかしさ、の裏には周囲への信頼の欠如がある。
AYAKOさんや屋久島への信頼、そして自分から出たものを誰かに「委ねる」(発したものを手放す)度量のようなものが必要とされているように思う。

③真摯

これは、どんな自分でも受け止める覚悟や向き合う勇気のようなもの。
引き出される自分が、綺麗なものとは限らない。見たくない自分や醜い自分かもしれない。全部受け止められなければ、苦しくなるかもしれない。
これはどんなヒーリングでもある。
けれど、わたしの体感ではAYAKOさんの引き出し方は強力で、奥の奥から抉り出されたような気がした。今まで出し切っていたと自分では思っていた奥からさらに引き出されたのだ。だから、自分と向き合い慣れていないひとにはしんどいかもしれないと思った。

④共鳴

場所の力やAYAKOさんと自分が共鳴して新しく作り出される何か。
これはもう、その場にならないとわからないことかもしれない。
けれど、集中力とかコミットとかそういうものが関係している気がする。
あとは、タイミング。
自分が受け取りたいものに合うように整っている状態ということかもしれない。わたしは、「呼ばれていた」と本当に思ったのだ。
これは、相乗効果になる。

⑤伏線

これは、「自己統合」したときのこと で最後に書いた「伏線」のことなのだけれど、たぶん気づく力が別に必要だと思っている。
ヒーリング中にかかわらず、本当は日々のすべてにメッセージは宿っている。けれど気づかないひとは多いということ。
奇跡が起きても気づかないひとはいるだろうなと思う。

こういった全てが、わたしに奇跡が舞い降りてきてくれたことに関連していると思っている。
そして、これを理解してくれるひとはきっと初心者ではないような気がするので、「中級者向け」と書いた。

わたしは、あのとき必要なすべてを、予想の何倍もの濃さで受け取った。
そして、想定していたよりだいぶ先に連れて行ってもらった。
あのとき準備が終わっていなかったら、もらったものを拒否したりしていたかもしれないと想像する。

わたし個人としては、お支払いした金額の数十倍とかそれ以上の価値を受け取ったと感じている。間違いなく「人生が変わった」。

その感謝を込めて、(今回を含めて)全8回ボイスヒーリングの感想という形で、大好きなAYAKOさんへのラブレターを書いてきました。
今回ですべて書ききったので、ここで終わりたいと思います。



▼今回体験したAYAKOさんのボイスヒーリングについてはこちら


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