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会社と人を知り、双方にとって有意義な価値を伝えたい

こんにちは。ジーピーオンライン広報チームです。創業20周年を記念し、「感謝」をテーマに社員の声をお届けするインタビューシリーズの第5弾。今回は、広報チームから入社3年目迎えたムラタが登場します。広報として会社や人の魅力を見出し、どのような考えを持ちながら社外へ価値を届けてきたのか。その思いについてお話を聞きました。

Profile.
広報兼マーケター / ムラタ
広告制作会社で営業やSNSアカウントの運用・プラニングを手掛けた後、当社に入社。創設されたばかりだった広報チームに配属され、自社ブログの運営や各種社外向けのプロモーションを担当している。趣味は読書。オススメしたい本は『星の王子さま』や『アイネクライネナハトムジーク』など。

垣根を越えた自由な発想を形にできる場所へ

―――当社に入社されるきっかけを教えてください。

ムラタ:前職では広告制作会社に勤めていまして、営業をはじめ、SNSのアカウント運用やプランニング業務を担当していました。仕事自体は楽しかったのですが、ご提案する内容によって担当部署が異なり、なかなかスムーズに施策を実現できないといった歯がゆさを感じていました。そのときに、「外部から変えるのは難しいのでは?」と考えるようになっていったんです。

―――そこで、当社で募集していた広報の仕事に出会ったのですね?

ムラタ:そうなんです。広報という立場であれば、部署の垣根を越えて自由な発想で色々な施策を打ち出せるのではないかと思ったんです。

―――当時、広報は創設されたばかりのチームでしたが、そこに不安はありませんでしたか?

ムラタ:全くありませんでした。創設されたばかりの時点で、すでに広報チームは5名体制で採用、営業、社内広報にあたれるように計画されていました。当社の社員規模でこれほどのリソースを割くところに強い熱意を感じましたね。

―――なるほど。それで入社を決めたのですね。では入社当初に手掛けた業務の中で印象深いものは何でしょうか?

ムラタ:当初は、自社のコーポレートサイトの更新やアクセス解析、広告業務などを主に担当していました。その中で、最も印象深いのはサービスページ部分のリニューアルですね。

―――具体的にはどのようなお仕事だったのですか?

ムラタ:これまで制作していたサービスページは、ある程度、Webの知識を持っている方に向けた内容となっていました。それを、もっと多くの方々にも伝わるように制作物ベースに作り変えようと、社内のWebディレクターの方と一緒にリニューアルに取り掛かったのですが、なかなかうまくいかず……。

―――何が難しかったのでしょう?

ムラタ:どこにどんなテキストを入れて、どうやってユーザーを誘導するのかを深く考えることができず、なんとなく作ったワイヤーフレームを提出してしまい、「これでは、ダメです」とキッパリと言われてしまいました。最終的には、周囲の方々からサポートしていただきながら完成させました。

―――その経験によって、何かご自身に変化などはありましたか?

ムラタ:はい。少しでもその状況を変えたいと思い、今お話した設計に関しては、未だに勉強中です。また、Web制作会社の広報として働く以上、制作に関する知識は欠かせないと感じたので、HTMLやCSSのことを勉強するように心掛けました。テキストを購入し、HTMLエディタをダウンロードして自宅でサンプルページを地道に作ったりしていましたね。少しでもWebの知識を持つことで、Web制作について理解できるだけでなく、デザイナーやエンジニアの方々とも意思疎通ができて、自社サイトをどう変えたいのかを伝わる形で伝えられるようになりたいと思っていました。

―――そのときは、仕事に辛さを感じなかったのですか?

ムラタ:正直、辛かったです。すべては自分の知識や経験不足なので、どうすれば未熟な自分から一人前になれるかと思い悩む日々でした。それでも気持ちが折れずに仕事に取り組むことができたのは、私のレベルに合わせて業務を割り振るなど、周囲の方々が気付かないところで色々と配慮をしてくださっていたからだと思います。

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マーケターとしての価値を磨き続ける

―――営業広報を1年間担当してから、マーケティングディビジョンにも所属されたのですね?

ムラタ:そうなんです。営業広報の仕事に取り組む中で、例えば「広告を出そう!」となっても、「当社のどんな魅力を伝えるのか」や「広告を通して何を伝えるべきか」といった部分がとても難しくて。そこからマーケティングに関心を持つようになり、面談の際に一度話していたことを覚えてくれていたのか、マーケティングをおこなう部署にお声がけいただきました。

―――そういう経緯があったのですね。では、これまでの仕事を振り返ったときに、いちばん成果を感じられた仕事は何でしたか?

ムラタ:広報と平行してマーケターとしての役割も担ったので、その両方のスキルを学ぶきっかけとなったのは自社ブログの運用でしょうか。まったくゼロの状態から自社ブログを立ち上げて、マーケティングの視点を取り入れながら運用に乗り出しました。

―――どのような流れで制作をされたのですか?

ムラタ:数名の社員とカスタマージャーニーマップを作成し、ターゲットがサイトリニューアルの検討から発注するまでの間に、“いつ、何について悩み、どんな行動を起こして解決するのか”を予想し、その要素を洗い出しました。そこからニーズを抽出し、記事のテーマを作成していく流れでした。

―――なるほど。テーマもそうですが、より多くの人に記事を読んでいただくためのキーワードの選定も難しそうですね?

ムラタ:そうなんです。ここで間違うと、どれだけ苦労して記事を書いても検索されずにPV数が伸び悩んでしまいます。なので、実際にどのようなキーワードが検索窓に打ち込まれるか。また、検索数などを収集・比較しながら適切なキーワードを選んでいました。

―――気が遠くなるような地道な業務ですね(笑)。それだけ苦労して作成した自社ブログの成果はどうだったのですか?

ムラタ:さまざまな施策を同時におこなっているので、一概に成果を言うのは難しいのですが、徐々にPV数はあがっていきました。2019年11月にブログ運営を開始し、翌年度には問い合わせ数が3倍に。とある記事がきっかけとなって案件を受注できたこともあります。

―――立派な成果をあげられたのですね!

ムラタ:本当に地道な作業の連続だったのですが、コツコツと続けてきて良かったと思いました。何より、Webのプロである社内のみなさんが忙しい仕事の合間をぬって、ブログの記事を書いてくださったことへの感謝は言葉では言い尽くせないほどです。また、そうした成果を得られたことは、Web制作会社として「上質で有益な情報をちゃんと発信できているんだ」という実感を得ることができました。

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マーティングの力で、さらなる成長を後押ししたい

―――マーケターの立場として、当社の魅力をどのように見つけようとしてきましたか?

ムラタ:手探り状態ではあるのですが、さまざまな取り組みをおこないました。例えば、社員の方々に向けて「当社の強みは何だと思いますか?」とアンケートを実施したことがあります。お客さまからどのような部分を評価していただいているのかなどを細かく調査しました。

―――そこから、お客さまの言葉を拾うことで強みを見つけようとしたのですね。

ムラタ:あと、お客さまとのお打ち合わせに同席したこともあります。お客さまがどれくらいWebの知識を持ち、Web施策に対して熱意があって、何を決め手に発注先を選ぼうとされているのかなどを知ることができました。

―――お客さまの視点から当社の魅力を考えようとされたと。

ムラタ:はい。社内ではクリエイティブグループの勉強会にも参加させていただきました。どんな技術を学習されているのかを知って、お客さまに何らかの形でアプローチできないかと考えてのことです。まだまだ、成果までは行き着いていませんが、そうした取り組みの中で当社が持つ魅力と、外部に発信すべき価値を繋ぎ合わせてきたいです。

―――その力を高めながら、マーケターとしてどんな目標達成を描いていますか?

ムラタ:ひとつは、当社の魅力をニーズに合わせた形に変換し、発信することで新規顧客の獲得が可能になるはずです。その過程で、自社の強みを改めて定義する。そして、顧客に合わせた切り口を検討し、適切なアプローチをおこなうこと。この一連の流れを軌道に乗せることができれば、また見えてくるものがあるのかなと思っています。

―――では、最後に20周年を迎えられた感想をお伺いできますか?

ムラタ:私はまだ3年目で最近のジーピーオンラインしか知りませんが、20年の間にさまざまな方の努力があって今があることを広報の業務を通して実感しました。一緒に20周年という節目を迎えられたことを大変嬉しく思っています。また個人の思いとしては、広報として肩書にとらわれずにマルチに動ける業務に就けたことにとても感謝をしています。新しい取り組みとして始まったマーケティングディビジョンにもお声がけいただいたことも嬉しいです。そうした新しく立ち上がるチームに入っても、しっかりと業務に取り組めたのは、周囲の方々による支えのおかげです。何より、マネージャーさんは私の性格まで理解して、これまで何度も励ましてくださいました。その思いにお応えするため、今後も知らないことに物怖じすることなく、積極的に前進していきたいですね。

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