ポイント交換提携［顧客ロイヤルティ・地域・パートナーとの連携強化］
こんにちは！プラットフォームビジネス部の加藤です！
今回は「企業間のポイント交換提携」について、お話したいと思います。
近年、貯めたポイントを他の共通ポイントや電子マネーポイント、マイルなどに交換ができるポイントサービスが増えています。
身近なものですと、クレジットカードで貯まるポイントですが、ポイントの交換景品の一つに共通ポイントやマイル等が置かれており、貯めたポイントから交換することができます。
最近ですと、電力・ガス事業者も独自のポイントを発行しておりますが、これらも交換ラインナップに共通ポイント等をおいているものが多いです。
その他にも、家電メーカーや銀行で貯まるポイントでも共通ポイント等への交換を採用しており、様々なサービスでポイント交換が進んでおります。
共通ポイントは数千万人の会員基盤があり、普段の生活で貯めている方が多いので、広く消費者に喜ばれる景品としては最適です。そして、少額でも喜ばれるのもポイントの特長の一つです。100円のボールペンより、普段貯めている100円分のポイントを貰えた方が嬉しいですね。
企業独自のポイントサービスの立上げも増えるなか、ポイント交換を導入する企業も増えておりますので、今回は、「企業におけるポイント交換のメリット」を簡単にまとめます。
～企業におけるポイント交換のメリット～
・自社ポイントの価値アップ
ポイント交換の景品に人気のポイントやマイルを置くことで、自社ポイントの魅力度をあげることができます。ユーザのポイント貯蔵意欲を形成するには、ポイントの利便性を上げていく必要がありますが、自力で用意するには過大な時間とコストがかかります。そのため、人気ポイントを交換景品に置くことが有効な手段となります。
・景品コストの圧縮
ポイント交換はオンラインで完結しますので、現物景品のように配送のコストがかからず、在庫管理が不要です。そのため、現物景品と比較して、配送や運用のコストを圧縮することができます。
・ユーザビリティ
これも現物景品との比較になりますが、会員の住所情報を取得する必要がありません。交換先ポイントの会員番号等をいれてもらうことでポイント付与ができます。
ポイントサービスによって異なりますが、最短翌日にポイント付与できますので、会員満足度の向上にもなります。
・露出効果や共同施策
まず、事業者間でポイント交換提携することそのものが、ニュースでとりあげられたり、露出アップにつながります。
共通ポイント事業者とポイント交換提携した場合などは、ケースによりますが、共通ポイント事業者側のサイト内に提携サービスとして掲出されます。加えて、共通ポイント事業者側の施策でポイント交換時に付与ポイント増量キャンペーンが実施されることもありますので、自社会員とのコミュニケーション機会増や会員活性化の効果を得ることができます。
以上、ポイント交換における主なメリットとなります。
自社ポイントの価値アップには時間をかけず、ポイント交換をうまく利用することで、成長スピードを加速させることもできるのではと考えております。
地域やパートナーとの連携強化
続いては、企業間のサービス連携や送客を目的としたポイント交換についてお話しします。
前段で述べたメリットに加え、企業間でポイント交換提携を組むことは送客を実現することにつながります。ポイント交換という手段を介して、交換元企業のお客様が交換先企業のサービスと接点をもつことになるためです。
相互にポイント交換し合えば、相互送客の取り組みにもなります。
ポイント交換を通じて、外部サービスやグループ企業、地域や特定コミュニティとの連携強化などを実現することができるのです。
また、本業の協業パートナーとのアライアンス強化を主軸において、協業パートナーが発行するポイントと交換提携するケースなどの例もあります。
当社では独自ポイントをもつ企業様と繋がっておりますので、最近ではサービス連携に関連したポイント交換提携に関する相談を受けることも多くなっています。
ポイント引当金への対応
最後にポイント引当金に関するお悩みもよく聞きますので、少し触れさせていただきます。企業によって実際の会計処理は異なるかと思いますが、ポイントを発行する多くの企業では、将来使用されると見込まれる額を引当金として負債計上しています。そのため、ポイントが利用されないとポイント引当金が膨らみ、業績の足枷になっているという声があります。
その際にも、ポイント交換が効きます。自社の会員属性にあったポイント交換先をラインナップすることで、ポイントの利用が進み、ポイント負債を軽減することができます。
以上のようにポイント交換と一言でいっても、企業にとって様々な活かし方があります。
当社はポイント交換のプラットフォームを通じて、企業様が抱える課題にお応えしておりますので、お気軽にご相談ください。