「家族の健康を守る」ヘルスケアスタートアップの起業家が語る「スマートバスマット」の開発思想
東京大学発ヘルスケアスタートアップのissin（イッシン）株式会社の代表取締役CEOである程（テイ）氏の、自身の起業体験と健康への意識転換。学生時代の成功体験から多忙になり健康をおろそかにしていた程氏が、自身の健康問題をきっかけに「スマートバスマット」を開発。スマートバスマットの開発思想と共に、「無意識の健康管理」の重要性を伺いました。
自身の健康の危機とダイエットの成功体験
私は学生時代にpopIn株式会社を起業し、2018年には、照明一体型3in1プロジェクター「popIn Aladdin」を生み出し、ヒット商品に育て上げました。おかげさまで事業は成長しましたが、仕事の忙しさに追われ、自分自身の健康に目を向けることができませんでした。
その結果、健康診断で「F判定」の結果を受けることとなり、「これはまずい！！」と思いました。そこで私は、会社の仲間とダイエットグループを結成し、食事や運動に注意を払い、体重を減らす努力をしました。結果として、体重を7キロ減らすことに成功。すると、健康状態も改善され、健康診断の数値も良くなりました。
調べてみたところ、体重は、その人の健康状態を示す一番わかりやすい指標だとわかりました。知り合いの医療関係者に聞いても、皆さん口を揃えて「体重に注意しなさい」と言います。世の中では、さまざまな体重計が販売されていますが、体重をちゃんと管理できている人は、意外といません。
スマートバスマットの誕生。目的は「無意識の健康管理」
こうした自分の体験から、ヘルスケアの領域へ挑戦することになりました。まずは体重管理。体重計は、機能が豊富であることよりも、毎日使い続けられるシンプルな設計が重要であると考えました。
市販の体重計を片っ端から購入し、研究・実験を繰り返し、出来上がったのがスマートバスマットです。毎日のお風呂上がりに、意識せずとも自然に体重を測れて、記録や管理もできる。「体重管理を続けられること」にフォーカスして設計しました。
データはWi-Fi経由でクラウドに保存され、アプリで管理が可能。1台で8人まで登録可、バスマット部分は洗濯できる。
我々の商品は、「無意識の健康管理」で、自身の健康を管理し、病気を予防することを目的としています。それにより、医療への負担を軽減し、ひとりひとりが健康で長生きできる環境を作り出すことが可能となります。私の理想は、ぐうたらでもめんどうくさがりでも、日常的に健康状態をチェックできる環境を提供することです。
「家族の健康を守る」選択を
スマートバスマットは、1台で家族全員の体重管理が可能です。自身の健康を簡単に管理でき、そして、大切な家族の健康管理にも役立ちます。一緒に暮らしていても、離れて暮らしていても、スマートバスマットを使うことで、「家族の健康を守る」ことにつながると思っています。
自身の健康と、家族のために、スマートバスマットを利用して「無意識の健康管理」を始めてみてください。
■スマートバスマット公式HP
「スマートバスマット」は、お風呂上がりに乗るだけで体重測定など自動で健康管理ができるヘルスケア製品。2023年6月現在、「健康維持モード」「ダイエットモード」「チャイルドモード」「マタニティモード」「ベビーモード」「ペットモード」の6つの体重管理モードが実装されており、ユーザーのライフスタイルに沿ったサービスを展開。
2022年4月7日に商品発表をし、先行予約数が3,000台突破。2022年11月の正式販売開始以来、2023年3月末時点で累計販売台数10,000台を突破、ユーザー数は約15,000人。全国大手量販店をはじめ約350の店舗で販売中。
・製品名：スマートバスマット
・販売価格：16,980円（税、送料込）
・購入方法：https://issin.cc/
・カラー（バスマット部）：グレー、ダークグレー、グリーン
・サイズ：600 x 390 x 20mm
・商品機能：Bluetooth機能、専用アプリ（iOS / Android）、充電式（電源ケーブル・電源アダプター付属）
・問い合わせ先：issin株式会社（https://issin.cc/pages/support）
