アーティストの実態はミニマリスト?

みなさんは、
サカナクションというバンドは好きですか?

僕は、もうめちゃくちゃ好き!
って訳ではないのですが楽曲は良く聴きます。

楽曲はもちろんなのですが、
フロントマンの山口一郎氏の音楽との向き合い方が
かなり哲学的で業界を超えて深く思考されているなと
いうのがいつも伝わってきます。

GIZMODOのインタビュー記事では、
こんなことを語っていました。

僕らはデビューしてもう11年経つので
初期衝動だけで音楽を作るような
そういう無責任な形にはなれなくて。

サカナクションが好きな方であれば
SNS上から山口一郎氏の多忙ぶりは既知かと思います。

バンドでの活動以外にも
多方面で精力的に活躍されていますよね。

楽曲の制作については、
上記のインタビューでも語られていますが

僕は1曲できるまでに
70パターンぐらいの歌詞を書くんです
同じメロディーで。

このように、
音楽に限らず建築や料理などさまざまな業界で
『作品』として生み出されて完成するまでって
ある種ミニマリズムなのではないかなと思いました。

インプットやアウトプットはもちろん
人それぞれ方法が違うので一概には言えませんが。

まず、
どういう物を作ろうかと言うところから始まり

いろんなインプットをしていき
データベースが混沌としていき
最終的にソリッドに仕上げられる。

ミニマリズムの大義は
『必要最低限』と『最適化』だと思っています。

音楽も限られた容量の中で
その時のベストを表現をするために
自身の混沌の中からテーマに向かって最適化を測り
最後は作品としてソリッドな物になります。

サカナクションもしかり、
バンドマンの楽曲制作の話しって
語られている記事の頭数は多くないです。

しかし、
SNSやその数少ない記事を読んでみると
作品が出来るまでのプロセスってかなり
ミニマリズムと似通っているなと思いました。

山口一郎氏は、
ミニマリストでは無いとは思いますが
普段からそう言った思考をされている方が
本当にミニマリストになったら
一体どんなミニマリストになるんだろうと
すごく興味があります。

ミニマリストというのは、
考え方やライフスタイルであって職業ではないので
ミニマリストを自称をしている人の数だけ
カラーがあって当然だと思います。

僕が、興味を持つのは
そう言った思考をプロとしてされている人が
ミニマリズムと言う型枠にはまったときに
どんなものが生まれてどんな表現がなされるか。
これです。

現代でみんなが『なるほどね』となるのはやはり
スティーブ・ジョブズではないかなとは思うのですが
もしあの人が〇〇だったらのような形式で
というのを想像してみました。

シンプルにするため
ソリッドにするため
そのために思考を重ねる。

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