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「はたらくプロジェクト」オンライントークLIVEイベントに登壇しました。

こんにちは。ゼネラルパートナーズです。

9月27日に開催された「IBDはたらくプロジェクト」主催の「はたらくプロジェクト」オンライントークLIVEイベントに、ゼネラルパートナーズの藤大介が登壇しました。

IBDイベント10

藤は、ゼネラルパートナーズが運営する難病の方専門の就労移行支援事業所「ベネファイ」で施設長を務めた経験もあり、イベントでは難病患者さんの就職活動や就労支援を中心にお話しさせていただきました。

今回は、その一部をお伝えします。


■言語化することが重要

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司会のお侍ちゃんさんからも「病歴や症状はひとそれぞれ違うので、言葉で相手に準備しておいたほうがいいか?」との質問がありました。

藤:面接官の方が不安にならないような、誤解されないような表現で、例えば、通院が月に何回、トイレは何回くらいで一回につき何分かかるかを具体的に伝えるということが重要だと思います。

病気のことを知らない方には、なかなか症状をイメージしづらいということがあるので事前に言葉にしておく。また、サポーターに関してもどういった方にどういったサポートをしたらいいのかを整理するためにも書き出しておいたほうがいいです。

企業に病状を伝える際の方法など、事例を交えながら説明しました。

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▲就労移行支援事業所「ベネファイ」でも使用している
言語化するためのツール

そのほかにも、藤からは、会社にはどのタイミングでどのように病状を伝えるのがいいのかなど、病気を抱えながら就職活動をする方へのアドバイスや一緒に登壇したマイナビ編集長の高橋さんからも、コロナ禍における就職活動の最新動向や病気を抱える方から応募があった際の企業側の考えなど、具体的なお話もありました。

この模様は、アーカイブ配信されています。難病を抱える方だけではなく、これから就職活動をされる方にも参考になると感じました。


■最後に~登壇を終えた藤からIBD患者さんへ


印象的だったのは、「病気に加えて人より頑張らないといけないのか」という質問が寄せられたことでした。これまでお会いした複数のIBDの方からも同じセリフを聞いたことがあります。

「治療をするために生きているわけではない」

体調が悪い時は、経験していない者には分からない辛さがあると思います。ただし、病気を理由にご自身の人生に制限を設けてしまっては、それこそ「治療をするための人生」になってしまうと思います。

すべての労働者にとって、仕事は「やりたいこと」と「やりたくないこと」どちらもあります。「やりたいこと」が概ねできていれば、「やりたくないこと」も大抵我慢してやれる。人よりも頑張る必要はありませんが、ご自身のやりたいことをやる、送りたい人生を追求することが病気を抱えながら充実した職業生活を送る近道のように感じております。

当日のアンケートでも半数近くの方が誰にも相談したことがないという結果が示されました。まずは、辛い気持ちや就職の不安など、身近なところにいる方やSNSなどのつながりも活用して、吐き出すところから始めていただければと思います。人との対話から、やりたいことが見つけられることもあると思います。ベネファイも、IBDの方にとってつながれる場になればと思います。


▼視聴は、こちらから





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