10分

考えることを蔑ろにしかけている

家にいる時間が明らかに減った
本棚をもう一つ買うまでと、仮の本棚としてローテーブルに積み上げられた本たちの数週間前と変わらない積み上げられ方がそれを物語っている

それと同時に様々なカテゴリーの思考を停止中だ
もうこれはその時間を設けることを避けているに近い

考えれば考えるほど分からなくなっているからもう直感という逃げに足を突っ込んでいるし
ただ過ぎていく甘い時間を自分の中で別のものに変換しようとしている
本当にそれでいいのか

どこかで自分の美学とやらに靄がかかって価値観と意志に目を背けていることが今の私の事実なんだと思う

電車の中でエッセイ本を開いた
価値観に関する章だった

色んな価値観に触れて、自分の価値観と並べる
そこから浮き上がったものを大事にしていたはずなのに、忘れてたことを思い出した

漠然とした不安はきっとそれだ

尊敬する人が身近にいて
その人の考えを自分の言葉で咀嚼したいのにずっと理解できなかった
理解していると勘違いしていることに気づいた
私の言葉のボキャブラリーとか経験値とか、そんなものが足りないと思っていたけど多分違う

自分の価値観を何処に置いて
何を感じていたのか
そこからどう動いたのか
言葉に対して
気持ちに対して
私が必要だったことに蓋をし続けていたのかもしれない


私はずっと本音と距離を置き過ぎてしまったようだ

ちゃんと考えようと思って
まずは10分と目標を決めてnoteを開いたが
気がつけば30分も向き合っていた

これでいい
私はずっとこうしてきたんだもの

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