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大寒とは?

大寒は冬の季節の最後の節気で、二十四節気では24番目にあたる節気です。
1月20日頃から立春(2月4日頃)までの約15日間のことをいい、文字の通り1年で最も寒い時期を表します。

寒さを耐えしのぐ季節ではあるものの、

『 三寒四温 』

という言葉があるように
3日寒い日が続くと4日は暖かくなり、少しずつ春に向かって季節が移り変わっていく時期でもあるのです。

しかし、
日本で言う最も寒い季節を連想するのは2月に入ってからではないでしょうか。

暦と実際の体感する季節のズレは、二十四節気は元が中国で使われていた暦というところにあります。

大寒の次の節気は立春で、暦の上では春を示します。

日本の2月はまだまだ春とは言い難い時期ですが、
二十四節気が作られたとされる中国の『 中原 』は東京を基準とする日本と比べると、1~2ヵ月ほど季節の歩みが早いので二十四節気は納得のいく表しとなっているのです。

大寒の時期の旬の食べ物とは?

春一番に食べられる

山菜のひとつ『 フキノトウ 』

食べると健康になると言われる貴重な卵『 大寒卵 』

大寒に仕込むものは逸品になる「寒仕込み」。
ここでは大寒と食との関わりについてご紹介します。

大寒の時期が旬のフキノトウ

大寒の時期に旬となるのがフキノトウです。
地域の寒暖差によって異なりますが、フキノトウは大寒の頃、厳しい寒さの中でもそっと黄色いつぼみが芽吹きます。
寒さに耐えながら地中で着々と春支度を進め、
雪解けを待たずに顔を出すことから春に最も早く食べられる山菜のひとつ。

アクの強い山菜として有名です。
おひたしや和え物にする場合はアク抜きが必要。
苦味が苦手な方は天ぷらや炒めものなどにして食べると美味しく召し上がれます。

フキノトウが顔を覗かせると春が近いことが感じられますね。

大寒卵って何?

大寒の日に産まれた卵を『 大寒卵 』といいます。

現在のニワトリは1年中卵を産みますが、
昔は寒い季節には産まなかったそうです。

そのため、
冬に産まれる卵はとても貴重なものとされ、その中でも大寒の日に産まれた卵は縁起物として扱われるようになりました。

大寒卵を食べるとこの先1年は健康に過ごすことができ、子どもが食べると体が丈夫になると言われていたそうです。
また、
最も寒い節気の始まりである日に産まれた卵だけに、強運を持っていることから金運をもたらすと言われています。

現在は各地で産まれた大寒卵を取り寄せすることが可能です。ただし、大寒卵は大寒の日に産まれた卵だけなので数に限りがあります。気になる方は早めに予約することをおすすめします。

最後に

大寒という言葉は聞いたことがあっても、
その意味や慣わしなどは知らなかったという方も多いのではないでしょうか。

二十四節気のすべてを行うことは難しいですが、重要とされていた八節の日には食材を食卓に並べてみたり伝統的な行事を行ってみたりすると季節を感じられていいかもしれませんね。

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