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かつて存在した「初心者向け囲碁対局サイトGo-Up!」について(墓標)

■ はじめに

2016/2/22に開設した「初心者向け囲碁対局サイトGo-Up!」は2024/5/31でサービス終了します。

サイトURL

https://go-up-online.com/

ゲーム画面 スクリーンショット

難しいと言われる「囲碁」について、「初心者向け」を銘打ち、美少女が脱ぐドレスアップしたりガチャが引けたりなど、カジュアルに楽しめるサイトを作りました。
多くの人に囲碁を遊んでもらう「囲碁普及」のため試行錯誤しました。

しかし残念ながら成功したとは言えず、反響も少なかったです。
そのため、インターネット上にこのサイトの記録がありません。

「過去にこんな囲碁のサイトがあったんだ…」という墓標です。
サイト作成のきっかけの想いや、初心者向けの工夫の意図、隠し要素のネタバレをしたいと思います。

今後囲碁をテーマにした新たなサービスを作る人が現れた場合、参考になる機能はパクっていただければと思います。
また、「こんなサービスは失敗した」という事実・事例(反面教師)として、屍を越えていってください!

※関連
ゲーム開発者目線での退職エントリも書きました。

■ コンセプト

◆初心者でも勝つ喜びを感じられる「弱い」相手

サイト開設前、ネットで囲碁を打てる環境は
 ▶ 対人ネット対局場
  (KGS, 幽玄の間, 他)
 ▶ COSUMI
がありましたが、
対人対局場は棋力が低い人が非常に少なく、初心者に丁度良い相手がいないです。

2024年のある日のKGS待合室。5級以上がほとんどで、二桁級はほぼいない。
15級だって、初心者ではない。

あと対人だと
 ▶ 変な手を打ったら恥ずかしい
 ▶ 長考して待たせたら申し訳ない
 ▶ マナーに違反してないか心配
  
(マナーもよく分からないし…)
など、日本人らしい慎ましやかな感情が邪魔をするのもネックでした。

また、COSUMIはコンピュータと対局ができますが、最弱のコンピュータが初心者にとっては強すぎる。(良いサイトですが、初心者にとっては辛い)

このLv0、多くの人から「強い」と評され、一桁級の実力を持つとも言われています。
うちの最高レベルに勝つことがあるほど強いです!

GnuGo 3.8 Lv10 にさえ勝ってしまうLv.0さん…

これは初心者ではない…

また、レベル名がLv.1ではなく「Lv.0」なのもすごく良くない。
結構勉強してきた初心者が「自分は0未満のマイナスなのか…」と、心折られます。
まさに初心者キラー。
この手厳しい洗礼の犠牲者を減らしたかった。

◆自分のペースで自由に打てる、コンピュータとの対局

サイトを開発して間もなく、囲碁クエストが登場しました。
大胆にも9路の早碁をメインにしたアプリで、短時間でプレイできるので、ユーザー数が多く、棋力が高くない人も多い環境です。
ただこのコンセプトから時間制限がシビアで、じっくり打てません。
(ほかの対人対局場にも時間制限があります。)

相手が感情のないコンピュータなら、こちらの都合で時間無制限で考えて打てるし、待ったを何度しても文句を言われません。
「こう打つとどうなるのか」、納得いくまで試行錯誤できます。

◆華やかで派手な演出

モノクロームの碁石に木目の碁盤。2種類だけの石は動かない
素の姿はとても地味です。
それを装飾する試みもほぼなかった。

一方、世間で楽しまれる「ゲーム」≒「コンピューターゲーム」は、見た目もカラフルダイナミック

スプラトゥーン(初代:Wii U):2015年5月28日発売
陣地=ナワバリ の広さを競うところは共通している

娯楽として同じ土俵で勝負するため、カジュアルゲームっぽく、
 ▶ 動きのある演出(動作毎のエフェクト)
 ▶ かわいいキャラクター
 ▶ 臨場感を出すBGM
を導入しました。

(見比べるとWii Uどころかスーファミより劣る感じですけど…)

◆明日もプレイしたくなる、楽しい「ゲーム」

コンピューターゲームには、プレイすれば貯まるものがあります。
レベル・アイテム・お金・キャラクター・カード・称号・実績・etc.

囲碁にもレベル=棋力はありますが、真剣に打たないと、いくらやっても上がらないことがある。下がることさえあり、シビア
息抜きに漫然と遊びづらい競技です。

そこで棋力とは別に、遊んだだけ純粋に増えていくコレクション要素を入れました。(ポイント・ガチャ・達成状況・称号・スタンプカード)
負けてもプラスになります!

◆上達のヒントが自然に手に入る

新しい知識を得ることが上達の近道ですが、本を読んだり詰碁を解いたりとか、「勉強」っぽいのはやだと考えました。

なので、対局後のセリフガチャのおまけなど、遊んでる流れに混ぜて目に触れるようにしました。

■ 機能紹介

サイトトップ画面

◆モード

ドレスアップ
 当サイトのウリの萌え囲碁モード。可愛い女の子と対局できます。
 (振興やテコ入れのために萌え美少女を導入するのは、今や官公庁などお堅い分野などでも見られる定石ですが、囲碁ではまだなかったので導入しました。)
 盤面には女の子のイラストが描かれていて、自分の陣地が透けて、夏めいた服装に「ドレスアップ」します。
 つまり「脱衣囲碁」です。

ステップアップ
 可愛い動物と、いつもの碁盤碁石で無難に対局するモード。
 対局記録は共通なので、電車内など配慮が必要な場所でマナーモードとして使えます。
 それだけでなく、「弱い相手と打ちたいけど、萌えはちょっと…」という真面目な人のベーシックな需要も多いと思い、手は抜きませんでした。

▶キッズモード:
 未来の宝、お子様にも安心の、女の子とSNSを隠したモードです。

紹介文もひらがなにしています

◆ユーザー登録

対局履歴・棋譜、隠し要素開放の記録のためにユーザー登録は必要ですが、「こんなゲームにメアドとかを登録したくない」って思いますよね。私もそう思いますw

なので、登録なしですぐプレイを開始でき、初プレイ後に勝手にユーザーを作っちゃう(個人情報とか聞かない)という、斬新な方法を取りました。
こうして、プレイ開始の敷居を低くしています。

ユーザー名も迷っちゃうことがあるので、
勝手に決めちゃいます!

パスワードも勝手に決めて、変更不可なので、このサイトに機密情報を持たせられません
文字数も5文字と短く、他のサービスのパスワードポリシーに違反するため、流用できません。
なので、情報漏洩のリスクはゼロです。

◆コンピュータのレベル設定

入口の敷居は低ければ低いほど良いですが、弱いコンピュータってあまりいないので、自前で作りました。
Lv.0(入門):ルールが分かれば必ず勝てる
Lv.1(初級):勉強の成果が試せる
 手筋がキマる。シチョウ逃げてくれる。ウッテガエシ返されてくれる。
(多くのCPUは先を読み、取られるなら打たないので、気持ち良くなれない。)

また、囲碁はリリース後四千年経ってるゲームなので、棋力の幅がえげつないです。遥かなる高みがとんでもなく高い。
山登り始めたい人に、いきなりエベレストの頂上を見せて萎えさせないように、初めは手軽な近所の山の頂上を見せるようにしています。

Go-Up!では計13レベル用意してますが、はじめはLv.3までを見せ、Lv.4以上は隠してます
初期の最高レベルのLv.3=「上級」に勝ってはじめて、その上の「特級」が新たに出現します。

上級はlibertyという昔のGnuGoを発掘して使用しています。
15級くらいのボットなので、これに勝つには先を読んだり、攻める方向を考えたり、効率的に打ったり、一通りの力が必要になり、初心者から見たら十分強いです。
これに勝ったら「俺強えええーーー!!!!」って思えるように、レベル名は一つの頂上を示す「上級」としています。
途中途中の達成感が、継続のためには必要です。

それ以降のレベル名は、特級・超特級・超々特級・弩級・……・神級、など、どんどんヤバめ・人外な名前にしています。

レベル一覧

勝つことで新たな世界が広がり強くなるモチベーション達成感を得られるようにしています。
成長に繋がる、まさにGo-Up!

上級の後、10級台「入門その後の」上達の壁となる頃です。
しかし、丁度良い棋力のGnuGoがいません。
思春期のようにデリケートな時期急に厳しくする定着しなくなる恐れがあります。
このため、2つのコンピュータ交互に打たせるという力技で、きめ細かな棋力調整をしています。
(一度見逃した急所を次の手番で打ったりする不自然さがあります。りなちゃんの性格の「時々熱くなってしまうことがある」はこのこと。変な性格にしちゃってごめんね。)

◆キャラクター紹介

ステップアップモードでは、十二支+猫が登場します。

ドレスアップモードでは、4人女の子が登場します。
4人ともタイプが異なる、個性豊かなキャラクターとなりました。

● ゆかり (白石ゆかり)

初めに登場し、フロントに立って活躍するので、スタンダードで前向きなキャラクターにしました。
普通の女の子。がんばります。デレマスでいうと島村卯月ちゃん。

1枚目の掛軸の「夢」は、サイトの発展を祈願して私が揮毫しました。

●りな

上級の後に登場する隠れキャラで、初心者さんにとって強い相手になるので、元気があり、勢いでリードしてくれる女の子にしました。

1枚目のセーターの校章囲碁っぽいマークにしました。
2枚目の本は「ひと目の詰碁」「石倉昇のこれでOK 初級突破法」「依田ノート」をイメージしてます。

●あゆみ

大人の女性、てかストレートに言うとエロキャラにしました。お色気担当。
この弩級からサルスベリとか高度な手を放ってくるので、強キャラ感あふれる強烈なキャラクターになったと思います。

対局結果のセリフはちょっと攻めすぎたかも知れませんが、純粋に囲碁の話ですよ!

●りょうか

ラスボスなので、ロリキャラにしました。
ラスボスロリなので、露出度低いけど際どい感じにしました。
何を言ってるのかちょっと良く分かりません。

天然囲碁キチみたいなキャラ設定にしたので、もっとセリフを増やしてあげたかったです。

1枚目の撮影スポットは日本棋院の前の坂っぽいとこです。
2枚目の棋書は「玄玄碁経」

3人目までの女の子の名前は、女流棋士さんの名前を意識してたりします。(加えて絵師さんの名前からも一文字拝借している)

女の子たちのキャラクターを活かして、ストーリーモードを作ったり(似非シリアスなシナリオを考えてた)、サイト外での二次創作・コミカライズ・アニメ化などを夢見たこともあったけど、今思うと希望に満ちていたなと懐かしく思います。

◆対局画面

今の時代、スマホへの対応は必須なので、画面縦横比・解像度・操作(マウス/タッチ)の違いを吸収できるよう作りました。
2Pointモード(盤面タップで仮決定、「OK」ボタンで確定)を使えば、小さい画面でも19路が無理なく打てると思います!(これは他のアプリとかも参考にしてほしい)

打ちたいところをタップし、場所を確認し、
そこで良ければOK。だめならもう一度タップ。
OKボタンは大きいので、いらいらしません。

なんならスマートウォッチでも打てます。画面サイズ1.75インチ。

囲碁の地味なビジュアルに風穴を開けるため、当初から碁盤碁石やエフェクトが変更できたり、碁石がうねうね動く仕組みを用意していたけど、素材の準備が大変で、結局デフォルトのままで終わってしまった。

着手速度は速くできました。待ち時間が長いとタイパ悪いので、良い特徴になったと思います。
逆に「つられて早打ちになっちゃう」という意見があったので、待つようにもできます。

その他もろもろ、お好みで設定できるようにしました。

ヘルプも用意していました。
ルールを知らない方は、ここからチュートリアルが見られるようにしています。

BGMもカジュアルゲームっぽく、ファミコン・スーファミのゲームミュージックっぽいものをこだわって選曲しました。(琴・尺八とかの雅楽にしたら負け)
特に、女の子の水着回(超々○級)は、ファイナルファンタジーの中ボス戦のような臨場感のある曲にし、ラスボスの超々神級は大ボス戦のような荘厳な感じにしました。

コンピュータは投了しません。
初心者のうちは形勢や死活の判断が難しく、勝ってるか負けてるか・どれくらい勝ってるかがはっきり分からないことが多いです。
コンピュータが勝手に投了してしまうと、なんかよく分からんけど勝っちゃった、という微妙なことになります。(せめて投了して良いかを人に確認してほしい)
なのでGo-Up!では、最後まで打ち切れるようにしました。

◆対局結果表示

レベルと勝負に応じたセリフで、ほんの少しストーリー要素を入れています。
また負けた時は、次に負けないためのヒントを出してくれます。一つのレベルに複数のヒントを用意しています。

二眼に繋がるためのヒント。盤面図もつければよかった

アドバイスガチャもありますが、脇道に行かない人も多いでしょうから、メインルート上でもアドバイスします!

連続対局の沼にハメるため、条件を変えて即座にリトライするボタンを配置しました。

◆レーティングシステム

段級位の基準がバラバラ、という囲碁界の課題に対するGo-Up!なりの答え。

コンピュータは上達せず調子の良し悪しもない。
棋力が変化しないコンピュータを基準器にして、人間の棋力を一意に数値化したのが、Go-Up!レーティングです。

囲碁クエストなどでも採用されている、イロレーティングというちゃんとしたシステムをベースにしています。
コンピュータのレート値は、コンピュータ同士の自動対局によって算出しました。
対局結果によって人間のレートを算出しますが、コンピュータ側のレート値は変動させないことで、価値の変わらない不変のレートとしています。

また、レートの数値は他所のレートと間違えないように、まためちゃ強く感じさせるため、わざと大幅にインフレさせています。

戦闘力たったの2500か…ゴミめ…

この考え方は有用だと思うので、信憑性ないうちじゃなく、然るべき機関がこの方法で正規の棋力認定をすればいいのにと思います。

また、レートの上がり具合を2D/3Dグラフでビジュアル的に確認でき、成長を実感できます。
まさに、Go-Up!

3Dグラフはぐるぐる動かせます。

ただ、本サイトは「負けてもプラス」を大切にしましたが、レートはそうはいかず、「下がるのやだから対局しない」となる恐れがあります。

めちゃへこむやつ

なので、これを強く意識させないよう、デフォルトでは増減値を表示しません。(設定変更で表示するようにはできる。)
つらい要素が多い囲碁ですから、モチベーション低下には最大限の配慮が必要です。

◆アドバイスガチャ

カジュアルなゲームといえばスマホのソーシャルゲーム。ソシャゲと言えば「ガチャ」
「ガチャ10連無料!」とか言って、俗な雰囲気を出したかった意図もあります。

遊ぶと貯まるGo-Up!ポイントでガチャを引き、スペシャルイラストのピースと、囲碁のアドバイスを集めます。(時々壊れてどばっと2~3枚出てきます)

スペシャルイラストはどの子もとんでもなく可愛いショットを描いていただけました。これを見るためだけに引いてもらいたいです。

ステップアップの動物もかわいい。

アドバイスの内容は、弱い自分が独自に書いたので、妥当なのか・役に立つのか正直分かりません…

けど、市販の棋書では書いていない、「考え方」のようなことを言葉にしました。

こういう、囲碁のゲーム性の核を、分かりやすく説明する試み自体があまりない。市販の棋書は1ページ目から実戦の例図だし。
ルールは分かったけど、どう打っていいか分からないって話はよく聞くので、そこに一矢報いられたらと思い執筆しました。

秘蔵映像:ガチャ画面撮影用のためだけに買った碁笥

5千円くらいしたような気がする

◆達成状況

横軸:レベル、縦軸:サイズ として、戦績・勝利状況を確認できます。一度でも勝ったところはイラストオープン
いろんなレベル・サイズに挑戦するきっかけになる機能です。特に顔の部分は19路と更に上の枠(小・中・大の全てで勝つ)を開ける必要があるので、広い路数への誘いになってます。(太ももフェチは11路だとか、好みは人それぞれですが…)

右上の「go-roid "λ" is coming soon…」は、軌道に乗ったらエンドコンテンツとして、更に上のレベルのくそ強いコンピュータ(rayとかleelaとか)を導入しようと考えていました。

5人目の女の子の設定も考えてました。ヒューマノイドの女の子で、名前は"λ"(ラムダ)(ギリシャ文字はAlphaGoインスパイア)。機械なので表情を持たず、1,2枚目のイラストでは感情を出さないが、3枚目のイラストで少し嬉し恥ずかしそうに笑顔を見せる。というエモい展開を考えてました。
あととんでもなく強いので、エモだけでなく、とんでもなくエ□くするつもりでした!

残念ならが軌道に乗りませんでした。

◆称号

これもコレクション要素の一つ。
条件と称号名だけで隠し要素を増やせるので、たくさん解放の楽しみを用意しました。全制覇されないようにとにかく数の暴力的に増やしました。
最近追加した「冥王代の記憶」という称号の取得条件は、通算対局日数=18250です。取得に50年は掛かります。ごめんなさい。

全称号の名称・条件と、取得者数・取得率は、後日、サービス終了後の統計情報の記事の中でご紹介します。

条件は大まかに、
▶○○プレイヤー:対局数
▶○○の勲章:勝利数
▶○○の努力:敗北数
▶階級:累計ポイント数
▶フォーチュン:完全ランダム
▶○○の覇者:達成状況の開放率
▶優秀な/素晴らしい○○者:Excellent, Perfect勝利
▶グレード:Go-Up!レート
▶メモリー:通算対局日数
などです。

「レッドゴールドの勲章」や「アクアマリンの努力」などの貴金属宝石の称号で、碁石や碁盤の素材デザインが変更できるようにすればよかったな。

◆チュートリアル

囲碁がはじめての方や、当サイトがはじめての方向けに、囲碁のごく基本的なルールの説明と、当サイトの機能の紹介をするコンテンツです。

櫻井桃華ちゃん
SSRの巡り合わせもあり、うちのプロダクションのファン数トップになっている

私が心酔するアイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ(デレステ)櫻井桃華役のぱるにゃす(照井春佳さん)が囲碁フォーカスの聞き手をされる時に勢いで作った、ご新規さん向け導入コンテンツ
(連日の深夜作業で完成直後に点滴打つことになったのは良い思い出)

この内容も自分で考えています。気を付けたのは以下です。
コウは説明しない
 分かりづらく、「これを理解しないとプレイできない」と思われるとマズいので、説明しません。セキも同様。
二眼も説明しない
 二眼は「囲むと取れる」「囲まれた場所には打てない」「囲まれてても取れれば打てる」というルールから導かれる定理なので、自分で気付いた方が嬉しいし理解が深まると思い、説明しませんでした。
 ただ、優勢だったが目を埋めて全部取られちゃった状況も多く見るので、現代の優しい社会では、丁寧に教えてあげた方がよいのかな、とも思います。

◆スタンプカード

毎日遊びたくなる、を後押しする機能です。
ソシャゲのログインボーナスのように、沼にはめる仕組みの一つです。

継続プレイ報酬の仕組みは、連続ではなく通算にするべきだと思います。
連続にすると、何かの都合で連続プレイが途切れた時、辞める大きなきっかけになってしまいます。(囲碁であそぼ!も連続カウントを今からでも廃止できないでしょうか?私はそれでやめてしまいました…。)

■ 実績

当サイトの8年間の利用状況(プレイ人数・対局数など)や傾向(勝率・レベル毎対局数・Go-Up!レーティング分布など)を、サービス終了後に別記事で纏めました。

COSUMIさんの1日約40,000局、16年間の通算約200,000,000局には遠く及びませんでしたが、なんだかんだでかなり利用してもらっていたのだなぁと思います!

■最後に

繰り返しとなりますが、このサイトはサービス終了します。

しかし、囲碁にとって新規プレイヤーの獲得はすごく重要な課題であり、文化の存続に関わる死活問題だと思います。

当サイトは残念ながら力不足役不足でした。
しかし、入門者・初心者のための優しい囲碁サービス絶対に必要なものだと思っています。

初心者でも勝てて嬉しいツールはありますか?虐殺されないですか?

囲碁観戦を楽しむ「観る碁」を増やすにも、タイトル戦で打たれる19路盤への導入ツールはありますか?厚みや定石の解説が分かるようになりますか?

これらのアンサーとなるツールが存在し、それを必要とする人がそのツールに辿り着ける世界であることを望みます。


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