夜書いた詩

夜が世界の中心だとしたら
普段の僕ははずれている
はずしている

今夜はネットで懐かしいバンドの音楽を見つけたから
世界の中心に近づけるだろうか

あの頃がよみがえる
まるでタイムマシン
描いた未来とは違うけれど
それはそれとして


僕は世界の中心が見えないかと
思いを馳せる
眠れない夜じゃなくて
眠らない夜

明日はといえば
やっぱりのんびり起きればいい
だから世界の中心よ
姿を現してくれないか

タバコなら買いおきがあるよ
酒はいつのまにか呑まなくなってしまったよ

変わってしまったんだろうか
変わらないままなんだろうか
多分両方

きみはどうしているでしょうか
好きだった人
嫌いだった人
夢の中なら会えるのでしょうか
過去は水に流して

夜書いたものは朝読み返した方がいいと言うけれど
今夜の僕はそのまま読んでいただこう
恥ずかしいことは
少し痛くて楽しい

暴走バイクも今なら許せる

世界の中心はまだ見えないけれど
懐かしいバンドが
僕を救ってくれる

佳い夜を

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