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【詩】老人の詩

少しずつ違う毎日に
気づきを得たい

いつもと同じ時間に起きて
静かな時間を過ごす

老人が詩を書いている
まだ希望はあるだろうか

一日が過ぎるのが早い
時間の割合も少なくなっている

夜も老人は
机に向かう

同じようで
ちょっと違う

その違いを
老人は観察する

桜は散って
別の花が咲き始める

老人は
人生を振り返った

こうするしかなかった
独りでうなづいてみた

そこそこの日々を
老人は送っている

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