見出し画像

キーエンスの強さ #27

キーエンスの営業

営業準備 

  • 徹底的なロープレ
    ほぼ毎日こなす
    目的ではなく手段
    瞬発力ではなく、販売促進部からの台本を基に、顧客の属性に応じて変える

  • SFAの活用
    外報のデータや電話の件数・時間などを記録
    他社からの乗り換え、ひいては新規顧客の創出に用いる

  • データ分析の活用
    新規顧客の有望株の特徴や買い替え時期の特定

  • AIの活用
    どんな共通項を持つ顧客に営業をかければ受注率が上がるか

営業時

  • 訪問回数×提案の質

  • スピード感

  • 情報感度

  • ニーズの裏のニーズを探る
    なぜこれが必要なのか?
    これを導入してどんな成果を望むのか?

  • 購買の意思決定者(キーパーソン)を見極める

  • 現場に張り込む

営業後

  • アポ後5分以内の外報作成
    客観的かつ詳細な気づきをまとめ、次回の提案に繋げる

  • 「営業がうまい人」の勝ちパターンをストックし、再現性を高める

キーエンスの商品開発と在庫管理

  • 営業が考える「顧客の潜在的ニーズ」を集め、洗練されたアイデアから製品を開発する
    そのとき、ヒアリング件数は最低でも20-30件

  • 製品は、必要な機能だけを徹底的に尖らせ、差別化する

  • 売上=市場規模×シェアではなく、売上=ターゲットとなる顧客数×受注率、という積み上げ式で考える

  • 顧客が欲しい商品は作らない、なぜならそれはもうニーズとして遅いからだ

  • 完全なファブレスではなく、製造プロセスやそのコストを確認するための子会社を持つことで、製造技術を自社が保有する形をとっている

  • 残り9割は協力会社に委託している

  • 一般的な製造業では、在庫はキャッシュフローを減らし、利益率の悪化を招くため嫌われる。しかし、キーエンスは直近の利益<当日出荷、という優先順位がある

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?