#1 アウトサイダー(1983)

オクラホマ州タルサでは貧困層の若者たち「グリース」と富裕層の若者たち「ソッシュ」が対立していた。グリースの3人、施設帰りでリーダー格のダラス、両親を亡くして兄2人と暮らしているポニーボーイ、ソッシュに殴られた跡の残るジョニーはいつも連れて遊んでいた。
ある晩、ポニーボーイとジョニーはそれぞれの家庭でのいざこざが原因で家を飛び出し、夜の公園で共に過ごしていたところをソッシュに囲まれる。激しいリンチに遭うポニーボーイを助けようとしたジョニーは誤ってソッシュのメンバーを刺殺してしまう....

冒頭とラストに「暗い映画館と～」と主題歌を重複して入れる手法が好き。彼らの青春を疑似体験する事で観客自身の青春を振り返らせ、「君の素晴らしいものをそのまま持ち続けるんだ」とイノセントなメッセージを贈る。
スティーヴィー・ワンダーのStay Goldも相まって何度見てもいい。

１作目にアウトサイダーを選んだ理由は映画の楽しさの１つとして暗闇の中現実を一時忘れて疑似体験をして、映画の世界に自分自身の人生を投影させて感動したり振り返らせ気づきを与えてくれるのが好きだからです。
この作品を見て憧れを抱いた、ちょっと勇気を貰った、考え直した、反省した。
映画の醍醐味は登場人物と喜怒哀楽を共にしてその間一緒に生きることだと思います。
いつの間にか監督や俳優と親しくなってるのが理想的。

商品紹介
このブルーレイは劇場公開版と2005年にコッポラ自身の手で作られたディレクターズカット版両方観れる上に映像特典で大スターになった当時の若手俳優のオーディションが観れるのでお得です。
角川シネマコレクションのブルーレイは作品の選択もさることながら今まで収録してなかった日本語吹替も完備しブックレットが付いたりとかなり頑張っていて所有したい欲が加速します(笑)