【コーチング】【書籍紹介】戦略的質問78 すべてのリーダーが答え、尋ねるべき重要な78の質問
著者 C・クラーク・エプスタイン
ナショナル・スピーカーズ・アソシエーション元会長。コンサルタント、講演家。
どんな本?
「リーダーは質問に答えるべきだ」と思われがちですが、質問するリーダーの方が良くないですか?というのが全体的な趣旨です。
リーダーが適切な質問をすることは、リーダーと部下が良く理解しあい、信頼を深め、共通のゴールに向かって仕事を進める力になります。
リーダーがすべき質問、部下がリーダーにする質問、リーダーが顧客に対してする質問、非常時の質問など、場合にわけて、合計78の質問を列挙し、ひとつひとつについて考察を加えています。
戦略的質問78より 7選
リーダー自身への質問
「リーダーシップとは何ですか?」
・・・78のうち、ひとつ目の質問です。いきなりムズい!
ですが、安心してください。「なんと、この質問には正解がない」と書かれています。この質問を自問自答し、周囲のリーダーにも尋ね、また自問自答を繰り返すことが大切だそうです。
顧客への質問
「なぜわが社と取引するのですか」
「わが社のライバルと取引するのは何故ですか」
顧客のわが社への評価とその理由を知るのに大変有効な質問です。でも、あまり使ったことはありませんでした。ライバル社に対する質問も同様です。のちに私は、これを参考に「(ライバル社名)の商品を使用する理由は何ですか」と尋ねたことがあります。顧客も、何故この質問を今までしなかったのか、こんな話がしたかった、とばかりに、とうとうと本音を明かしてくれました。明日からの戦略が変わること、請け合いです。
部下への質問
「あなたの仕事は、わが社の成功にどう貢献していますか」
・・厳しいっすね(汗)。全般的にこの方の質問は厳しめのようです。しかし、この質問は、部下の仕事の重要性を認識してもらうためのものです。育成ですね。
部下への難しい質問
「私たちリーダーはどんな点であなたの仕事を妨げていますか」
この質問には忍耐と勇気が必要だとされています。なぜか
おそらく「大丈夫です」「特にありません」といった答えが返ってくるからです。その時、心によぎっているはずの本心を見逃してはならないのです。
質問をして、最初はまともに答えが返ってこなかったとしても、諦めてはいけない。質問を重ね、うまく対処し、信頼を築いた後に、もう一度この質問をすれば、違う答えが返ってくるでしょう、、との事です。
たしかに、難しい質問ですね。
他にもたくさん難しい質問があるので、読んでみてください
部下からリーダーへの質問
「私の仕事ぶりをあなたはどうやって知るのですか」
胸に突き刺さりますね。「見ればわかるよ^^!」じゃダメですよね。リーダーは自分への問いとして、もっていないといけないですね。
「あなたはどのように意思決定するのですか」
こんな風に聞いてきた部下はいませんでしたが、これも聞かれたら答えられないとマズいでしょうね。
こんな風に、わりと厳しめの部下という設定かどうかわかりませんが、グサグサ刺さる質問が並んでいます。リーダーの方は、これを胸にしまい、日密に答えられる準備をしておきたいですね。自分のリーダーに対しては、どんどん聞いていこうと思います♪
質問に対して、答えはひとつじゃないですよね。一つの質問があれば、ずっと考え続けることができます。「問い」をたてる、とも言いますよね。質問の力っていいよな、と思いました。
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