家を買う③

今回もお金の話

よく新築マンションのモデルルームや戸建てのオープンハウスなどに行くといきなりアンケートを書かされる。このアンケートに必ずあるのが自己資金という項目。ここにいくらと書くのか?

住宅を買うために貯めてきたお金、全額を記入してはいけない!
住宅を買うと売買代金以外でも結構な金額のお金を遣うから。

1. 印紙代
新築でも中古でも必ずかかる費用。
2. 登記費用
これも新築でも中古でも必ずかかる費用。住宅ローンを利用すると抵当権を設定するので登記費用こ余計にかかる。
3. 住宅ローン借入費用
住宅ローンを利用することでかかる費用がある。でも融資先によっても費用は違うから利用するローンの内容を比較することが必要。
4. 仲介手数料
新築の場合にはかからない。
5. 税金
不動産取得税、固定資産税清算金(中古の場合)

これは取引に直接的にかかる費用で売買代金のおおよそ5〜7%程度だけれども、この他に引っ越し費用も必要。
さらに、移転先の住宅にはカーテンや照明器具が付いていないことがほとんどだから、その費用も必要になる。

これらの購入のために必要な費用を家を買うために貯めたお金から除いた金額が自己資金になる。

新築の場合は青田売り(完成前に売ること)が多いので営業マンは
「約1年も時間がありますから、貯めてください」とか
「ボーナスもまだありますから」とか言うが何があるかわからないから、あくまでも現時点での金額で自己資金を考えること。

それから車のローンやカードローンなどを利用している場合、この残債が住宅ローンの融資額から差し引かれるから検討段階で試算したローン借入可能額が減るので要注意!
場合によっては他のローンの状態によっては借りられなくなってしまうこともあるので住宅ローンを借りる前に、その他の借入を整理すること。

「大きな買い物」だけに費用も相当かかる!と思うことが大切。

コロナで経済も変化しているからとにかく借入には無理をしないことだ。