地元の食材、文化、人々とのつながりを深め、その土地のものを食したことによって生まれる思い出をテーマにしたツアー造成を継続するため、「食の多様性の会」の意見交換会を実施しました。本イベントでは、本事業で協力いただいた飲食店や生産者、地域行政、そして観光庁選定のシェフなど専門家が一堂に会し、それぞれの視点で意見を交わしました。 ガストロノミーツーリズムの今とこれからを語る場 はじめに弊社のブラッドショー千里より、これまでの実施報告とGOTOKUの目指す鹿児島の継続的なガストロ
弊社が展開する鹿児島の魅力を体験するツアー「Kagoshima Unearthed」が、この度アメリカの高級旅行雑誌「コンデナスト・トラベラー」に取り上げられました。 「コンデナスト・トラベラー(Condé Nast Traveler)」とは? 「コンデナスト・トラベラー」は、1987年に創刊された高級旅行雑誌で、アメリカの大手出版社コンデナストが発行しています。この雑誌は、旅行好きやハイエンドなライフスタイルに興味を持つ人々から愛されており、世界中の魅力的な旅行先やラグジ
観光庁事業「地域一体型ガストロノミーツーリズム事業」の一環で、ミシュラン3つ星を獲得した【SÉZANNE】のシェフであるダニエル・カルバード氏、ミシュラン2つ星の【MAZ】のヘッドシェフ サンティアゴ・フェルナンデス氏、コペンハーゲンの3つ星レストラン【NOMA】のシェフ ケビン・ジョン氏(京都のポップアップで来日中)の世界一流シェフ3名を招聘し、鹿児島の豊富な食材の視察をしていただきました。 まず最初に行ったのは「坊津の華」。こちらの窯塩所の塩は海から海水をポンプでくみ上
今回は、観光地域づくり法人(DMO )とのツアー開発事業のために長崎へ行って参りました。工芸体験、食べ物、文化など、この街が提供するものをさらにブラッシュアップすることが主な目的です。有名な観光スポットを超えたさらにその先の、長崎の本質的な真の魅力を反映させることを目標としています。 原爆資料館、グラバー園、出島などの有名な観光スポットが注目を集める一方で、長崎の自然や風土、暮らしや生活様式といった日常文化はまだその裏に隠されたままの状態です。長崎は深く根付いた伝統と歴史を
今回は環境省と株式会社カムイと共に、日本の国立公園を巡る新たなアドベンチャーコンテンツの視察で、日光国立公園の一部、栃木県と福島県の県境にまたがる那須連山へ行ってきました。 那須は日本家屋と活火山温泉で有名な土地で、最も古い温泉は 1,300 年以上の歴史を持つ鹿の湯があります。那須の観光名所であるこの鹿の湯の伝説によると、猟師に撃たれた白鹿がここの温泉に浸かって傷を癒したと言われています。 那須温泉の源泉温度は63~80度と高く、泉質は硫黄泉で、徐々に 48度まで温度が上が
環境省の国立公園における感動体験創出事業の一環で、瀬戸内海エリアを調査してきました。 環境大臣が自然公園法に基づき指定している瀬戸内海国立公園は、日本最古かつ最も広大な国立公園の 1 つで、瀬戸内海に浮かぶ約 3,000 の島々で構成されています。 1934 年に設立されたこの公園は、自然の美しさ、豊かな歴史、文化的意義が見事に融合しています。 しかし、それほど色々な可能性を持ち合わせている日本最大の国立公園といえど、ここにはまだ、持続可能で有意義な観光をするために成長すべき
私たちは、毎日どのようにお金を使うかの選択をしています。 多くの人は、地域経済や地球に対していい影響を与えるような購買決定をしたいと考えているはずです。また同様に、多くの企業も、自社の仕入れに係るコストや雇用方針がどのようにしてプラスの影響をもたらすかを明らかにしたいと考えています。 しかし、皆さんがいつも支払っているその「価格」について、実際にはどれだけ知っているでしょうか? この考えは、これからの観光業においてとても重要な要素になっていくのでは考えています。記事にも書
観光庁の歴史的資源を活用した観光まちづくり推進事業の一環として、兵庫県富岡市の出石に行ってきました。 国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されている出石城下町は、観光業の成長に繋がる可能性をたくさん秘めていますが、いくつか向き合うべき課題があるようです。 歴史的建造物や文化遺産があるにもかかわらず、この地域は鉄道の環境が整っておらず、バスや車でしか行く事ができません。特に海外からの観光客にとってアクセスのしやすさは重要です。 バスや車で30分ほど走った先には城崎町の
環境省の国立公園感動体験事業の開発プロジェクトのアドバイザーとして、今年は全国8ヶ所の観光コンテンツ造成に力を注いでいます。 今回は阿蘇くじゅう国立公園を視察して参りました。 阿蘇は、自然の美しさと文化遺産が見事に融合している場所でした。 阿蘇山では、荘厳なカルデラが一年中観光客を惹きつけています。しかし成長するためには、現在の観光モデルを打破する必要があります。 阿蘇は、主に東アジア市場からのマスツーリズムに大きく影響を受けています。 バスツアーが一般的で、人気のあるエリ
過去3年間、専門アドバイザーと選定委員を務めてきた観光庁による「歴史的資源を活用した観光まちづくり事業」に、今年度も携わらせていただくこととなり、今回は神奈川県の大山へ視察に行って参りました。東京から 1 時間の距離にある大山は、江戸住民にとって歴史的な巡礼地でした。 江戸の火消し、商人、農民たちは、源頼朝の伝統に従い、崇敬として巨大な木刀を神社に集め、大山阿夫利神社の神が雨や水に関連していたことから、大山は様々な職業や農業にとって歴史的に重要な場所となったと言われています
この度、観光庁の「地域一帯型ガストロノミーツーリズムの推進事業」において弊社の事業が採択されました。ガストロノミーツーリズムとは、その土地の気候風土が生んだ食材・習慣・伝統・歴史などによって育まれた食を楽しみ、食文化に触れることを目的としたツーリズムのことを指します。 同事業はインバウンド需要を見据え、地域一体で付加価値の高い地産地消メニューやコンテンツ、食体験造成などに取り組む地域を支援することを目的としています。 当事業名は、Kagoshima Unearthed: U
観光庁による観光再始動事業で、鹿児島市内で大島紬を製造・販売する大瀬商店様のサポートとして、インバウンド市場向けのアドバイザリーをさせていただきました。 このツアーでは、工房や職人さんへアクセスだけではなく、大島紬のお着物を着用したり、香道体験、茶道体験といった文化的コンテンツもお楽しみいただけます。 古き良き伝統技術を守りながら、新しいデザインとプロダクトを提案し続ける大瀬商店。継承者育成のために日々チャレンジし続けていらっしゃいます。 大島紬は夏は涼しく冬は暖かく着心地
2023年度、一般社団法人九州観光機構より業務委託を受け、九州版ゴールデンルート形成事業におけるルート、ならびにコンテンツ造成を行いました。 この事業では、九州全県で4つのルート(各ルート3県以上のエリアを組み込んだもの)を造成するもので、この1年間、九州全域を飛び回った年となりました。 4つのルートをそれぞれのテーマ分けをし、①九州新幹線ルートで福岡・熊本・鹿児島を巡り、シティライフと武家文化を体感できるルート「Cities & Samurai」、②西九州の福岡・佐賀・長
委員およびコーチとして関わった観光庁の「歴史的資源を活用した観光まちづくり」事業についての記事を共有します。 この事業は、持続可能なインバウンド観光のための歴史的な町の開発に焦点を当てています。今年で2年目になりますが、私は始まりから携わらせていただいております。 特に地方地域では、肯定的な成果と結果を生み出すことは非常に困難ですが、このプロジェクトは非常にやりがいのある取り組みであり、日本におけるコミュニティーベース観光開発の複雑さをより深く理解し、経験を積むにつれて、
アウトドア&ライフスタイルを提案するHuckberryのオウンドメディア、Huckberry Channelの番組・DIRT(ダート)が、この度九州を紹介する動画を発表しました。 私たちは九州のコンテンツフィックサーとして、お手伝いさせていただきました! とーーーーってもクールな動画に仕上がっていて、とにかくわくわくしています。 上記をクリックして、是非チェックしてみてください。
2月19日(月)、公益社団法人やまなし観光推進機構主催のオンラインセミナーで「地域資源をどのように輝かせるか?」というタイトルで講演しました。 標高3776.12mの日本一高い山である富士山は、静岡県と山梨県にまたがる観光地として名高いのはもちろんですが、山梨県にはそれ以外にも訪れて頂きたい素晴らしい所が沢山あります。 今回のセミナーには、その魅力をより高めたいという山梨県内の観光事業に関わる方々がご参加されていました。元々ある観光資源、コンテンツの磨き上げ、地域らしさが