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日立台で3戦連続の劇的勝利

5月はホーム日立台でドラマティックな勝利をあげた柏レイソル。

湘南ベルマーレ戦でエース細谷真大が後半アディショナルタイムにシーズン初ゴールを決め、2-1の勝利を収めた。すると続く北海道コンサドーレ札幌戦、ルヴァンカップのアビスパ福岡戦でも劇的な勝利で3戦連続2-1で連勝を飾った。

20年弱ある筆者の記憶の中では、このような出来事は初めてである。少なくとも2023シーズンは後半アディショナルタイムにゴールを決めるなど、ほぼ無かったはずだ。

いくつかの要因はあるが、まずは細谷の復活である。ノーゴールと不振に喘いでいたエースは、U-23アジアカップで重要な2ゴールを決めてレイソルに戻ってきた。そして本来の感覚を取り戻して、難しいクロスをコントロールしゴールネットに突き刺した。

また控え選手の奮闘も欠かせない。水戸ホーリホックから復帰した鵜木郁哉、モンテディオ山形からJ1にステップアップした野田裕喜が結果を残した。出場機会は限られているが、腐らずチャンスをモノにした。

野田のゴールで劇的勝利

そして日立台に宿ったのは、工藤壮人の魂ではないだろうか。昨年、病気により急逝してしまったエースの誕生日は、5月6日である。彼の後継者が復活を遂げたのも、そして3試合も後半アディショナルタイムにゴールを決め勝利出来たのも、天国の工藤が後押ししたのだろう。

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