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右肩上がりの業界でも社員にとってプラスとは限らない

こんにちは。
「世界一簡単なカードゲーム販売の教科書」の著者、後藤寛(ごとうひろし)です。

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世界一簡単なカードゲーム販売の教科書


飲食店やアウトドア用品など、
コロナの影響で大きく売上を落とした業種が多いです。


逆に通販サイトやゲーム市場など、
右肩上がりになった業種もあります。


自分の勤める市場が上がり調子になるのは素晴らしい事ですが、
現場の人間にとって地獄になる事はよくあります。


私は以前勤めていたカードショップもそうでした。


私がカードショップで働き始めたのは今から15年前の2005年で、
遊戯王はGXが始まってしばらくたった頃、デュエマは暗黒期となる
不死鳥編が始まる少し前くらいの事です。


その頃のカードゲームはブームも落ち着いており、
アナログゲーム以外でムシキング・ラブandベリーの
稼働終了が近づいてきた頃でした。


その頃カードショップで販売される主力ゲームは
遊戯王・デュエマ・MTGが3本柱で、そこにお店によって
1~2タイトルくらいを扱う程度でした。


上記のムシキング・ラブandベリーに加え、
ポケモンカード、ガッシュ・ベルか当時プロカードゲームとして押し出されていた
ディメンション・ゼロくらいです。


遊戯やデュエマのカード種類も少なく、
ものすごく働きやすい時期だった記憶しています。


当時の私は念願の遊戯王担当となり、
都心から離れたお店でシングル売上100万円を
初めて達成したりと充実した日々を送っていました。


しかし私がカードショップを退職した2011年頃年には
カードの種類が爆増しており、残業しないと追いつかないレベルになっていました。


・バトルスピリッツ
・ヴァイスシュバルツ
・ヴァンガード
・カオスTCG
・リセ
・ライブバトルカードライブオン
・サンデーVSマガジン
・サンライズクルセイド


アナログゲームだけでもざっとこれだけ増えている上に、
アーケードゲームまで誕生して大変でした。


・ドラゴンクエストバトルロード
・バトライド(仮面ライダー)
・WCCF(サッカー)


さらにスタン落ちの存在しない
遊戯王・デュエマのカード種類が管理しきれないほど
増えているのもヤバかったです。


しかも販売サイクルも上がっており、
当時は数か月に1度のレギュラーパック+αだったのが、
2011年は毎月どころか毎週何かしらの新作が出て
対応に追われる事態になりました。

今はさらにカード種類も販売スピードも増加していて、
メルカリなどのフリマアプリで売上も減っているので
カードショップは大変だと思います。


2011年にカードショップを辞めたのは英断だったと
今でも思っています。


業界が活性化することはいい事なのですが、
比例して現場の仕事量は増えていきます。


それでも給料が上がればいいのですが、ライバルが増えて
利益が減り、社員やバイトの給料は以前と変わらないなんて事も
よくあります。


忙しくなればその分仕組み化したりスタッフを増やして
対応すべきなのですが、利益重視でそれを怠る会社にいると
搾取される一方になります。


右肩上がりの業界にいるもしくは参入する場合、
自分が動かなくても稼げる仕組み化をするか、
労働者ではなく経営者側に回った方がいいです。


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