「もやもや」はとても大事な感覚
埼玉県春日部市で、デイサービスのリーダーをしている作業療法士の後藤です。
みなさん「マインドトーク」って聞いたことがありますか?
人は、1日の中で言葉を使って頭の中で会話しています。
その数は、なんと7万回!!
1.マインドトークは無意識に行われている
たとえば、くもりの日に天気を見て
「なんか気分が重いなー」と、つい気持ちがダウンして
「今日の商談、うまくいくかなぁ」などと考えてしまうことってありますよね。
頭の中で勝手に関係付けて考えてしまうマインドトークによるものなんですね。
また、イヤな思い出をつい思い返し、頭の中で再現し、一人芝居をして、
再び落胆したり後悔する、といったこともマインドトークによるものです。
現実はそうではないのに、です。
気持ちが落ち込んでいるとき、
自己肯定感が下がっているとき、
イライラしてしょうがないときなどは、
このマインドトークで頭がグルグル回って抜けられなくなることもあります。
そしてこのマインドトークは、別の言い方で「自動思考」と呼ばれており、無意識で行われています。
なので、自分では気が付かないことが大半です。
マインドトークで、
「あの上司、本当に◯ソだな」
「あの上司にまた無視された、ムカつく」
「上司のせいでいらいらする!」
のようなマインドトークが毎日行われていれば、そりゃあその上司が嫌いになりますよね。例えば、の話です。笑
2.もやもやはとても重要な感情
管理職をしていると、
ポジティブな感情や
ネガティブな感情が集まってきます。
ネガティブな感情のほうが集まりが良い気がします。笑
ネガティブな感情は、
不安→不満→不信
の順に大きくなっていきます。
だいたい部下の口から言葉や態度として、出てくるときは、もう
「不満」になっています。
不満になってからでも、手を打つことは出来ますが、その解消にはエネルギーとコストが掛かります。
そこで大事なのは、「不安」のうちに解消しておくことです。
不安は、「もやもや」とも言いかえられます。
「もやもや」の厄介なのが、言葉にはしづらいけど、もやもやするところです。
ですが、もやもやを吐き出せると、スッキリします。
人材マネジメントでも、先手で手を打てるので、エネルギーとコストが軽減するはずです。
「もやもや」は、とても重要な感情です。
ただ、「もやもや」が部下の方から黙っていても、打ち明けれることはまずありません。「もやもや」を打ち明けられる、環境設定がとても重要になっていきます。
そのもやもやの解消の為に、うちの部署では、1on1での対話の時間を作っています。
その時間を定期的に作るのが良いですが、
・ミーティングの後
・ミスをした後
・元気ががなさそうなとき
・役割を振った後
・新しい職員が入った後
などがもやもやしやすいポイントなので、そのタイミングがポイントです。
「もやもや」を解消して、雰囲気の良い職場を作りましょう!
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