介護業界において主婦が最強の人財である理由
こんにちは。埼玉県春日部市のデイサービスでリーダーをしている後藤と言います。作業療法士の資格をとって、9年目が経ちました。
管理職をし始めて、1年強になります。
今回のテーマは、
「介護業界において主婦が最強の人財である理由」
についてです。
出典:公益財団法人介護労働安定センター「平成26年度介護労働実態調査」
上記の表で見る通り、介護業界で働く人では、男女比で圧倒的に女性の方が多いです。
特に、40代以降の割合が60%近くに上ります。
その殆どが、既婚者または、結婚歴のある方です。
当デイサービスでも、女性のスタッフは100%主婦です。
私も、この業界で働いていての実感ですが、
介護業界は、「主婦が支えている」といっても過言ではないと思います。
医療介護業界で求められる能力として、
職業的スキル+社会的スキル
があります。
主婦は、職業的スキルはもちろんのこと、社会的スキルの圧倒的に高いと感じています。
主婦の得意としているスキルとして
・同時並行スキル
・観察力・洞察力
・コミュニケーションスキル
があり、これは医療・介護業界には必須のスキルと言えます。
1.同時並行スキル
同時並行スキルには、効率化、段取り力、並行処理スキルが入ります。
主婦は、子育て経験がある方多く、目まぐるしく状況が変わる育児と家事を同時にこなし、かつ仕事も行っています。
しかも、仕事内容にもミスが少なく、丁寧にこなしてくれています。
また、主婦は男性に比べると、時間内に仕事を完了する能力にも長けていると思います。就業時間も残業が出来ないことから、時間配分能力に優れ無駄がないです。
2.観察力、洞察力
次に、観察力と洞察力です。
いわば、【気づく力】です。
介護の場面では、対象となる方は高齢者が多く、日によって、または1日の中でも、調子の変化が現れることがあります。
数値に現れるような、「なんか変だな?」というようなちょっとした変化にも気づいてくれて、助言をくれます。小さい変化を捉えることが出来ることで、大きなアクシデントにならずに済みます。
これも子育ての経験によるものが大きいと思います。
体調を崩しやすく、自分からそれを訴えられない子供を相手にしているからです。
観察、洞察力には、目配り、気配り、心配りが含まれます。
ほんとにこのスキルには、頭が下がります。
3.コミュニケーションスキル
最期に、コミュニケーションスキルです。
女性は、共感能力と情報収集スキルに優れていると思います。
相手の心情を想像して共感する能力、これは医療、介護業界では大変重要なスキルと言えますが、これも主婦には敵いません。
本当に自分がいかに鈍感か思い知らされます。
また、情報共有スキル。
女性は、生存本能からも情報収集スキルに優れていると思います。
時に、その情報収集、共有能力に恐れを抱くこともありますが 笑
クライアントの情報を共有する面で言えば、大変貴重な能力となります。
今回は、「介護業界において主婦が最強の人財である理由」
について考えてみました。
専門的スキルももちろん重要ですが、社会的スキルも大変重要になってきます。
特に、主婦は社会的スキルが、抜群に高いです。
その強みを知り、その力を十分に発揮してもらえるよう、マネジメントして行けることが大事だと考えます。
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