遠くに行きたいならみんなで。
Zepp Nambaに先輩のシンガーソングライターボーカルグループSTAYG(ステイジー)を見にいってきた。
インディーズミュージシャンは普段100人、200人規模のライブハウスで音楽をやっている。そこを埋めれるだけでも素晴らしい。
そんな中スタンディング2000人のライブハウスをいっぱいにするのはもうものすごいことだ。もはやZeppを借りようとする気持ちだけでもやばい。というレベルの場所だ。
しょっぱなからすごいとかやばいとか、雑な感想を書いているけれど、あえてその言葉にしておきたいよなということがあるみたいだ。
STAYGって書いてある。本当にやるんだ、と記念撮影。こういうのは照れ臭いのでいつも無人で撮るのが習慣…
知っている人たちがZeppのステージに立っている。本当に立っている。すごい服着てる。海賊みたいな衣装着てる。ワンマンタイトルはKINGDOM。キングダム=あの漫画が出てきてしまう僕は、馬で戦場を駆け巡る武将と海賊が脳内で混ざって一瞬混乱しそうになった。
とかどうでもいい僕の混乱劇は置いておいて、素晴らしい景色がそこには広がっていた。
仙豆。1粒の栄養価が極めて高く、1粒食べれば軽く10日は飢えを凌げるドラゴンボールで出てくる豆。もう入った瞬間にお腹いっぱい。ぐらいの感動だ。
だけどその感動は時間が経つにつれて薄れていった。代わりにわきあがってきたのは「小さな感謝を心から積み重ねてこの空間があるんだ」という背景と尊敬の念だった。
大きな場所に立っているんじゃない。スイミーが大きな魚に食べられることなく自由に海を泳げるよう、みんなで集まって大きな魚のふりをして自由を手に入れたように、小さな感謝が集まって集まってZepp Nambaという大きなステージはできていたのだ。ドリンクカウンターの横にも花がいっぱい届いていた。
身近なものに幸せを感じて感謝する。最近ずっとそれをできるようになりたくて試行錯誤していた。でもやっぱりSNSを見ていたら数字が気になってしまうし、新曲を出しても反応しない人の方を見てしまいそうになる。「足るを知る」というのは僕にとって今一番大切なテーマだ。
苦しい場面に足りないものを追いかけた場面もあったと思う。でもきっとSTAYGの一人一人がいち人間として近くのものに感謝できる心を旅の中で手に入れてきたんだろうと感じた。
「早く行きたいなら一人で行きなさい」「遠くまで行きたいならみんなで行きなさい」というアフリカのことわざがある。まさに、ここまで来れたのは「みんな」だったからなんだろう。
「一人でなんでもやろうなんて思い上がりだ」と頭では考えていたけど今日STAYGのライブを見れてすこし心と繋がったような気がした。
一人で価値のある人間にならなきゃ。そんな呪縛から解き放ってくれるようなライブだった。見にいけてよかった。
余談。
ライブハウスで歌うことが少なくなった僕。路上ライブもやらなくなった僕。でも、会いに行ったら変わらない笑顔で接してくれる。勝手に寂しい想像をするのは違うなと思えた。
(ちょっと宣伝)
STAYG山本義則くんとの思い出からできた「友達」という曲
山本くんがピアノを弾いてくれてる「心の場所」という曲
よかったら聴いてください:-)
読んでくれてありがとうございます:-D
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