プロ奢ラレヤーに相談したはなし。
少し前にプロ奢ラレヤー(https://twitter.com/taichinakaj)に会ってお話をさせてもらった。
簡単に言うと音楽について、音楽をやってない人から見た意見を聞きに行ったのだけど、そもそもなんのために音楽をやっているのかという原点的なつっこみがあった。
音楽をやること自体が好きなのか、承認欲求を満たすのが目的なのか。
ずっと続けて来たからそれにこだわっているだけなのか。
その日は自分の中でもはっきりとした答えが出なかったのだけれど、ずっと頭の片隅にあって、ふとした時に思い出したりしていた。
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今、ライブ活動を必死にやることをやめ、曲をつくって発表することを土台にした活動に切り替えようとしている。
今までにないペースで公開を前提とした作曲をしていて、その導線をどうするか、どうやって興味を持ってもらえるかを考えている最中だ。
ひとりで黙々と音楽を作る作業は楽しくて、ずっとやっていられる。
小学生の時にスーパーマリオRPGを楽しみすぎて学校に行き忘れた時のような、大人になったらもう感じることもないのかなと思っていた感覚がそこにはあった。
もちろん完成したら聴いてほしい。やるからには評価されたい。
その気持ちは単純な「見せたい」であるけど、承認欲求がないかと言われれば純粋なものではないような気もする。
僕は承認欲求のかたまりだから、あれ以来どう言う気持ちで音楽を発信しているのか少し迷っていたけど、今のやり方にしてみてはっきりしてきた。
音楽を作って、聴いてもらうことが純粋に好きだ。
承認欲求はまた別のところから人生に結びついていて、モノラルのアウトプット端子から同時に出力されていたのだ。
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「マンガ家になりたかった。でもうまくならなくて諦めた。」
そんな話をした時に「今からでもやればいいんじゃないすか?」と言われた。
ずっと続けて来たからそれにこだわっているだけかも、という言葉もその時のものだ。
それからとりあえず絵を描いたり、マンガみたいなものを描いたりしたけど、音楽のように自然と毎日やろうと思えなかった。
絵を描くのは楽しい。マンガもやっぱり下手くそだったけどおもしろかった。
でも、たまにでよかった。
見たり、読んだりするのは毎日でもできる。
夜を貪り尽くすように読みふけって寝不足になる日も少なくない。
これを読んだときのこの気持ちを僕も作りたい。
そう思ったからあの日の僕はマンガ家になりたかったような気がする。
そしてふと思ったのだ。
それが僕にとっての音楽作りなのだと。
音楽という形をとって、僕はマンガ家になっていた。
やりたかったことはやめていなかったのだ。
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誰かに認められたい気持ちはどうしても溢れてくる。
そのために音楽を使っていたりもするけれど
音楽をやっている理由=承認欲求じゃない。
音楽をやること自体が好きなのか、承認欲求を満たすのが目的なのか。
ずっと続けて来たからそれにこだわっているだけなのか。
その答えは
僕は音楽が好き。
だ。
あの日のゲームが、マンガが、作詞になっただけ、作曲になっただけ、編曲になっただけ、そして誰かの前で歌うことになっただけ。
僕の伝えたいことは音楽じゃなくてもできるけど、
音楽をやりたい気持ちは、今のところ代わりが見つかってない。
これからもどんどん作って歌っていこうと思う。
続けていけるように、好きになったら応援してほしい。
感想を言葉にしてくれるだけでも元気が出るし
polca支援や、CHIPファンクラブの入会、
ライブでグッズを買ってくれる具体的な応援は本気でうれしいし助かります。
その分僕も「いいね〜!」ってなるものを作っていくぞ。
そんなわけで、またすぐに悩みそうだけど(笑)今とてもシンプルだ。
勝手にいい人って思われるのめんどくさいってツイートしてましたが、いい人とかそうじゃないとかそういうことは置いといて、僕は勝手に自分にないけど、押し付けがましくない答えに助けられています。
プロ奢さん、あらためてありがとうございました:-)
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