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新商品開発4~水いか一夜干しで足が魚に食べられた物~

1.水いかとは

水いか」とは、九州での「アオリイカ」の呼び方で、日本海側に生息する大型のイカです。高級食材でもあり、「イカの王様」とも呼ばれます。
身は甘く、しっかりした食感です。

水いか」を天日干しをした物を「水いか一夜干し」となります。

料理方法はあぶったり、刺し身、天ぷらなどの調理法で食べられる人気の高いイカです。

2.結論

高級食材の「水いか一夜干し」をそのまま売るのは難しいですが、周りを見て、コレなら、ココだったら勝てるを見つける事です。

五島つばき商店のある、大阪は太平洋側なので「水いか一夜干し」は珍しいですが、日本海側であれば、水揚げがあるので、競合が多いので、そのままの販売では苦しいです。

そして、いつもの「差別化戦略」です。

仕入れさせて頂いております(有)テル鮮魚さん(五島市吉久木町)にお願いして、水いか一夜干しで足が魚に食べられた物があるか聞くと、ありました!

水いか一夜干し」の画像で左が「足がない」、右が「足がある」(正規品、400g)です。

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(有)テル鮮魚さんで400g、3500円税込みとなっております。

水いか」の状態にもよりますが、正規品より割り引いて頂けるので「価格競争力」が付きました。

3.販売した結果

メリット

水いか」が安くて買えるとお客様から評価を頂けました!

デメリット

お客様より、「水いか」の足が美味いんや!とお買い上げにつながらない場合も出てきました。

水いか」自体の水揚げ量が少なく、さらに「足が魚に食べられた物」となると安定供給は難しいです。

4.短所を長所に

デメリットである安定供給が難しい事をお客様に説明して、今、買わないと、もう無いと言う「希少価値」、「プレミアム感」にすれば、短所が長所にもなります。

さらに今は「水いか」だけでも水揚げ量が少ないので、ますます「希少価値」、「プレミアム感」が出てきます。

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