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在宅勤務1日目

緊急事態宣言が発令されて1日目。

LINE×厚労省のアンケート結果では「在宅勤務を行っている人」は「5.4%」とのことで、いかに住み慣れたオフィスを離れて自宅で仕事を行うことの難しさ、マイノリティ感を噛みしめています。

書き手のスペック

あ、ご挨拶が遅れました。

私よねだと申します。

仕事はIT関係の仕事で企画とかディレクションとかしています。もともとは携帯電話の中身、音声をデジタルに変えて電波に乗せて、相手側でその電波をデジタルからアナログにつまり音声に戻してみたいな組み込み系のプログラマー、DTPのデザイナー、Webデザイナー、フロントエンドエンジニア、ディレクター、プロマネ、プランナーと変化しつつ、現場のマネージャー経験もややありなITの人だったりします。

デジタル、ITを生業として、デジタルやITを必要としているお客さまに届けたり、ご提案する立場なので、正直「在宅勤務」「リモートワーク」にさほどアレルギーはないような人間です。

こみ上げる在宅勤務への期待

こんな人間なので在宅勤務がはじめると、子供は学童保育、妻は業務上取り扱う情報がセキュア+歴史が長い旧態依然な会社で努めて在宅勤務にはならない。つまり、住み慣れた自宅で窓の外で揺れる洗濯ものの動きで風を感じつつ、一人の空間で集中して業務ができると企んでいたりしました。

国全体が「緊急事態宣言」を受けたということで

とことろがどっこい、昨日「緊急事態宣言」が発令されたことで、私の在宅勤務スタートと同時に、妻も在宅勤務開始・子供も自宅待機となり家族まるっと「在宅」となったわけです。

職人×父×夫でバランスをとる在宅勤務

そんなわけで、職場であれば自身のスキルと冠せられた役割の名のもとに仕事に集中することができるわけですが、家に妻もいる子供もいるとなると、どうしても「父である自分」「夫である自分」そして「仕事の自分」とをうまくマネジメントする必要があるので、このあたりをいつか俯瞰して改善のネタにできるように、在宅勤務の意識高いスキルというより、仕事も好きだけど家族との時間も好き、妻の手伝いやこどもの相手も気になる男性が、どう折り合いをつけていくのか、そのあたりにフォーカスして書いていくものになります。男性でずっと仕事頑張ってきて「家族のいる場所で仕事!?」なんてことで戸惑っている男性にも参考にしてもらえたらいいなと思い書いています。

あなたを変えることは誰にもできない?

「あなたは馬を水飲み場に連れていくことはできても、馬が水をのむかどうかまではどうにもできない」

アドラー心理学の書籍「嫌われる勇気」にある一節です。

変われない人は馬かよ!って思いますが、、、この変わらない、変化への恐れが人としてというより生き物として脳の根っこに本能に根付いているがゆえに、変化よりも安定を望みます。安堵より不安に反応したり行動できるからこそ危険から回避したりその方法を見出して生き物として進化し永らえてきた側面もあります。ただこの「命を維持するための不安センサーや安定願望」は人間ではなくワニや爬虫類の頃に備わった脳で、ジャングルでシマウマがライオンやチーターに狙われてしまう、そんな「生か死か」「0か1か」の状況あれば不安と恐怖から一気に戦闘モードに入って全力で逃げるか戦い抵抗する必要があります。だけど今のこの状況は「0・1」ではなく「0~1~10~100~」になっているような状況だと思っています。

あなたが変化しない行動変容を起こさないうちに、世の中やほかの人は1や100やそれ以上に変化するかもしれません。そうすると、あなたには0ではなく「マイナス」がやってきます。そうならないようにすることが僕にはできませんが、あなた自身が他人ではなく自ら「変わるいい機会だな」と思っていただけるような話を書き残していければとも思っています。

「強い者、頭の良い者が生き残るのではない。変化するものが生き残る」

ただ嵐が過ぎるのを待つだけか、環境変化にあわせて行動を変化させるのか、分かれ道だ

今はアドラーの著書より、、、進化論で有名なダーウィンさんの「適者生存」をビジネスになぞらえた書籍「ビジョナリーカンパニー」の言葉の方が適しているかと思います。ひとりひとりが少しでもこの環境の変化に自らも変化に移せるようになれれば。

変わることの重要性は知っている。でも変え方がわからない。

バブルが崩壊しようが、働き方改革が声高叫ばれようが、こうして国家初めての「緊急事態宣言」が発令されても、社会を維持するために最前線の現場でいまなお働き続けている医療関係者やインフラ、ロジスティック、食料品や医薬品販売店を支えられている皆様には敬意を払いつつも、今の状況を少しでも早く終息させるために、サービスや付加価値を生み出す側の仕事をしている人で、その中でも頑なに出勤する男性陣。ワークスタイルもライフスタイルも凝り固まる前に「変えたいと思っているがどうしていいかわからない、何かを失いそうで不安で変えられない」そんな自分と同じような男性陣がwithコロナ時代、Afterコロナ時代、VUCAな時代をよりよく過ごすヒントやきっかけにでもなればと思いました。

在宅勤務1日目

自分の仕事としては先に書いたようにIT側の人間なので、今のところ支障はありません。幸いお客さまも職場のメンバーも慣れはともかくこのご時世テレビ会議を行う環境が整備されてきたので助かっています。またslackなどのチャットツールやbacklogなどの課題管理システムで担当しているプロジェクトの課題管理やメンバーとのやりとりも日常的に行われているので問題はありません。といえ、在宅勤務の諸先輩方が語るよう、職場の仲間とのコミュニケーション、声や気配がぐんと減りますので思った以上に寂しくなりました。💦ZoomやGoogle Hung outを利用して短時間の朝礼やランチ会などを意図的に仕込むべきかと思いました。

在宅勤務1日目の「こんなつもりじゃなかった」

在宅勤務1日目で発生した問題といえば、

妻の仕事環境を整えること

でした。笑

普段から「妻は我が家のCEO兼CFO、僕はCTOです」なんて冗談交じりで言ってますが、今日は情シスおじさん、日通のにいちゃんです。

他の方のリモートワーク投稿で「あー、そうするのね」と見てた「会社のパソコン一式を自宅に送って業務を継続する」がまさにうちの妻でした。
(これはこれで自分の仕事の観点からみるとセキュリティ上とかISMS的にいいのか?とか感じますが、そこはまぁ目を瞑ってます。なんせ緊急事態ですから。💦)

デスクトップパソコンの設置は余裕でしたが、、、盲点だったのが「有線LAN」。。。

無線であれば、すでにwi-fiルーターがあるので、テレビも僕のノートPCも妻のスマホも問題なくインターネットの恩恵にあやかれます。

ただし本日我が家にやってきた彼女の相棒は「デスクトップ機」で「有線LAN」。。結局LANケーブルの差込口が必要ということでこれを満たそうとすると、CATVのネットに繋がっているwi-fiルーターのLANコネクターしかなく、そのルーターを置いてる子供部屋に物理的に妻の相棒を置く方法しかなさそうで(ここにたどり着くまでは2時間ほど、、、)ほんとにいろいろ試したが結局、僕がデスクトップPC時代につかっていたオフィステーブルを子供部屋へ移動→でかい机の移動のため、僕の部屋散らかる・・・壁紙一部損傷(涙)。→子供の勉強机の横に長めのオフィステーブルを設置。で、なんとか彼女と相棒の仕事場を家の中に設置。。。

もう完全に在宅勤務の一日目は彼女の職場の情シスおじさんでした。。。

在宅勤務1日目で意識したこと

デフォルトの状態で「仕事」「父」「夫」と分けることができないオーダーが飛んできます。子供も妻もこの状況に慣れていません。
もちろん僕もです。
なのでここはより柔軟に行くことを心掛けました。

ある程度コントロールできないと人はストレスに感じますので、来そうなものは言われる前に片づけておくイメージです。「〇〇やって!」と言われるとつい「これ終わらせたらやろうと思ってたのにー」と言う奴です。苦笑

在宅勤務1日目の大事なこと。(まとめ)

やっぱり妻・夫が同じ場所にいるわけですから「家事をだれがするか」が課題になります。なので、、、自分がお昼ごはん食べたら洗い物は家族分片づけるとか、一人分だろうが3人分だろうが量的にも時間的にもさほど支障がありませんから。また午後の仕事はじめの気分転換、区切りとしてもちょうどよいタスクです。洗い残しのお皿ってどうしても目につきますから。お互いが仕事を気持ちよくできる環境を維持する観点でも大事です。

どうしても出社する時もありそうですが(私の場合、明日は出勤です。💦)基本的には5/6まではこの在宅勤務の状態が続きます。

会社員だろうがフリーランスだろうが仕事は一人ではできないもの、それは家が仕事場になっても同じこと。さすがに初日なので、みな頭の中での役割分担と実際の環境やタスクが整理されていなくてバタつきましたが、この変化の機会を私自身も適者生存のためのきっかけにできればと思います。


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