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シゴトー流企画立案のススメ

先月に仕事で沖縄に行ってきました。音楽フェスのイベントの仕事でしたが、台風により流れてしまいました。さて、今回は企画づくりについてお話します。

企画を考える流れについて

現在はコンテンツプロデューサーとして活動しています。先月までは広告マンとして活動していましたが、企画の考え方は①目的から考えたコンセプトから②いくつかの方向性を導き出し③方向性に沿ったアイデアに落とします。この三段階の流れのトーナメントになっていないと提案すらできません。で、どこから手をつけるかですが、シゴトー流はどこから考えてもオッケーです。目的は予め設定します。そこから出てきた方向性やアイデアをパズルのようにトーナメントへ組み立てていきます。ここでのポイントは思いついた、考えたものが、どのパーツに該当するのかを整理します。それが方向性なのかアイデアなのか、どの方向性のアイデアなのか。企画の組み立てがうまい人はこのバランスが美しく、ストーリーがあるのです。

アイデアをスクラップ&ビルドする

ところがそうは思うようにいきません。考えついた複数のアイデアが並列にならないことも多々あります。そんなときはアイデアを捨てる必要ことも多々あります。アイデアは100個でも200個でも考えればいいのです。ただアイデアを生む環境をどう作るかは人それぞれ違うので、そこは実践あるのみです。

良い企画と悪い企画

コンテンツプロデュースでもっとも重要なことはコンテンツを活用したストーリー創りです。わたしたちはコンテンツストーリーを描くのがミッションです。うまくストーリーができているのは、良い企画だと言えます。ストーリーに無理があると違和感があります。これは悪い企画です。そのチェックもしないといけませんから、筋が通っているか、面白いうちらしいアイデアが盛り込まれてるかでチェックします。

企画にはどんなスキルがいる?

企画は数をこなす必要があります。わたしは企画については、アイデアを生む自由な発想と整理する論理的思考が必要だと考えます。この両者のバランスが必要です。コンテンツを生むためにはあらゆる手法を用いてアイデアを創出しつつ、論理的に整理していくことで、どのアイデアが足りないかということで、最終的には論理的にアイデアを出すことも必要になってきます。そのためには日頃から考える訓練をしなければいけません。

具体的な企画提案について

まず目的を整理します。先日の新規のクライアントに提案した企画の一例です。子どもが早く走れる運動靴の販促が目的です。一人でも多くの子どもたちが靴を履いてくれるためにどうすればいいか考えます。まずここからブレストが始まります。ほぼ仮説で話は進めます。競合社もどういうことをやっているかで業界のお勉強もします。そこでまず考えたのは「親御さんと子どものコミュニケーション」です。だいたいの靴は子どもに向けてプロモーションしています。子どもの靴は子どもが欲しがるような商品企画だったりします。はっきり言ってそのコミュニケーションは今のままで十分だと結論づけ親子で楽しめるアイデアを提案することに決めました。こうなると企画アイデアの取捨選択はわかりやすく、どのアイデアが強いか振り分けが可能になります。子どもだけしか楽しめないアイデアは捨てます。逆に親御さんが楽しめるものは活かすことになります。実際親御さん向けの教室やイベントなどもやっています。今回は新規ということもあって、アラカルトなメニューにしたテーマを決めた闇鍋戦法にしました。コンセプトは親子で共創できるプロモーションです。相手がどんな企画を望んでいるかを導き出すために、親子コミュニケーション的なオウンドメディアを作るという内容から方向性を導き出しました。学べる、楽しめる、繋がる。方向性はノーマルで設定した上で、出てきたアイデアをこの3つの方向性に整理していきます。今先方がやっている施策も全て分類できます。そして足りないものをやりませんか?と提案したわけです。運動靴がどうやってできるのかは学べるコンテンツへ、YouTubeコンテンツは楽しめるコンテンツ、SNSは繋がるコンテンツへそれぞれ収納します。そして新しいアイデアを提案したものをそれぞれの方向性に振り分けていきます。例えば、TIKTOKで全力疾走始めるよという企画はわたしが全力坂というキーワードから社員が出しました。これは楽しめるコンテンツに振り分けます。他にもプロ野球選手の盗塁王を呼んで学べるコンテンツ化したり、キッズ時計とタイアップして子どもモデルを募集してみて注目を集め、繋がる企画も出てきました。それを整理しドキュメントな落とし提案しました。ちなみに今回予算は度外視して提案しています。これがきちんとしたオリエンからプレゼンの流れの場合はオリエンに沿った提案の規定演技を行いつつ、ずらした(裏切る)提案も行います。オリエン返し&捨て案戦法ですね。このあたりも実際出てきたアイデアから方向性を考え、コンセプトを創る。こうやってトーナメントを逆から創っていくこともあります。結果は予算100万くらいしかかけられないという話が聞けました。次は来夏に何かしましょうという話にはなりましたが、まぁこの予算じゃなーというのが本音ですね。企画提案をすることはお勉強の一環なので今回はこれでOKということでした。また新しい会社に行こう。というのが結論でした。一度このやり方でぜひ企画を考えてみてくださいね。

ご意見、ご感想はどしどしお待ちしています。お悩みなども解決できるかわかりませんが、相談にものります!お気軽にー!!