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広告代理店の限界とは

今日はトラの会🐯というタイガースを応援する会に潜入してきましたよ。民度が高すぎるタイガースの会でして、元日本テレビの方や某タレントのお父さんなどもいらっしゃいました。そんな中一際目立つ謎の鷹ガールのおばさま方に写真を撮ってもらうことを目標にし、達成してまいりました。インスタで#トラの会で検索してもらえればわたしのアカウントから同じ写真が見られますのでご自由にどうぞ。

さて、今回は広告代理店を辞めた理由の一つとして、広告代理店の限界についてお話したいと思います。

広告代理店とは?

そもそもよく耳にする広告代理店。わたしは本質を探るのが好きな性格なので、いったい広告代理店ってどんな役目でどんなビジネスなのかを説明したいと思います。広告代理店とはメディアが無数のお客さんを相手にするのが面倒(クライアントからすると無数のメディアを相手にすることが面倒)なため、仲介役として存在します。口座をたくさん開くのが手間だという点もあります。まず第一にその役割として広告代理店が存在するわけですね。そこから競争があってクリエイティブ競合や商品AE(アカウントエグゼクティブ)ということで、一連を広告代理店に任せるなんてこともでてきて、これも一社に任せた方がスムーズで楽だからなのですね。

面倒なことをやってくれる御用聞き

つまり面倒なことを代わりにやってくれる人たちだということです。ただコンサルティング会社ではありませんので、ほとんどのケースは対価は支払われずに広告の仕事をあげる代わりに面倒なことを押し付けてるだけとも言えます。聞いた話だとクライアントの社長の車を洗ったりすることもあると聞いたことがありますね。

広告代理店の弱点

広告代理店は弱点だらけです。クリエイターは偉そうにプレゼンしますが、(全てではない)この人たちは自ら商品を売ったりしたことがない人たちの集まりです。マーケティング分析をして、、、そんな時代はとっくに終焉していますし方程式でものは売れません。CPOが、、、入り口の話しかできない人たちも要らないですね。ビジネスの本質からズレていて、世の中からもズレている。SNSもろくに運用していない人たちが大半なわけです。こんな人たちになんの価値があるのでしょうか。

ネット広告代理店はもっと終わっている

すぐKPIは?CPAは?と聞きたがるネット広告代理店。KPIは会社の利益をあげることに決まっています。費用対効果が一番高いのは「何もやらないこと」です。理由は2,000円の商品を売るのに10,000円かける行為はLTVで見たら確かに理論的に儲かるのかもしれません。しかしすぐ限界点が見えますし、その考え方に人件費や事務所経費、通販なら電話代は考慮されていません。ネット広告代理店はブランド、ブランディングという言葉を使わないで欲しいですね。点や数字でしか見てない人たちにブランドがわかるはずもない。そこには企業の歴史を語ることもなく、何のストーリーも描けませんし、描くという観点がそもそもないのですね。その点は総合広告代理店に任せる方が明らかにストーリー創りは上手いです。

広告代理店の犯す勘違い

広告代理店は経営陣と話をするケースが多いです。これが勘違いを犯す原因です。なぜ経営陣と話をするのか。答えは一つです。多額の投資行為だからです。それ以外は大したことをしているわけではありません。クライアントの従業員が汗水垂らして稼いでくれてるわけで、広告代理店は1円も稼いでいません。もちろんコミュニケーションの設計がハマって売れるケースも中にはあります。しかし結局売っているのは現場なのです。広告だけでものが売れる、動くことはほとんどあり得ません。広告は企業戦略のほんの一部でしかないのです。

インナーモチベーションに寄与する広告

あくまでも広告は支援と考えるべきです。生活者のインサイトも大事ですがクライアントの現場の方たちが喜んでもらえることを考えなければいけませんし、自信や誇りを持つための広報活動の一貫でなければいけません。その会社やその会社が持つ製品やサービスの歴史や想いを考えて企画を考えるべきです。総合広告代理店が重宝される理由はここにあります。もちろん会社や人によるところもデカいのですが。

加速するインハウス化

ウェブの台頭によって、スピードが要求される時代になりました。広告代理店の限界はここにも歪みがでています。ウェブは24時間動いています。しかしながら8時間という労働のなかで、2/3が動いていないのです。つまりこの8時間はとてつもなく大事な時間になります。動きが遅い会社や人はこの有用しなければいけない8時間を潰しています。それを見兼ねたクライアントのインハウス化が急速に進んでいます。つまり面倒なことも自前でやっていかない時代が来ています。SNS運用も含めて外部に頼むということは今後無くなっていくと考えられます。

どんどん取り残される広告代理店

益々取り残されていく危機感は想像以上だと感じます。メディアに政治的働き方ができる電通や博報堂などの大手を除けば生きていくのが大変です。商品やサービスを自分たちで売っていない広告代理店からSNS運用すらしたことがない広告代理店。時代錯誤もいいところです。もう限界がいま来ています。これからは個々の力が必要な時代です。危機感を持って一つでも多く体験することがとても重要です。広告代理店の良いところを上げるとすると、「視野が広いこと」です。いろんなことに気づけるところが最大の武器であり、その視点が新しいアイデアをもたらすのです。コンテンツプロデュースとは今の時代に必死に食らいつき、生きた経験を積んでいこうというわたしたちの誓いとも言えます。今や広告代理店は過去の産物であり時代遅れの業態なのだとはっきり言えます。これは広告代理店の経営陣に伝えたいメッセージなのです。



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