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売り手市場のリクルーティングに思うこと

わたしは仕事柄野球がライフワークになっています。昨日ようやくヤクルトスワローズの観戦連敗を9で脱出しました!野球の話をすると長くなるのでまたその機会は別に設けます。さて今回はリクルーティングのお話をしていきたいと思います。今回のお話は「売れるネタ」なのですが、わたしの考え方は今は価値がないので、当然無料で提供していこうと思います。

リクルートメディアの営業をまともに聞くな

先日辞退者に関する情報の取り扱いでリクナビが騒がれてましたが、リクナビ、マイナビ、エン・ジャパン、@type、ビズリーチなどさまざまなリクルートメディアがあります。彼らのロジックは一見しっかりしてそうですが、メディアはあくまでもプラットフォームを作って、儲かる仕組みを作ってるに過ぎません。つまり彼らは自分たちに求人を出してもらうことで、ビジネスになってるわけですから、悪気なくあなたたちのリクルーティングをサポートします!と全部の会社に言ってるのです。これが、母数の少ない闘いであればわかります。しかし、リクナビ、マイナビ、エン・ジャパンでおそらく8割を超えるシェアを取り合ってます。つまり、ほとんどの求人はこの戦場に来て闘わなければいけない構造になっています。どういうことかと言いますと、マッチングの場所の提供をするために参加者を募る。言わばカジノみたいなもんですね。きちんと相手の立場と目的を理解した上でどう使うかを考えなければいけません。人事部がリクルートメディアに「全然採用できないじゃないか」と文句言ってるなら、それはリクルートメディアの仕組みも相手の立場も理解しておらず、「うちの会社はバカだ」ということを露呈してるだけなので、人事の担当者変えた方がいいですね。

リクルートメディアを活用してみてわかったこと

わたしたちは零細企業です。零細企業ははっきり言って成果報酬型の人事採用はリスクが高く採用できません。そこで、非成果報酬型の採用しかできません。リクナビ、マイナビ、エン・ジャパンなどほとんどのメジャーなリクルートメディアを活用しましたが、結論は「どこでもいい」です。なぜならばいい求職者はすぐに取られてしまいます。その瞬間が勝負だという認識をもつ必要があります。メディアの良い悪いの選定ははっきり言ってできないのです。なぜならば1ヶ月後には状況が変わってるからです。メディア選定に時間をかけるなら掲載内容を考えるにあたり会社のことを真面目に考える時間にあてた方がよっぽど献身的です。メディア選定はそのときテレビCMなど求職者が集まってくる土壌を作っているメディアを狙え。です。

よくかかってくるリクルートメディアと代理店の営業電話

わたしたちのような零細企業でも「またか」というぐらいリクルートメディアや求人広告の代理店は電話やフォームから営業がきます。この中でだいたい2パターンあります。1つは論外で何も会社のことを調べずにとにかく電話かけてくるヤツ。そういう新規営業はキライです。もう1つは他社に出している求人広告を見てかけてくるヤツ。まだマシですが、そもそもあんたら呼ぶために求人出したんではない。

応募者の母数を増やすことがゴールになっている

求人広告はあくまでもプラットフォームから応募者の母数を増やすためにどうするかを考えます。それは応募者が0だと責められて困りますからね。わたしは求人メディアを出すと決めたら、既にどういう人が欲しいのか、なぜそういう人が欲しいのかを考えています。零細企業ですから若干名しか採用しませんので、必ず言います。母数は関係ない。きちんと伝えたいことを掲載してわかってくれる人に受けに来て欲しいと。つまり1/1でいいと。その責任はメディアではなく、わたしにあります。つまりクライアントが責務を負って採用活動をやるべきです。母数が多いことが目的になっているのは、メディアだけの責任ではなくクライアントの上への報告が大きな問題です。なんで応募が来ないんだとバカな上司がバカな担当とやりとりしているため、こういう話になります。応募は多いに越したことがありませんが、求人メディア任せっぱなしの無策で応募数が増えるわけがないということです。各求人メディアは取材した上で原稿づくりをした上で掲載へと向かいますが、だいたい的外れな原稿が出てきます。わたしは初めから自分の原稿を渡してリライトするように指示します。毎回50〜100件程度は応募がきます。自分自身でストーリーを考えて創る努力をしなければ、課題は見つけられないのです。

求人メディアはもはや便利ではなく過保護

手軽に応募できて、面接できる時代になりました。ウェブの進化は便利な面もありますが、逆に違う面で難しくしていると断言できます。手軽に誰でも採用が簡単にできることは機会においてはプラスと見れます。しかし、「簡単に」というところがネックです。面接を平気でブッチすることも当たり前になってきました。逆にいい加減な採用活動をしているクライアントが増えているのも事実です。今のリクルーティングのシステムは過保護すぎます。定型文でメッセージもやりとりできて、チェックもできて、履歴書も少し変えるだけで応募できます。技術が進化し便利がもたらされると怠慢が生まれます。サービスの競争がいつしか怠慢を生んでいるわけです。そこには企業が考えていること、求職者が本当にやりたいこと、やれることの本質を考えなければいけない視点が消えていて、真剣さが欠けています。わたしたちは中小企業のリクルーティング活動にも寄与したいと考えています。これは過保護ではなく、本質を考えるチカラを磨き、誇れる会社を作っていく。そんなサポートを少しづつやっていきたいと考えています。




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