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子どもたちと、「はたらくを考える」


普段、野球の投稿ばかりが多いですが、今回はいま本気で取り組み向き合っている「教育」について。いつでも欲求を満たしてくれる、手のひらに広がるエンタメ=スマホの登場で、現実世界に興味が薄い子供が増えています。

スマホ自体は悪者ではありませんが、うまく付き合えていない子たちが多いのも事実。そんな子供たちのために、将来に目を向けて考える機会を持ってもらいたいと思いながら日々、活動しています。

私は現在塾講師として働いており、地元の小中学校だけでなく、最近は仙台市内の公立学校からも講座の依頼を受けています。10年のアナウンサー経験を活かし、子どもたちに「はたらく」ことの意味を楽しく、分かりやすく伝えています。




今回はその中のひとつである、「はたらくを考える」というテーマで、アレンジしたものを投稿します。大人からすると「当たり前じゃん!」と思うことかもしれません。
でも、生徒たちにこの話をすると「ハッ!」とした表情になり、「将来について考えた方がいいかも」と思ってくれることが多いです。

共感頂けるところがありましたら、是非、身の回りの子どもたちに問いかけてみてください。今回のスライドは中学2年生向けとなっております。

さて、最初の問いです。

1.一日何時間、学校にいますか?



「学校での一日はどのくらい?」という単純な問いかけから始めます。
生徒たちは通常、「8時間くらいかな?」と答えます。
その後、これが1日の3分の1にあたることを知り驚きます。

「3分の1を過ごす学校は楽しいですか?」と聞くと
手をあげる人、首をかしげる人、反応はそれぞれ。
できれば楽しい方がいいけど、実際はそう簡単にはいかないもの。

ここで次の問い

2.あと何年学校に通いますか?

中学2年生だと、高校卒業後、就職する人は4年。
大学まで進学する生徒はあと8年。
ここでもう一度、あの質問

「4年も8年も、長いよね?」

生徒たちは大きく頷いでくれます。
そこで、間入れず

「卒業後、皆さん何をしますか?」

少し考えた生徒は、「はたらく!」と答えてくれます。
「あと数年で自分ははたらくんだ」というイメージを持ってもらったあと 
生徒は気づいてくれます。

今の学校で過ごす8時間が職場に置き換わるということに

3.数年後からは学校≒職場に


そして、1日を3分の1を職場で過ごす日々がいつまで続くのか


約40年
残りの学校生活4年~8年と比べると圧倒的に長いですよね。
いま、学校が楽しい人楽しくない人がいると思うけど、
職場での40年間楽しい方がよくないですか?

「仕事が楽しいと感じている人は、やりたかった仕事をしている」
という調査も出ています。
楽しくはたらきたいなら、やりたい仕事を見つけることが近道です。

株式会社ビズヒッツ調べ

4.時間はチケット

ただ、やりたい仕事を見つけるのは簡単ではありません。
まずは、自分の好きなことを見つけることから始めてください。
私の場合は、以下のような「好きなこと」変遷でした。

 画像引用元:読売新聞 フジテレビ


このように、好きなものを追っていくと、共通点が見えてきます。
私の場合は、スポーツ+テレビ=実況アナウンサーでした。
「いま、何が好きか」だけでなく、「かつての自分は何が好きだったか」もヒントになるはずです。
好きなものがスマホゲームで、「ゲームクリエイターになりたい」「プログラマーになりたい」というのであれば、進んでゲームに時間を注ぎ込んでいいと思います。ただ、将来やりたいことと違うのであれば、時間の使い方を再考した方が、これからのためになるのではないかなと思います。
時間はなりたい自分になるためのチケットです。

この投稿がどこかの誰かに届き、これからを考えるきっかけになればとても嬉しいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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