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坂口正吾
2021年9月18日 10:09
護身をしていくうえで、多人数から攻撃を受けたり、思わぬ方向から奇襲を受けるときだってあります。そんなとき、特に、後方からの肘打ちや蹴りだけでは、完全な対処が難しい場合もあるでしょう。そこで、体の向きを高速回転させる歩法によって、正面に相対することのできる足さばきを紹介します。この歩法は、素早くスピンして敵の攻撃を防ぐには効果的です。正面やサイド方向に体の向きを変えれば、威力のある受
2021年9月17日 10:48
超近接距離で、不注意にも、相手に首や肩をつかまれると、手足のように脱出をはかることが困難になります。相当なタフネスを誇る大きい男なら、投げ飛ばされる恐れがあります。筋肉質な肉体で強い圧力をもつ相手なら、ホールドされて逃げることができません。しかも、相手が、ここまで、打撃技を1発も放っていないため、こちらから打撃技を放てば、正当防衛上、不利になる可能性があります。図1ちょうど、上
2021年9月15日 10:05
ストレートパンチや前蹴りを放ったとき、全身の中心に打撃部位を位置させることは重要です。もし、動体の横側にズレてしまった場合、威力がかなり分散されてしまいます。ただし、フックや回転受けのように横回転のひねりから強打を放つ技は例外です。どちらにも偏らない中心線から、まっすぐ技をくりだしましょう。このことで、力の伝導が抵抗にあうことなく、フルに伝わります。図また、上の図左側の構え
2021年9月15日 10:02
ここでは、敵が真横に現れた場合、対処する技を紹介します。それは、側面からのサイドキックです。基本は後ろ蹴りのように、つま先からのステップジャンプを利用して、蹴りを放っていきます。ただ、左右へのステップであるため、後ろ蹴りよりは威力が伝わりやすいです。この技は、左右から攻撃してきた敵の動きを止める牽制技の役割をもっています。ただ、思ったより、左右のステップが強いため、ひょっとした
2021年9月14日 09:52
この護身術では、ハイキックやミドルキックは、基本的に使用しません。理由は、過剰防衛になりかねないほど、威力の大きい技だからです。ただ、相手が殺傷力の高い武器を持っていたり、生死に関わる場面では別です。しかし、使う場面は、相手に大きな隙が生まれたときです。その証拠に大振りの蹴りだと、このあと紹介する返し技によって、簡単に足場を崩されてしまいがちです。これは隙のでかいタックルでも同
2021年9月13日 10:17
ここでは、死角といわれる、後方からの攻撃への対抗策を考えていきます。といっても、前を向いた状態から、後方へ威力のある打撃を与えることは困難です。人間の体の構造上、可動範囲に限界があります。後ろ方向にジャンプして、回り込んでの裏拳を放ったとしても、相手を押し止めるほどの威力は生まれないでしょう。そのため、今回、敵の動きを止めるストッピングとして、後ろ蹴りを採用します。蹴りなら、動
2021年9月2日 16:03
足技に対する防御の事例に、膝受けと両腕による対処を紹介しました。それ以外に、相手より隙の少ない蹴り技によって、蹴り技を止める技術があります。その防御方法がストッピングです。図1図1にあるように、蹴り技をしてくる相手の足に、自身の蹴りを直撃させます。目には目を、歯には歯をの原理です。反応が遅いストッピングになればなるほど、ダメージは与えられませんが、せめて技を受けきることはで
2021年8月31日 17:44
ローキック下段蹴りの対処法に続き、この記事では、中段・上段蹴りの受け方について解説していきます。実際の喧嘩で、ミドルキックやハイキックをみかけたことはあまりないでしょう。それだけ、相手も打つときに、パンチ以上の覚悟がいる技なのです。また、足の可動範囲が狭いと、目標の部位まで蹴りを届かすことができません。柔軟体操をしっかりやった人間じゃやないと、スピーディーな上段・中断蹴りは難しいで
2021年8月29日 18:06
当然、暴行をしかけてくる相手は、パンチだけではせめてきません。武器を使ったり、蹴りでも攻撃してきます。腕に比べて、足の筋肉量は倍以上あります。そのため、威力は数倍です。ただ、その分だけ隙は大きくなります。蹴っている状態では、通常、手技が使えません。特に、ローキックは、視界を下に向けないと感知できないため、使いやすくてl、有効な蹴り技となります。その代わり、狙える部位は足
2021年8月28日 16:20
最初に、防御技として外受けを紹介しましたが、ここでは、逆に、内部へ向かってくる相手の打撃を外に弾き返す、内受けについて解説していきます。防御技のやりやすさや、受けたあとのスキの少なさでは、手が体の外側についている事情で、外受けの方に軍配があがります。ただ、腕が当たったときのパワーは、内受けの方が伝えやすい傾向にあります。相手の攻撃が、外側か内側へくるかによって、外受け、内受けをうまく使
2021年8月27日 16:34
闘争に巻き込まれる以上、ただ、攻撃をするだけではこちらも傷ついてしまいます。そのため、防御に対するテクニックも必要です。むしろ、護身術の場合、攻撃より防御の方が重要になります。後のことを考えたら、相手より被害が上でなければなりません。ここでは、外側から、顔面へ向けて思いっきり拳を放ってきた相手への防御法を解説していきます。図1図1では、肩がぶつかった因縁があるのか、お酒で絡