見出し画像

正しい努力してますか? ホルン上達のキホン、レッスンのススメ


 正しい努力をしているか?ホルンの練習における正しい努力とは何か?
 ホルンの練習しているが、なかなか上手くならない場合、その努力は間違っている可能性が高い。なぜなら、その上手くならない原因は、一つではなく多数である場合が多く、それらを認識し、どの問題からどのように改善していくかを考えるのは、非常に難しいからだ。
 例えば、高音を出すためにアンブシュアばかりを悩む人がいる。口を横にひいてしまったり、マウスピースに強くプレスしてしまったりする。確かに、高音が出ない原因が、アンブシュアただ一つである場合も確かにあるだろう。しかし、往々にしてそうではない。高音が出ない原因は、いくつかある可能性が高いのだ。
 ホルンを吹くというのは大まかにに以下のような流れがある。

楽器を構える→音をイメージする→息を吸って吐く→唇が振動する→楽器が鳴る

 アンブシュアを改善するとは、この流れでは唇の振動を改善するということである。
 高音が出ないという問題の原因は、もしかしたら、息の問題かもしれないし、音のイメージの問題かもしれない、楽器の構えの問題かもしれない。そして、それらが同時に起こっているかもしれない。同時に起こっている場合、どこから改善していけば良いのか。原則として、それはホルンを吹く流れの始め(根本)の方から改善しなければいけない。例えば、息と唇に問題があるなら、まず、息を改善しなければならない。もちろん、同時に改善できればよいのだが、それは難しい。
 高音が出ないことを例に挙げたが、速いメロディが吹けないとか、タンギングが上手くできないとか、すべての問題にあてはまることだ。
 では、正しい努力(原因を理解して、どのように練習するか)をするためにはどうすればよいか。それは、やはりプロのホルン奏者のレッスンを受けることだ。あたり前だが、どんなプロのホルン奏者もレッスンを受けてきているのだ。一対一でみてもらうことで、うまくいっていない原因は何か、根本的な原因は何か、どのように練習していけばよいかを教えてくれる。正しい努力の方向性を教えてくれるのだ。
 ホルンで何か悩みがある人、もっとうまくなりたい人、是非レッスンを受けることをオススメする。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?