『WHAM!は最高だった!』事に、今改めて心底気付いた、僕の話。
『fantastic!』
なんて、ついつい叫んでしまいそうな程の
素晴らしさだ!
そして今更だけど・・・
『本当にごめんなさい!』
🎧
イカしたデュオ・『WHAM!』を初めて耳にしたのは1983年。
アルバム『fantastic』だ。
《ジョージ・マイケル》
《アンドリュー・リッジリー》
その可愛いルックスからイメージされる『女子御用達アイドル』の、レッテルの糊付けは実に強力なもので。
剥がれるまで37年の月日がかかるなんて、全く予想もつかなかった。
しかし、今更ながら本当に素晴らしい!
目を瞑る。
初めてこのアルバムを聞かせてもらった、友人の部屋を思い出す。
(あ。残念ながら野郎の部屋ネ(苦笑)。)
🎧🎧
友人が針をレコードに落とす。
すると一気に部屋の空気が変わった。
それはソウル、ファンクなどの、ブラックミュージックへの熱い想いの成せる技。
ジャケットには、眩しいばかりの、スマイリーボーイズ。
僕とは桁違いのカッコ良さだ。
『WHAM!』
「カッコ良すぎだし、華やか過ぎだよ。」
人は、あまりにも自分と違う存在に対し、『直ぐに肯定出来ず』、逆に『否定してしまう』傾向にあるものだ。しかも若ければ尚更だ。
「アイドルなんて僕には関係ない。
所詮はチャラチャラしたニセモノさ。」
僕にWHAM!を聴かせてくれた友人は、さぞかし嫌な気分になっただろう。(本当にごめん💦)
絵に描いた様なDT・BOYな僕は、
次第にキュートなBAD BOYS『WHAM!』を、意識からフェードアウトさせていった。
🎧🎧🎧
「僕はただのラヴ・マシーンさ。
君以外には動かせないのさ。
僕はただのラヴ・マシーン。
ひたすらに抱いてキスをしてあげよう。」
スモーキー・ロビンソンが脱退した。
まさか・・・嘘だろ?!
残されたメンバーは途方に暮れつつも、スタジオに入ってニューシングルの製作に入った。
『起死回生・四面楚歌』
1975年。まさにミラクルズが奇跡を起こしたのだ
シングル『Love machine』 1975年
は、スモーキー不在をものともしない、大成功を収める。
以降、そのダンサブルかつドリーミーで、
マジカルなナンバーを、皆んな競い合う様にカバーした。
その中でも突出した出来のカバーがある。
『WHAM!』だ。
ファンキーでスウィートでドリーミー
なカバーバージョンは『WHAM!』で決まりだ!
まさにソウルへの深い愛の成せる技!!
🎧🎧🎧🎧
『fantastic!』
これ程までに、このファンキーでポップで、スイートなアルバムを現したタイトルは無いだろう。
収録曲は8曲と、若干少なめに感じるが、その分ひたすらリピート可能な内容だ。
素晴らしいオリジナル曲目白押し!!だ。
此処には、ジョージ・マイケルのソウルミュージックへの深い愛情がある。
うん。今なら本当に良く分かる。
昔、馬鹿にしていて本当にごめんなさい・・・
馬鹿は僕だった。
《TBSラジオ・『アフター6ジャンクション』の特集で、WHAM!の素晴らしさを改めて教えて下さった『ノーナ・リーヴスの西寺郷太さん』に心からの感謝を!♫》
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