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『目の見えない人は世界をどう見ているのか』

著者 伊藤亜紗

「自分と異なる体を持った存在」である視覚障害者は、世界をどんなふうに認識しているのだろう。
そんな彼らについて、数字ではなく言葉によって、想像力を働かせること。
そして想像の中だけかもしれないけど、視覚を使わない体に変身して生きてみること。それが本書の目的です。

本文より

お客様にオススメしてもらいました。

この本では「空間」「感覚」「運動」「言葉」「ユーモア」と章ごとにテーマを決めて、見えない人がどのように世界を「見て」いるのかを解明してあります。

目が見えないということを欠如としてではなく
いわば、4本脚の椅子と3本脚の椅子の違いのようなものとの説明がめっちゃ腑に落ちた!!

もともと脚が4本ある椅子から1本取るのではなく、そもそも3本の脚で立っている椅子もある。

そりゃそうだ!

こういうことって日常生活でめっちゃよくある。

多面的に想像力を働かせることも大事!

そう考えると世界は全く違って見えてくる。

日本における見えない人の中で点字が読める人はわずか1割程度しかいないというのも衝撃の事実。

『目の見えない白鳥さんとアートを見に行く』の白鳥さんのお話もありました!

「世界の別の顔」を垣間見ることができる素敵な本でした。

オススメありがとうございました♡

5CMのnoteでは、そんな日々教えていただいたお話のおすそ分けをしていこうと思っています。

誰かのお話が誰かの好奇心をくすぐることを期待して。

ではまた。


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