解像度が上がるとカチンときやすくなる

ウォーキングしていた時のことだ。

人通りと車両の通行量の多い交差点に差し掛かった時、1人の若い女性が爆笑しながらケータイで電話をしていた。

彼女が立っていたのは、歩行者側の信号が赤にもかかわらず、歩行者用交差点に少し出かかっているところだった。

要は、車両側に少しはみ出てしまっていた。

これでは、左折する車両が邪魔で邪魔で仕方がない。

彼女は相変わらず、そのことに気づかずにずっとケータイで電話をしていた。

運転している人たちは、イライラしているに違いないだろう。

彼女はおそらく、車を運転したことがないのだろう。

車を運転している人に邪魔になっている位置に立っているな、という視点が明らかに欠如している。

相手側から見た彼女の運転手側の解像度が明らかに低いのである。

それに気づいた私は、あらゆる事象に対しての解像度が高い人というのは、人よりもあらゆることに早く気づくという点で、イライラしてカチンとくることも多いのだろうと考えた。

だからそれをビジネスに活かして成功することも多々あるのだろう。

解像度が低いというのは、致命傷である。

人生はそれに気づけるかどうかだ。