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ごーせんの短編小説

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悲しい時、買い物中のレジ待ちで買い物袋を1枚取るのがなかなか出来ずに焦る時。 私は私の鬼になります。
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タカシとマリエの3ヶ月-忸怩たる終末-

タカシとマリエの3ヶ月-忸怩たる終末-

YUIの「CHE.R.RY」を初めて聴いた時、その切ない懐かしさに、涙が出てきたのを覚えている。

「恋しちゃったんだ 多分
 気づいてないでしょう?
 星の夜 願い込めて cherry
 指先で送る君へのメッセージ」

この「指先で送る君へのメッセージ」のところ、忘れていたけど、僕の確かな心の深奥の記憶と符合し、目頭が熱くなったのだ。

国立大学の後期日程。
明日に志望校受験を控える地方のホテル

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