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ステキな複利の世界

はじめに

アルバートアインシュタインは複利について「世界の八番目の不思議」「歴史上最大の数学的発見」そして「宇宙で最も大きな力」とまで称したそうです。アインシュタインですら指数関数的な数の増加の凄さを感じたのでしょう。では、どのような魅力が複利にはあるのでしょうか。

複利の凄さ

 複利の凄さで良く例に出されるのが新聞紙を折った回数です。ちなみに新聞紙の厚さは0.2m。26回折ると富士山、37回折ると地球の直径になるそうです。44回折ると太陽の直径。

 正直全くイメージがわきません。そもそも人類は比例関数的な数字の伸びはイメージしやすいそうですが、指数関数的な動きというのはイメージできないようです。実際私たちの教育や仕事も比例関数的にコツコツと積み上げましょうというのが基本的な考え方になってます。ただ、実際に世界の大金持ちやビジネスの成功者というのは指数関数的な成功を収めた方々と言えると思います。

フェイスブックは時価総額50兆円を超えてますが、設立は2004年で15年ほどしか経っていません。毎年3兆円成長したわけでは当然ありません。まさに指数関数的な成長です。

複利と単利

 では、複利と単利の違いはなんでしょうか。  複利の計算式は

b=a(1+r)n乗

b=将来価値、a=元本、r=運用率、n=投資期間

投資の用語を当てはめてますが、他の分野でも同じです。新聞紙の話に戻すと

地球の直径=0.2m(1+1)37乗になるのでしょうか。私は文系なんで詳しい計算は出来ませんが、ググれば計算サイトがたくさんでてきます。

とりあえず、複利と単利の違いは端的に

掛け算と足し算の違い

とも言えます。やや抽象的ですが…とりあえず複利の凄さは計算式を使えば一目瞭然です。

 例えばこんな感じはどうでしょう。

私の子供は3.6キロで生まれて、生後二カ月間に毎月25%体重が増えました。そのまま複利で2年間増えるとどうなるでしょう…

結論を言うと762キロになります。SUZUKIのハスラーぐらいになります笑

複利凄い!!

複利と運用

 では、これを運用にあてはめたらどのような考え方になるでしょうか。

① 長期投資

② 利益がでても売らない

③ 分散投資しすぎない

④ 個人投資家のメリット

 これらのことがいえるのではないでしょうか。デイトレで確定していってしまうと、すぐにまた全ベットするわけではないですから、どうしても利益を積み上げるだけの比例関数的な動きになりがちです。

 また、長期投資とは書いていますが、指数関数的な数字の動きというのはしばらくすると加速度的に伸びます。結果としては短い間に大きくとれる可能性もあります。

 加えて分散投資についてですが、ペイパルマフィアの1人ピーターティール(初期のペイパルメンバー、テスラのイーロンマスクもペイパルマフィア)は分散投資の不要性を説いています。分散投資での利益の積み重ねより、指数関数的な伸びをするビジネスを一つ探せば、それが他の全ての利益を上回る。という考え方です。これも難しいですが、一理ある話です。

 最後にこのような運用の仕方は個人にしかできません。毎年のトラックレコードを求められ、現金化もしなければいけない機関投資家やベンチャーキャピタリストには難しい方法です。

 まとめ

 最近では仮想通貨が指数関数的な値上がりをした代表例ではないでしょうか。仮想通貨に限らず、株でも10倍と言わず100倍になるのも実はざらにあります。海外株やその他の資産も含めて、そういった可能性を今後も探していきます。

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