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真上の階の工事、騒音対策。

7月17日(土曜日)、騒音が一番ひどく、振動もあり、ラジオも、読書もできない。食欲減退。もう、壊れるんではないかと。

食欲は、確かに落ちた。ガクンと落ちた。

それでも、生き抜かなければならぬと。

で、日曜日は、お休みで、色々と、対策を考えた。まずは、状況を見ること。見ないより、どういう状況なのか、現場の人の話を聴いて、観察すること。状況をみて、だから、あのような騒音がでると、頭の中でイメージトレーニングをする。

翌週、作業が始まる前に、現場入りしていた、棟梁の様な人に、「おはようございます」と挨拶しにいき、「土曜日は、ひどかったわ・・」と、嫌味にならないように、さりげなく伝える。現場を見せてもらう。壁が撃ち抜かれていた。床板もはがされ。「あれまあ・・、だから、物凄く響いたのですね。」と。話するなら、上司のイケメンにって、返されたけど、「いやいや、現場で働く方のほうが、わかりやすくて・・」と、返した。

あとは、アジサイの観察がてら、決まった時間にエントランスに降りていって、何が搬入されるのか観察する。「おはようございます!」と作業員に、必ず声をかけている。で、またまた、現場に立ち寄り、棟梁の様な人だけのところを、「今日は、何人ぐらいでやりなさる?」「4人」と。

死んだオヤジが建築関係というか、製材所勤務だったし、姉の家の棟上げ式とか、姉の嫁ぎ先の棟上げ式とか、実家の浴室を作るときも、現場の様子を見ている。ここは、冷たいカチンコチンの飲み物でも差し入れるかと、ペットボトル4本をスーパーで買い出し。自前のポリ袋に入れて、「差し入れです、どうぞ」と、メモ書きを、貼り付けて、現場へ向かう。作業中だったら、申しわけないので、ドアノブにひっかけて帰ろうとすると、たった一人の棟梁らしき人が、もそっとでてみえた。「差し入れです、どうぞ!」と声をかけて、渡す。

「俺、一人だけやけど・・」「いやいや、扇風機の前に置いておくだけでも涼しくなるかもしれないから、どうぞ・・」と。「熱中症には、気を付けてください」と。

お礼をいわれた。自分の言葉に変換すると「すまんの~」になる。いやいや、オヤジが、建築関係だったから、差し入れするもんだと、自然に動いただけの話である。

これは、作業時間開始前の、見学料だ。週始めに、挨拶しに現場にいき、進捗具合をちらっとみせてもらう。土足禁止かどうかだけは、気を付ける。とにかく、現場の人たちと、会話すること。挨拶だけでもいい。

観察:コンクリの上の床張りに、数センチの空間があって、そこで、音が響くものと、構造を知る。

ダストの工事は、大がかりだ。なるほど、だから、うちは、安かったんだ。改装工事されてないから。


それでも音が気になるときは、家の外に出て、庭木の手入れをしたり、掃き掃除をして過ごす。人は、変な目でみるけど。「なぜ、きれいにするんだね?」(悪くとると、裏があるんではと。)街の人は、ひとが悪い。自分は、「部屋の中におっても、上の音が気になるし、外にでていたほうが・・」と言って、流す。

実のところ、田舎出身だし、母にその話をすると、「別に、差し入れしても、おかしない。庭木だって、邪魔と思えば、自然に手が動くものよ・・」と。

なるほど・・。心療内科医で、僧侶の川野泰周先生が言うとった。緑を愛でて、傍に、木がなければ、自分のいる建物をいつくしみ、瞑想するといいと。タワシとバケツをもって、共用部分の床についた、鳩糞か、虫糞をゴジゴジと、こすり落とす作業をしたり、それも、瞑想法の一つか。

と、今日も、朝のアジサイ観察から始まって、業者の人が、何やら、搬入している。「おはようございます、今日も、音しますか?」という声かけをしている。

「今日は、浴室だから・・」と。

会話があるのと、ないのとでは、随分違うような気がする。田舎もんのすることかもしれないが。





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