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詩人のアップデイトVol.3

こんにちは彭城吾朗(さかきごろう)です。

また、新作詩を書きました。
今度は三十篇になります。
彭城吾朗詩集」ご覧になってください。

あともう一度だけ、
年内に数十篇書いてまとめて投稿する予定です。
そちらも、よろしく。

2017年の年末から思い立ち、
2018年、2021年、2022年、2023年と、
かなり断続的に詩作を続けて、
現在トータルで263篇になりました。
キリのいいところで300篇まで書きましょうか。

高校時代に百篇ほど、
27歳のときにも数十篇ほど詩を書いたのですが、
それらはもう手元にはありません。
どんな詩だったのか、
本人が一番気になっています。
とっとけばよかったな・・・。

≪サンプル詩篇≫

「雨」

雨、
滴り落ちて、
忘れられぬ時代の戸惑い、
かなしく露に濡れて、
覆い被さって、
一瞬の経過のうちに思い出は消え、
雨、
さびしく胸中まで届き、
聞こえてはこない音の調べが、
並行世界で詩と溶け合う、
現実と幻惑との間に、
雨、
時と共に、
追憶の嘆きに似た、
雨、
雨。

「真実よりも懐かしく」

妖しく黒光りする瞳の内奥に、
佇む古風にして永遠なる謎、
行き過ぎたくらいに繊細な話しぶりで、
ぼくの心を完全に捉えた彼女の魅惑、
永遠化される瞬間、
22年、
それは詩よりも深く、
真実よりも懐かしく、
裏返せばある種の背徳なのか、
それとも新たなまた別の純真なのか、
もう私には解らない。


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