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いよいよ全解明へ!あの世とこの世のしくみを理解する教科書(はじめての #エイリアンインタビュー 3)

(追記20220204)
最新情報は音声配信しています。
●#エフエムごろう アカペラふしぎ癒し系 https://stand.fm/channels/5fc61ab3c64654659060fddb

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■■ はじめに

■ 地球はヒマつぶしのためのゲームセンター

 本書は、唯一神を偽(神はいない)としています。

 そのため、個々の宗教観によっては不快を与えるかもしれません。センシティブな方は、この先を読み進めないでください。

地球は、ヒマつぶしのためのゲームセンターだが、刑務所として悪用されている。

 これが現時点(2022年1月)での私の結論であり、本書のテーマです。

 神も宗教もありません。魂を修行する場でもない。この世は、もっとシンプルです。

 地球は、知的ネットワークがヒマつぶしのために作ったゲームセンターです。ただし、ある時から刑務所として悪用されています。

 映画「マトリックス」の主人公ネオのように、この世に違和感を感じている方は、どうぞ読み進めてください。きっと、お役に立てると思います。

■ あの世とこの世の全貌が見えてきた

 この本は、あの世とこの世の仕組みを理解するために書いた。

 もちろん、全貌はわからない。タイトルに「全解明へ」とあるのは、そこに至っていないからだ。タイトルに偽りがあってはならない。

 しかし、『エイリアンインタビュー』、立花隆『臨死体験』、木内鶴彦『生き方は星空が教えてくれる』の3冊から、ぼんやりとした全体像は見えてきた。

 そこで、現時点(2022年1月)の私の理解をアウトプットする。基本的な考え方は、エイリアンインタビューである。他の2冊は、その研究過程で知り得たものだ。

参考:エイリアン インタビュー (リーダーズ・エディション): Readers Edition | Lawrence R Spencer
https://amzn.to/3DEKktJ

参考:臨死体験【文春e-Books】 eBook : 立花 隆: 本
https://amzn.to/3cxf2Jr

参考:生き方は星空が教えてくれる (サンマーク文庫) | 木内鶴彦 |本 | 通販 | Amazon
https://amzn.to/3HyeQqu

■ はじめてのエイリアンインタビュー

 本書は「はじめてのエイリアンインタビュー」の3作目である。

 1作目は、エイリアンインタビューの概要を示した。2作目は、それを踏まえた我々の生き方に言及した。

参考:どうしたら地球から脱出できるの?徹底研究!はじめての #エイリアンインタビュー #AlienInterview |gorolib|note
https://note.com/gorolib/n/nc71187839364

参考:きょうから準備をはじめよう!今度こそ解脱するための教科書(はじめての #エイリアンインタビュー 2)|gorolib|note
https://note.com/gorolib/n/n2a54b98eec22

■ エイリアンインタビューとは?

 エイリアンインタビューとは、文字どおり宇宙人へのインタビュー記録だ。合衆国陸軍航空隊の公式記録文書でもある。

参考:エイリアン インタビュー (リーダーズ・エディション)Amazon
http://amzn.to/3iqSaxo

 1947年7月、ニューメキシコ州ロズウェルでUFOが墜落、1体のエイリアンとともに米軍に回収された(ロズウェル事件)。

 誰もエイリアンと意思疎通できない中、マチルダ・オードネル・マックエルロイ(以降、マチルダ)という陸軍航空隊の看護師だけが、コミュニケーションを図ることができた。テレパシーによるものだ。

 そこで、1947年の7月から8月にかけて、エイリアンへのインタビューが行われた。後に、このエイリアンは「エアル」と呼ばれる。

■ 衝撃的なエイリアンのレクチャーとは?

 エアルは、後に英語を覚え始める。マチルダとのコミュニケーションを円滑にするためだ。

 エアルは、単語を自分で調べるために辞書を所望した。また、国中の図書館から集められた生物や歴史、小説や百科事典などのあらゆる書物を数百冊も読んだ。

 その上で「あなたたちの地球に関する理解は間違っている」とし、エアルはマチルダにレクチャーを開始する。

 エアルが語る地球の真実は、極めて衝撃的だ。

■ 我々の本体はIS-BEである

 以下、エイリアンインタビューの一部を抜粋する。

- 地球は刑務所である。
- 我々の本体はIS-BE(イズビー)である。
- 全ての感覚ある存在は、エアルも含めその本体はIS-BE である。

 IS-BE は魂のようなものである。また、地球は刑務所であり、我々は何万年も閉じ込められているらしい。

- 人間は肉体の中に住むIS-BE である。
- エアルは物質界ではドールというものに住んで活動する。
- 肉体が死なないとIS-BE は出られないが、ドールへの出入りは自由だ。
- ドールは、宇宙空間や急激な温度差、放射線下でも活動できる。
- 一方で肉体はもろい。

 ドールとは、私たちが認識する「グレイ」のようだ。肉体の代わりとなるスーツのようなものだろう。内側には複雑な電子回路があり、修繕により半永久的に使えるらしい。

■ 我々には帰るべき星がある

- 我々は地球生まれではない。
- 我々には帰るべき星がある。

 肉体が死ぬとIS-BE が出てくるが、同時にトラップが発動する。そして、地球に張ってある電子バリアに捕らえられる。その後、一切の記憶を消され、新しい生命として転生する。

- この記憶喪失システムこそ輪廻転生である。
- 我々は何万年も地球に閉じ込められている。
- 解脱(輪廻転生からの解放)とは地球からの脱出である。
- 地球は刑務所だが、凶悪犯だけでなく、支配になじまないあらゆる者(アンタッチャブル)が連行された。

 我々は、肉体なき後、トラップをかわし電子バリアを逃れて、故郷の星に帰らなくてはならない。

■ 支配になじまない者は地球送り

- エアルはドメインという文明に属する。
- 地球は現在ドメインの支配下である。
- かつては地球は「旧帝国」の支配下だった。
- 記憶喪失システムは旧帝国の産物である。
- 支配になじまない者を銀河の広範囲から地球送りにした。

 エアル曰く、通常ひとつの惑星には、単一民族が住んでいる。これだけの多民族が密に暮らしているのは、地球が刑務所に他ならないからだと言う。

- エアルは何兆年も記憶が続く存在である。
- 物質界では、ドメイン遠征軍として火星と木星の間にある小惑星帯に駐屯している。
- 任務を離れるときは、ドールから出て意識界に戻る。

■ 唯一神はいない

 現代では、あの世とこの世の理解は困難を極める。さまざまな宗教や、スピリチュアリズムが理解を阻む。

 真理は、シンプルかつ誰でも理解できるものであってほしい。

 そこで、本書は「唯一神を偽」とする。神はいないのだ。唯一神教では、万物を支配するのは唯一の神だけするが、これは嘘である。

参考:一神教とは - コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E4%B8%80%E7%A5%9E%E6%95%99-31483

■ 世界をシンプルに理解しよう

 唯一神を偽とすると、世界はシンプルだ。

 世界史に唯一神が登場するのは、紀元前13世紀の「モーセの十戒」である。

 エアルは、ここに登場する唯一神ヤハウェを「旧帝国の工作員」と断ずる。モーセの十戒とは、地球に唯一神なる概念を導入し、それを崇めさせ、支配しやすくする工作だった。

 ヤハウェの意味は「匿名」である。ユダヤ教では、神に名前がないのだ。これは、至極当然であり、工作員が名乗るわけがない。

■ すべての唯一神教は偽である

 ヤハウェは、ユダヤ教の唯一神であり、その経典は旧約聖書である。キリスト教は、ユダヤ教(旧約聖書)の新解釈だ。旧約聖書も新約聖書も、キリスト教の経典である。

 つまり、ヤハウェが偽物ならば、ユダヤ教もキリスト教も偽物になる。我々は、実に3,300年も騙されているのだ。アメリカ人の95%は、神を信じている。本書は、それをひっくり返そうとしているのだ。

 これは、日本だからできる議論だ。

 宗教戦争中の国では、身の危険を伴うだろう。アメリカでエイリアンインタビューの継続研究を聞かないのは、こうした背景もありそうだ。

■ エイリアンインタビューの継続研究がない

 エイリアンインタビューは1947年の出来事だが、私はこの続きを知らない。

 仮にも、合衆国陸軍航空隊の公式記録文書である。継続研究が漏れ伝わっても、おかしくはない。

 しかし、その情報は一切ない。これは、エイリアンインタビューが「唯一神を偽としている」ためかもしれない。

 映画「コンタクト」のテーマは、SETIプロジェクトである。SETIとは、地球外知的生命体探査のことだ。

 この映画ては、神を信じない主人公がプロジェクトから外されるシーンがある。「神を信じる95%の人々の理解を得られない」というのだ。

 しかし、この主人公は最終的に探査機に乗り込む。映画や小説では、真理を垣間見ることがある。95%の人は神を信じるが、残り5%に真理があるのかもしれない。

 つまり、アメリカ政府によるエイリアンインタビュー研究は脈々と続いており、かつ真理に近いために一切公開されないのではないか。

■ 神と名乗る者はすべて嘘

 唯一神を偽とすると、神を名乗る存在や思想、団体すべてが偽となる。

 これは、極めて痛快だ。

 もやが晴れたように気分が良い。そして、あらゆるジャッジに使える。例えば、自らを神と名乗る書籍『神との対話』は、嘘だと判断できる。

 しかし、嘘には真理が混ざることがある。人を騙すには、嘘の中に少しの真実を混ぜると良いらしい。

 そのため、宗教観やスピリチュアリズムから、真理を抽出する技術が必要だ。

■ 信じられるものが真である

 私がエイリアンインタビューを真とするのは「それを正しいと感じる」からであり、「信じられる」からだ。

 そもそも、70〜80年で記憶を消される文明が、何兆年もの叡智を積み上げた文明を理解できるわけがない。

 地球では、計測できないものは科学的でないとされる。存在が証明できないからだ。

 IS-BE は、測定できないため科学的ではないとされるだろう。しかし、これでは謎は解けない。

 そこで、私は透知(とうち)を利用することにした。透知とは、どこから得たか分からないが、なぜか確信の持てる知識のことである。直感を利用した極めて精緻な判断である。

 科学で証明できないなら、不思議な力を使うしかない。

■ 自分自身が個人的にも集合的にも神

 エアルは、唯一神を偽物と断じた。そして、IS-BE こそが我々の知る「神」の概念に近いと説く。

 IS-BE とは我々の本体である。

 人間も宇宙人エアルも、その本体はIS-BE だ。自分自身が、個人的にも集合的にも神である。IS-BE は全知全能であり、神とは自分のことなのだ。

 IS-BE は、知的ネットワークの一部だと言える。

■ 知的ネットワークとは何か

 立花隆『臨死体験』に登場する、アメリカのジョン・C・リリー(生物学者・精神医学者)は、3度の臨死体験をしている。そこでガイドという存在に出会う。以下に引用する。

“この地球上の人間存在は仮の存在である。この時間と空間も仮の時空である。我々がいま属している宇宙は、ビッグ・バンにはじまり、膨張、収縮を経て、また崩壊するという過程を何度も繰り返している”

“人間存在は、その膨張過程の一時期にほんの一瞬現われて、また消えて行ってしまう存在にすぎない。では、それ以外の時期、人間はいったいどこに行ってしまうのか。「それがわれわれである」とガイドたちはいう”

“「次元のない空間」に彼らはいる。そこでは、すべてがつながりをもった広大な知的ネットワークになっている。そこにおいて存在するものは、この全体としてのネットワークそのものだけであり、ガイドも含め、個体性が出現するのは、一時的な仮の存在としてでしかない”

“人間存在も、もともとはこのネットワークから出た仮の存在で、いずれこのネットワークに再吸収される”

“この世にいる個別的人間存在は、実は、このネットワークを代表するガイドたちのエージェント(代理。使者)にすぎない”

“われわれはあらゆるところで起こることすべてを創造している。われわれは無に飽きた。われわれが永遠に存在してきたこと、永遠に存在すること、これからも永遠に存在するだろうことを、われわれは知っている”

“われわれはいくつかの宇宙を存在させ、それらを分解し、新しいものを生み出してきた。(中略)新たな宇宙を体験するたびに、われわれ自身についての自覚が増大する。それぞれの宇宙は、われわれの自覚のティーチング・マシーンである”

■ 知的ネットワークの自己観照

 我々は、知的ネットワークの一部である。自分自身が、個人的にも集合的にも神である。神とは、自分のことなのだ。

 これは『エイリアンインタビュー』や『臨死体験』、木内鶴彦氏の書籍すべてに共通する。そして、私はこの3冊を直感的に信じている。

 この世が神の自己観照だとする考えは、古代ギリシャ哲学から存在する。唯一神を偽とするなら、この世は「知的ネットワークの自己観照」だ。

■ 知的ネットワークは全知全能

 知的ネットワークは、全知全能である。

 全知全能とは、全てを知り尽くし、全てを行える完全無欠の能力のことだ。一般的には、神そのものを示す。

参考:全知全能(ぜんちぜんのう)の意味・使い方 - 四字熟語一覧 - goo辞書
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%85%A8%E7%9F%A5%E5%85%A8%E8%83%BD/

 本書は、唯一神を偽とする。そのため、知的ネットワークこそが全知全能となる。

■ 知的ネットワークのヒマつぶし

 知的ネットワークは、全知全能だが永遠に無である。「我々は無に飽きた」とガイドは言う。

 人間は、ガイドの使者である。

 意識界(あちらの世界)を天とするなら、天使(天の使い)とは我々のことだ。

 我々は、天の使いとして物質界で体験をしている。この世は、無に飽きた知的ネットワークのヒマつぶしなのだ。自己観照とは、ヒマつぶしのことだった。

■ 肉体は74兆年前に開発された

 肉体は、74兆年前に開発された。

 そして、その中に住むことがIS-BEの流行となった。エイリアンインタビューから引用する。

“この宇宙で生物的な体が最初に開発され始めたのは、約74兆年前である。様々な非道な目的、特に娯楽のために、様々な肉体的な感覚を体を通して間接的に体験するために、バラエティ豊かな体のタイプを創造し、その中に住むことは急速にIS-BEたちの流行になった”

■ 生物は開発され納品された

 エイリアンインタビューでは、インテリジェント・デザインが大前提である。

 インテリジェント・デザインとは、生物や宇宙は「知性ある何か」によって設計されたとする理論だ。

参考:インテリジェント・デザイン - Wikipedia
http://bit.ly/2Y4xCkW

 あらゆる生物は、バイオテクノロジー会社によって開発、納品された。しかし、捕食や事故によって個体が喪失した場合、その都度納品が必要となる。

 そのため、生物には生殖機能のインストールが必須となった。自己増殖できるよう、性欲がプログラミングされたのだ。

 突拍子もない話だが、これもまた痛快である。様々な問題が解決するからだ。

■ ミッシングリンク

 ミッシングリンクとは、失われた鎖という意味である。

 生物の進化を鎖とした時、祖先と子孫の間にいるはずの中間期の生物や化石が、見つからないことがある。

 見つかるわけがない。いないのだ。

 全ての生物は、開発され納品されている。エアルは、ダーウィンの進化論を「ただの環境適応」と断ずる。

参考:ミッシングリンクとは - コトバンク
https://kotobank.jp/word/AF-138877

■ 地球に生命が生まれる確率

 地球に生命が生まれる確率は、10の4万乗分の1と言われる。限りなくゼロに近い。

 25メートルプールに腕時計の部品を投げ込み、その水流だけで時計が組み上がる確率と同じだそうだ。

 これは奇跡ではない。単なる「ありえない事実」だ。生物は、開発・納品されたと考えるのがシンプルであり、理解しやすい。

参考:正に奇跡 - 地球に生命が生まれた確率は10の4万乗分の1「プールの中に腕時計の部品を投げ込んで、水の流れだけで時計が組み立てられるのと同じくらいの確率」 - Togetter
https://togetter.com/li/1143708

■ 人間を開発した存在

 映画「プロメテウス」では、不老不死を目指し、人間を開発したという「エンジニア」を探して宇宙を旅する。

 映画や小説には、真理が埋め込まれることがある。

参考:『プロメテウス』ネタバレ考察&『エイリアン』シリーズの時系列を解説!
https://pickup.cinemacafe.net/articles/2598

■ 惑星も設計開発された

 エアルによれば、惑星も開発されたものだという。しかし、その技術は失われたようだ。

 そのため、ドメインは支配下の惑星を定期的に調査している。惑星が破壊された場合、再開発する技術がないからだ。

 エアルの乗るUFOは、雷に打たれて墜落した。ニューメキシコ州での米軍の核実験による影響調査中だったのだ。

■ 宇宙の始まりは「ひずみ」

 宇宙の始まりについて、木内鶴彦氏の臨死体験を引用する。

 木内氏は、臨死体験中に過去にも未来にも移動できるようになった。

 意識体が、瞬間移動するイメージである。そして「宇宙の始まりは本当にビッグバンなのか?」を確認すべく過去に移動した。以下に引用する。

“私が見た宇宙の始まり、それはとても神秘的な情景でした。宇宙の始まりはビッグバンではなく、宇宙は一つの「ひずみ」から始まっていたのです。そもそもの初めにあったのは「膨大な意識」でした”

“膨大な意識そのものを形成しているものが何なのか、空間なのか物質なのかということは私にはわかりませんでした。ただそこが膨大な意識の中だということだけがわかるのです”

”膨大な意識の中に一つの「ひずみ」が生まれました。生まれたひずみは、その瞬間から解消に向かい動きはじめます。その動きこそが宇宙に満ちているエネルギーの流れにほかならないのです”

 「膨大な意識」とは、知的ネットワークのことだろう。この記述は、書籍「臨死体験」に登場するガイドの見解と同じだ。

■ ひずみが解消に向かう過程

 さらに、木内鶴彦氏の書籍から引用する。

“ひずみによって生まれたエネルギーの流れは渦をつくり、それによって空間に漂う塵が凝縮し、物質がつくり出されます。物質といっても初めは元素のように、ごく小さな塊です”

“渦の中で最初にできた元素は、水素でした。これは物質といっても形をもたないガスのような状態です。そのガス状の元素が自重によって引き合ったり反発したりしながら、さらに大きな塊へと成長していきます”

“そして極限まで成長した塊は、やがて自重に耐えかねて大爆発を起こします。この大爆発こそが、ビッグバンとされているもののようです。大爆発が起きたことによってヘリウムやリチウムといった新たな元素が生まれます”

“それらが爆発によってできた新たな渦の影響の中で、星という大きな塊にまで成長していきます。引き合い、成長してはまた爆発する。そんなことを幾度も幾度も繰り返しながら、物質としての性質や性格をつくり替え、新たな物質を生み出していきます”

“こうして最終的には鉱物にまで形を変えていったのです。私たちの生きる三次元世界はこうしてたった一つのひずみから生まれました。正しくはひずみが解消に向かう過程が、三次元という空間と時間に支配されている世界だったのです”

■ 神との対話に登場する宇宙の始まり

 私は、書籍『神との対話』を信じていない。なぜなら、神と称する者が語っているからだ。唯一神はいない。

 しかし、嘘には真理が混ざることがある。『神との対話』に記された「宇宙の始まり」は信じられる。以下に引用する。

“「存在のすべて」が知っているのはただひとつ、「ほかには何もない」ということだけだった。外側に比較対照するものがなければ、いつまでも自らを知ることはできない”

“一部は全体よりも小さいはずだ。それなら自らを分割すれば、それぞれの部分は全体よりも小さいのだから、残る全体を振り返って、すばらしさを知ることができるだろう”

“そこで、「存在のすべて」は自分を分割した。栄光の一瞬に、「これであるもの」と、「あれであるもの」とになった。はじめて、「これ」と「あれ」が分かれた”

“しかも、どちらも同時に存在している。また、「どちらでもないもの」も存在している。こうして、突然に三つの要素が生まれた”

 これと、あれと、どちらでもないもの。この三つが木内氏の言う「ひずみ」と思われる。

■ 記憶喪失システムは初期設定

 書籍『神との対話』には、記憶喪失システムの記述があった。以下に引用する。

“物質的な宇宙に入れば、自らについて知っていることを体験できる。それには、まず、対極を知らなければならない”

“簡単に言えば、背が低いということを知らなければ、背が高いということはわからない。やせているということを知らなければ、太っているということはわからない”

“自分がほんとうは何者であるかを忘れたのだ。物質的な宇宙に入ったとき、あなたがたは記憶を捨てた。忘れることで、単に王国の城で目覚めるのではなく、自分が何者であるかを選べるようになった”

 体験のために、自らの記憶を消すシステムは最初から存在したのだ。

 記憶喪失システムは、旧帝国が作ったものではなく、体験型ゲームセンターで遊ぶために必要な初期設定だった。

 このシステムは、IS-BE を閉じ込めるにはちょうど良く、地球は刑務所に転用されたのだ。

■ ここまでの記述のまとめ

 まず、唯一神は存在しない。

 あるのは、すべてがつながった知的ネットワークである。知的ネットワークは全知全能だが、永遠に無であり、そして無に飽きている。

 そこで、最初にひずみを作った。

 このひずみの解消が、我々の活動である。そして、宇宙という物質界が作られ、恒星や惑星ができた。

 知的ネットワークは、その一部が具現化し、意識ある存在(IS-BE)になった。

 その後、肉体が開発され、そこに住むことがIS-BE の流行となった。肉体には生殖機能が備わっており、追加納品が不要だ。

 これが、地球というゲームセンターである。

 このゲームは、体験が目的である。全知全能では、ゲームは楽しめない。そこで、ログイン時に記憶を消される仕様とした。

 この仕組みは、気に入らないIS-BE を閉じ込めるにはちょうど良い。そこで、旧帝国によって電子バリアが張られ、IS-BE が地球から脱出できないよう刑務所に転用された。

 広範な宇宙を支配する旧帝国は、気に入らないIS-BE を次々と地球送りにし、記憶を消して肉体に住まわせた。

 肉体が死ぬとIS-BE は出るが、トラップが発動して電子バリアに捕われる。その後、電気ショックで全ての記憶が消され、新たな生命にログインさせられる。

 こうして、我々は70〜80年の転生を地球で繰り返している。これは、輪廻転生という名の終身刑だ。

 我々は、ここが刑務所だと気付けず、またゲームセンターであったことも思い出せず、何万年も地球を脱出できないでいる。

■ 我々がすべきことは何か?

 我々がすべきは、この地球が刑務所だと気付くことだ。そして、神は存在しないという思考変容をすることだ。

 私は、2022年から初詣をやめた。

 これは、唯一神はいないと信じられたからだ。しかし、その思考変容には約1年を要した。それほど、我々の生活には神の存在が埋め込まれている。

■ 神頼みとはどういうことか?

 短冊に願いごとを書くのは、神に祈るためではない。知的ネットワークにアクセスするためである。短冊をきっかけに、知的ネットワークにアクセスしやすくするのだ。アクセスのためのデバイスとも言える。

 これは、流れ星へのお願いも、神社へのお賽銭も同様である。神頼みがお金次第とは、よく考えたら滑稽だ。

 流れ星やお賽銭は、単なるデバイスである。そこに神は宿っていない。

 過去の偉人を祀った神社に行かずとも、知的ネットワークの叡智にアクセスすればよいのだ。

■ 地球は不安定である

 我々は、知的ネットワークの一部である。そのため、本来は全知全能である。体験のために、能力を封印しているだけだ。

 地球は不安定である。ドロドロしたマントルの上に、厚さ3kmの地殻が薄皮のように乗っている。

 いくつかに分割された地殻は、絶えず移動し、摩擦を引き起こす。そのため、火山や地震、津波などの災害から逃れられない。

 ゲームを楽しむため、地球はわざと不安定に設計されている。惑星を開発できるテクノロジーがあるなら、もっと安定した惑星にできるはずだ。

■ 人間も不安定である

 人間も同じである。不安定で弱い。

 地球の平均気圧や、一定の温度でなければ、生きていけない。生身では宇宙空間にも行けない。高所から落下すれば、即座に絶命する。出産は、命懸けである。

 生物を開発できるテクノロジーがあるなら、もっと安定した頑丈な個体にできるはずだ。

 すなわち、これらはゲームをより楽しむための初期設定なのだ。人間も、わざと不安定に作られている。

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 本文では、あの世とこの世の仕組みや成り立ちを順を追って説明する。そして、我々が存在する本当の理由を明らかにする。

 唯一神を偽とし、この世をゲームセンターと考えると、価値観はガラリと変わる。その上で、我々はどう生きれば良いのかを解き明かす。

 お役に立てれば幸いです!

© 2022 GOROLIB DESIGN

■■ 第1章:ゲームセンターとしての地球の成り立ち

■ 地球の電子ゲーム

 まず、ゲームセンターとしての地球の成り立ちに言及する。

 全知全能だが、永遠に無が続く知的ネットワークで、我々は無に飽きたとガイドは言う。

 無に飽きた存在は、どのようなヒマつぶしを行うのか。

 地球での初期の電子ゲームは、ドットパターンのみで、ブラウン管テレビに接続するものだった。

 タイトルこそ「テニス」や「ピンポン」だが、どれもドットのボールをドットパターンのラケットで打ち返す、シンプルなものだった。ブロック崩しというゲームもあった。

■ 複雑化するゲーム

 次に、ファミコン(ファミリーコンピュータ)ができた。マリオブラザーズでは、マリオとルイージが画面中を所せましと活躍した。

 スーパーファミコンでは、画面が横にスクロールするようになった。マリオは走り、ジャンプし、次々とステージをクリアした。

 ゼビウスなど、シューティングゲームもスクロールし始めた。アーケードのレーシングゲームでは、ハンドルを握り、レースの疑似体験ができた。

 そして、いずれのゲームもどんどん複雑化し、映像は精密になっていった。

■ フルダイブMMORPG

 その後、インターネットの発達により、オンラインで、しかも複数人でゲームができるようになった。

 現在は、MMORPG(Massively Multiplayer Online Role-Playing Game:大規模多人数同時参加型オンラインRPG)が主流である。

 また、アニメや映画の世界では、フルダイブMMORPGが見受けられる。これは、ゴーグルやヘッドギアをつけて、その世界に完全没入できるタイプだ。

 アニメ「ソードアート・オンライン」や、映画「レディ・プレイヤー1」である。

 映画「マトリックス」は、ゲームではないが「現実世界が実は仮想現実だった」という設定である。ちなみに、マトリックスの前身は、アニメ「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」だ。

■ メタバース

 2021年には、フルダイブできる仮想空間は、メタバースと呼ばれるようになった。同年、フェイスブック社は社名をメタに変更した。

 レディ・プレイヤー1の世界は、早晩実現するだろう。しかし、メタバースに飽き足らず、ゲームの世界はさらに発展する。

■ フルダイブは五感のインストール

 フルダイブの深度は、人間の五感をどこまでインストールできるかにかかっている。

 現在のフルダイブは、視覚と聴覚(目と耳)が先行している。ゴーグルとヘッドフォンがそのデバイスだ。

 触覚や嗅覚、味覚はその後を追うことになるだろう。

 ちなみに、マトリックスでは、五感のすべてがインストールされている。ステーキの味(味覚)まで、データ化されているのだ。

 映画「レディ・プレイヤー1」では、ゲーム中の「体感」を得るために「X1スーツ」なるものが登場する。

 X1スーツを着た主人公のパーシヴァルは、ヒロインのアルテミスに触られて「感じて」しまう。

 もし、私がはるか遠い未来に生きるゲーマーなら、メタバースに飽きて、データやプログラムではない「本物の体感」を体験したいと思うはずだ。

■ リアルメタバース

 リアルメタバースとは、私の造語である。

 ここで、はるか遠い未来、メタバースに飽きたゲーマーの更なる要望を想像してみる。

 我々は、火星をテラフォーミングし、生殖可能な知的生命体を納品、受精の瞬間にログインし、その一生を味わうゲームをしているかもしれない。

 テラフォーミングとは、地球以外の惑星を人類が生活できるように改変することだ。

参考:テラフォーミングとは - コトバンク
https://kotobank.jp/word/B0-672528

 最大限にゲームを味わうため、その肉体が死ぬまでログアウトできない設定もありえる。

 アニメ「ソードアート・オンライン」では、ベータ版ではできたログアウトが、正式運用ではできない。これは、ゲーム開発者、茅場晶彦による「ゲームを真剣に楽しむための」狂気の仕様だ。

 この地球も「死ぬまでログアウトできないゲーム」かもしれない。

■ 地球はリアルメタバース

 地球は、リアルメタバースである。

 地球は、何兆年も前に完成したゲームセンターだ。前述の火星を、地球に置き換えてみよう。

 我々の人生は、地球をテラフォーミングし、生殖可能な知的生命体を納品、受精の瞬間にログインし、その一生を味わうゲームかもしれない。

 最大限にゲームを味わうため、肉体が死ぬまでログアウトできない。ゲームであることを忘れるために、自らの記憶を消す。

 以降、この我々の人生のことを「リアル人生ゲーム」と呼ぶ。

■■ 第2章:この世はリアル人生ゲームである

■ 肉体が死ぬまで出られない

 地球はゲームセンターである。

 我々は、肉体に乗り込み、肉体が死ぬまで出られない「リアル人生ゲーム」に参加している。

 まるで、アニメ「ソードアート・オンライン」のようだ。ゲーム開発者の茅場明彦は、以下のように語る。

“プレイヤー諸君は、すでにメインメニューからログアウトボタンが消滅していることに気づいていると思う。しかしゲームの不具合ではない。繰り返す。これは不具合ではなく、ソードアート・オンライン本来の仕様である”

参考:SAOアインクラッド編第1話での - 茅場明彦のチュートリアル時のセリフを教え... - Yahoo!知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14176725369

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