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長文もテレワークもどんとこい!苦手な文章もスラスラ書ける!#箇条書きマニア の『超』文章術(980円)

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■ コロナ時代に必要なのは文章をスラスラ書ける力

 こんにちは!GOROLIB DESIGNの渋谷吾郎です。

 新しい生活様式の1つであるテレワークは、すっかり世の中に定着しました。オフィスワークのほとんどは、テレワークで代替できることがわかったのです。

 これは、顔を突き合わせる仕事が激減したということです。コロナ時代は、会社のあり方をすっかり変えてしまうでしょう。

 一方、テレワークでは業務報告が増えました。顔を付き合わせることがない分、文章による報告が増えたのです。

【必要なのはスラスラ書ける力】
・新しい生活様式としてテレワークが定着。
・オフィスワークはほぼテレワーク可能。
・顔を突き合わせる仕事が激減した。
・会社のあり方がすっかり変わるだろう。
・テレワークでは業務報告が増えた。
・顔を突き合わせないので報告が増えた。

■ テレワークには非言語的コミュニケーションがない

 コミュニケーションは、「言語的コミュニケーション」と「非言語的コミュニケーション」に大別されます。

 言語的とは、言葉そのものによるコミュニケーションです。一方、非言語的とはジェスチャーや姿勢、うなずきや振る舞い、表情や声のトーンなどによるコミュニケーションです。

 冷や汗をかき、困った顔で電話をする営業マンを見れば、トラブルが発生していると推測できます。言語がなくても、コミュニケーションは成立するのです。

 メラビアンの法則によれば、言語的コミュニケーションの役割は、たった7%だそうです。つまり、非言語的コミュニケーションが9割以上を占めているのです。

参考:メラビアンの法則って何?誤解されがちな法則の本来の実験内容を解説! | ノマドジャーナル
https://nomad-journal.jp/archives/5629

 もちろん、ビデオ通話で表情や声のトーンを伺うことはできます。しかし、モニター越しではそれが伝わりづらい。テレワークは、非言語的コミュニケーションが圧倒的に不足しているのです。

 これを補うため、テレワークでは文章による報告量が増えています。

【非言語的コミュニケーションがない】
・言語的と非言語的コミュニケーション。
・言葉そのものによるコミュニケーション。
・非言語はジェスチャーや姿勢や振る舞い。
・冷や汗で電話する営業マンから察する。
・非言語コミュニケーションが9割以上。
・非言語コミュニケーションが圧倒的不足。
・テレワークは文章の報告量が増えている。

■ 箇条書きは文章作成をサポートする最強ツール

 この本では、文章作成をサポートする最強ツールとして、箇条書きを提案します。

 箇条書きとは、文字表現のひとつであり、項目をひとつずつ書き分けて並べる方法です。

参考:箇条書き(かじょうがき)とは - 箇条書きの読み方 Weblio辞書
https://www.weblio.jp/content/%E7%AE%87%E6%9D%A1%E6%9B%B8%E3%81%8D

 箇条書きの最大の特徴は、「書きやすく、読みやすい」ことです。また、接続詞を使う必要がないので、文字数を少なくできます。そのため、文章にリズムが生まれ、要点をわかりやすく示すことができます。

 箇条書きを使うと、文章作成の効率が確実に上がります。しかも、効果は覿面(てきめん)です。文章がスラスラと書けるようになるのです。

 文章作成で重要なのは、まず書き始め、それを継続して書き貯め、きちんと完成させることです。箇条書きは、これらを効率よくサポートします。

【箇条書きは文章作成をサポートする】
・文字表現のひとつ。
・項目をひとつずつ書き分けて並べる方法。
・書きやすく読みやすい。
・接続詞不要で文字数を少なくできる。
・文章にリズムとわかりやすさ。
・文章作成効率がアップして効果も覿面。
・書き始め、書き貯め、完成させること。

■ 書き始めることができる

 箇条書きを使うと、文章を書き始めることができます。文章作成は、最初の取り掛かりが重要なのです。

 頭の中の文章は、断片的に存在しています。そのため、通常の文章形式にはアウトプットしづらい。最初の1文字が書けないのです。

 一方、箇条書きはどこから書いてもよいので、脳内の文章をアウトプットするのに適しています。

 これは、スタートから書かなくてもよいということです。書き始めた部分が文章のスタートではなかったら、あとで並び替えれば良い。

 物理には、慣性の法則というものがあります。止まっているものは止まり続け、動いているものは動き続けるという法則です。これは、文章作成にも当てはまります。

 1行でも1文字でも書き始めさえすれば、その後も書き続けられます。箇条書きは、この「はじめの一歩」をサポートします。

【書き始めることができる】
・文章作成は最初の取り掛かり重要。
・頭の中の文章は断片的に存在している。
・通常の文章形式はアウトプットしづらい。
・箇条書きはどこから書いてもよい。
・脳内の文章をアウトプットしやすい。
・スタートから書かずとも並べ替え可。
・慣性の法則と同じで書き始めるのが大事。

■ 継続して書き貯めることができる

 文章を継続して書き貯めるには、書きやすいフォーマットが必要です。

 通常の文章は、時間を空けると書きづらくなります。内容を忘れてしまい、文脈が繋がらなくなるからです。

 特に、接続詞を気にし始めると、たった1文字の続きすら書きづらくなります。

 箇条書きは、読み返しやすいため、すぐに文脈を思い出すことができます。また、接続詞を気にしなくてよいので、気軽に続きが書けるのです。これは、継続して書き貯めることのエンジンとなります。

【継続して書き貯めることができる】
・継続して書き貯めるフォーマットが必要。
・通常の文章は続きを書きづらい。
・内容を忘れ文脈が繋がらなくなるから。
・接続詞も気になり1文字も書けなくなる。
・箇条書きは読みやすいので思い出せる。
・接続詞がいらないので気軽にかける。
・継続して書き貯めるエンジンになる。

■ きちんと完成させることができる

 加えて、箇条書きは並べ替えが簡単です。これにより、文脈の整理が楽になります。

 書き貯めた文章は、完成までに文脈の整理が必要です。論旨の流れを整理してグルーピングし、文章を並び替えるということです。

 このとき、普通の文章で書き貯めると並び替えがとても大変です。文章を再構成するために、大手術が必要になる。

 箇条書きは、文脈の整理がとても簡単です。そのため、文章をきちんと完成させることができるのです。

【きちんと完成させることができる】
・箇条書きは並べ替えが簡単。
・文脈の整理が楽。
・完成させるには文脈の整理が必要。
・論旨整理しグルーピングして並び替える。
・普通の文章では並び替えは大手術。
・箇条書きは文脈の整理がとても簡単。
・文章をきちんと完成させることができる。

■ どんな長文もスラスラ書ける

 文脈が整理された箇条書きがあれば、普通の文章への展開は簡単です。

 適切な接続詞を用いて、文章をつなげればよいのです。

 このやり方ならば、どんな長文でもスラスラ書けます。一般的には、普通の文章と箇条書きを織り交ぜると、自然で読みやすい文章になります。

【どんな長文もスラスラ書ける】
・文脈が整理された箇条書きがある。
・普通の文章への展開は簡単。
・適切な接続詞で文章をつなげればよい。
・どんな長文でもスラスラ書ける。
・普通の文章と箇条書きを織り交ぜる。


 本文では、実際の箇条書きのやり方、長文への対応、そしてテレワーク下でのわかりやすいビジネス文書への展開について、詳細に説明します。

 お役に立てれば幸いです!

■■ 第1章:箇条書きはどうやって書くの?

 箇条書きは、その判読性のために普通の文章とは書き方を変えます。正式なルールはありませんが、この本の中では以下に統一しておきます。

■ 箇条書きには記号をつける

 箇条書きは、文頭に中黒(・)などの記号をつけるのが一般的です。これが「普通の文章ではない」というアピールになります。

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