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一風堂の不思議なお茶

私はラーメンが好きだ。札幌に来てから、その愛は大きくなっている。多いときは2日に1回くらい食べに行く。

毎日行けないのは、節約中だからだ。節約はつらい…。


先日、一風堂というラーメン屋さんに行ってきた。一風堂は全国にお店がある有名なお店なんだと思う。でも、私が一風堂に行くのは今回が初めてだった。



お店に入ると店員さんが一番初めにお水を持ってきてくれた。だけど、このお水、なんか茶色い。あ、もしかして水じゃなくてお茶なのかなと思って飲んでみた。


「んんん???」

「なんだ??こんな水?お茶?初めて飲んだぞ…」


お茶の味に私は困惑した。何と言えばいいのだろう。燻製みたいな味がした。お茶なのか水なのかも分からない燻製味の飲み物を前に、ラーメンはどんな味なんだろうと、不安でいっぱいになった。

ラーメンが来るまで時間があったので、お茶について調べてみた。スマホは本当に便利だ。いつでもどこでも、こっそりと調べ物ができる。


調べてみると、Yahoo知恵袋にたくさんの質問があって安心した。どうやら日本中が一風堂のお茶に困惑しているみたいだった。

お茶の正体は「ルイボスティー」だった。独特の味だが、おいしいと言っている人もいた。

1口目を飲んだ時はおいしくないと思ってしまったけど、驚いただけかもしれないと思ってもう1口飲んでみる。


やっぱり…。



ラーメンがきた。スープを飲むと普通の豚骨スープだった。おいしい。麺がとっても細くて、これが博多ラーメンなのかなと思った。

ここで、もう1度お茶に挑戦したくなった。一緒にお店に来た彼は、普通の顔で水を飲んでいる。私だけ変な味がするわけないし、なんだか悔しい。さっきはきっと慣れていないだけなんだと思った。


よし、飲むぞ…!

ごくっ…。

むむむ…。


やっぱり私の口には合わない。

別に飲めなくても困るものじゃないし、諦めよう。

3回も挑戦した私はえらい。

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