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雑然とした職場|整理整頓の概念はない

現職場の事務所は、とても狭く人とすれ違うこともできない。

その狭さに加えて、物がとても多い事務所。

圧迫感の強い職場だが、その理由は物が多いだけではないと思っている。
個人的には

  • 片付けができていない。

  • 整理整頓ができていない。

  • 定物定置ができていない。

この3つが圧迫感を生み雑然としている大きな理由な気がして仕方がない。



雑然とした職場|とにかく物が多い

事務所はとても狭いけれど、物が多い職場。
そこそこ長く続いている会社だから、物が増えるのは当たり前だと思う。

しかし「これ必要?」と思うようなものが、その辺に転がっているのが現職場だ。
例えば、2017年の電話帳とか…
必要…なのかな?これ?と思うようなものが、とても多い。

それらがきちんと整理整頓されているならまだいいと思うが、残念なことにこの会社、整理整頓が全くと言っていいほどできない人たちがたくさんいた。


雑然とした職場|片付けの基本ができない

とても古いカタログ、とても古い書類、とても古い電話帳など、見ることも触ることもないものが当たり前のように存在するのが今の職場だ。

捨てればいいのに、なぜか捨てない。
床に重ねて置いていたり、壁一面の本棚に普通に並んでいる。

10年以上前のカタログなんて使うのだろうか?
商品の入れかわりはないのだろうか?といつも思う。

何でこんなに片付けも整理整頓もされていないのだろう?と不思議に思ったので暫く職場の人たちを観察してみることにした。
そして気付いたこと。

捨てるということができない、定物定置の概念がないということ。

まぁそうだろう。
とんでもなく古いカタログなんかをいつまでたっても本棚に入れているような会社だ。「捨てる」ということなんて頭にないのだろう。

とりあえず本棚から出して外に置く、ということはたまに行っているようだが、なぜか捨てない。
ずっと倉庫スペースの隅っこに積み上げられている状態で放置されている。


そして、定物定置ができないのも雑然とした室内になっている理由だと分かかった。
使ったものを元あった場所に戻すということができない人が圧倒的に多い。

使ったものはその辺にポイと置く。
物が置けるスペースがあると、とりあえず置く。
物の上にも物を置く。
書類は基本 重ねる。

こんな状態なので、分類もできていないし、物を置く場所も決まっていないものが多い。

これが、今の職場の基本。


片付けの基本。

・捨てる
・分類する
・場所を決める

が全くできていないのが今の職場だった。


雑然とした職場|見る範囲が広すぎる

片付けや整理整頓ができない人は全員というわけではない。
片付けも整理整頓もあまり上手ではないが、こまめに片付けや掃除をしている人はいる。

その人がミーティングの場で定期的に「片付け」「整理整頓」の話題を口にすることがある。

その時に「やらないといけないよね」「そうだよね」という肯定的な意見が出てくる。
だいたいそういうことを言うのは、片付けができない人たち
そしてその人たちが必ず言うのが「会社全体のいらないものを捨てる時間を作ろう」とか「本棚の古いカタログから取り掛かろう」とか、自分の身の回りではなく、会社全体のことを言う。

で、結局 誰も何もしない。

残念ながら、できるわけがないと思う。
だって「自分の身の回り」の片付けや整理整頓ができないのだから。


自分の身の回りをまずキレイにして、その状態を保てるようにならない限り、広い範囲での片付けはできないだろうと個人的には思う。


そりゃ、たっぷりと時間をとって会社全体をひっくり返すくらいの勢いで、徹底的にいらないものを捨てて片付けることはできるだろう。
お掃除業者に入ってもらってやる方法だってある。

でも、それも一時的なキレイで終わると思われる。

片付けるという、使ったものを元あった場所に戻すというをつけないと、なかなか片付けや整理整頓ってできないものだと思うのだ。
過去の自分がそうだったので、よりそう思う。

このがつかない限り、どんなに物を捨ててもすぐに増えるだろうし、置く場所を決めても一時的なものにしかならなくて、またアチコチに物が散らかる可能性が圧倒的に高いと思われる。


なので、まずは「自分の身の回りから
広い範囲は癖がついた後。
というよりも、癖がつけば自然と全体の片付けや整理整頓もできるようになるのではないかと思う。

自分の身の回りの片付けができないから、全体の片付けもできなくて雑然とした空間になってしまうと感じている。


「まずは身の回りからだと思いますよ」と何度説明しても、今の職場の片付けができない人たちは必ず「全体を~」とか「会社全体のいらないものを~」とか言い出して、広い範囲で片付けをしないと雑然さの解消はできないという考えの様子。

私とは180度考え方が違うし、こちらは経験に基づいて説明しているのだが、絶対に聞き入れようとしてくれない人たちでもある。
はっきり言って喋る気が失せてしまった。


雑然とした職場|定物定置ができない

片付けができない人の特徴かもしれないと思うのが「定物定置ができない」ということ。

現職場の片付けられない人たちを見ていると定物定置の概念がないようにも見受けられる。

一度、上司①さんとの面談中に「定物定置」という言葉を使ったことがあるが、その時「それなに?」と聞き返されて、やっぱり知らないか…と思ったことがあった。


概念そのものがこの人たちにはないのだと。


定物定置
決まったところに決まったものをきちんと置く、というやつ。


物を置く場所を決めて、使った後は決まった場所に戻すだけ。
片付けられない現職場の人たちは、これが全くと言っていいほどできない。

使い終わったものはその辺にポイ。
書類や本などは「積む」が基本。
キーボードの上にも書類やメモの山。
ペンも机上のアチコチに転がっている。

なのでいつも机の上が汚いし、物が入り乱れて訳が分からない状態になっている。

少しでも物が置けるスペースがあったら、とりあえずそこに置くのがこの手の人たちの特徴のように感じるため、スペースを与えない方がいいのではないかとすら思ってしまう。

そんな状態なので、彼らの周りには常に物が溢れ埋もれている。
これだけの物をよく身の回りに集めることができましたねとある意味 感心してしまうほどだ。


そしてこの人たちのもう一つの特徴が、毎日アレがないコレがないと物を探し歩いていること。
片付けも整理整頓もできないので、物がなくなるのは当然だろう。

そしてたいてい「人に聞く」のだ。

あれどこにある?

と。


知るわけない。


雑然とした職場|さいごに

私も昔は物を捨てることができず、片付けができないタイプの人間だった。

部屋は物で溢れまくっていた。
座れるスペースがあるだけで、他は足の踏み場もないほど部屋が散らかっていた時期もある。
よくあるゴミ屋敷という状態だったのだ。

自分でもそれが嫌でたまらず、部屋全体を一気に片付け一旦キレイな状態にしてから生活をスタートする、ということもやった。
しかし、そんなことをしてもあっという間に元のゴミ部屋に戻ってしまう。

その状態で暫く過ごし、またとても嫌になって一気に片付け、それでもまた元のゴミ部屋に戻るということを何度も何度も繰り返していた。

何で散らかるんだろう?と本気で考えた結果、気付いたのが「使ったものを使った場所に戻さないからだ」ということだった。

そこから意識を変えるように心がけた。
まず「面倒くさい」「後でやる」という意識を頭の中から消し「いらないものをすぐに捨てる」を徹底した。

片付けを後回しにして、その辺に物をポイポイ置くからどんどん散らかると数年かけてやっと気付いたのだ。
いらないと分かっているものを机の隅に放置しているから、物が増えるのだとやっと気付いたのだ。

それから使ったものは、どんなに面倒でも元あった場所に戻すようにしたし、いらないものは即効ゴミ箱へポイするようにした。

最初は本当に面倒で、はっきり言って嫌だった。
「やりたくない」「今日は後にしようか」「今度捨てればいいや」と何度も思ったけど、その都度「だめ!やれ!今すぐ!」と自分に言い聞かせて、すぐに行動に移すようにしていた。

それを続けていると、最初は意識していないとできなかった「元の場所に戻す」や「すぐにゴミ箱へ」が意識しなくてもできるようになっていた。
そして周りを見てみると、散らかっていない部屋がそこにはあった。

それから、自分の部屋だけではなく家全体でも自然と片付けや整理整頓ができるようになっていたのだ。


なので、片付けや整理整頓ができない人は、まずは「自分の身の回りから始める」がポイントだと個人的には思っている。


狭い範囲からでいい。
まずは小さなところから、使ったものを元あった場所に戻す、いらない物はすぐにゴミ箱へを意識して、どんなに面倒でも、どんなに嫌でも、無理矢理にでも自分を叱咤激励して動くことが大切だと思っている。

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