オカルトヒーラーのその後のこと
クンダリーニ覚醒未遂をしたわたしは、すっかりオカルトな世界に夢中になり、まんまとオカルトヒーラーの愛人になっていた。
頭ではオカルトヒーラーのことがまったくタイプではないし、恋愛対象でもないのに、なぜだか強力に惹きつけられていて、自分でもどうすることもできないほどの強い衝動だった。
オカルトヒーラーは「これはあなたが選んだことなんだよ」と何度も言った。「ぼくはリハビリ相手なんだよ。これがぼくの使命だから」と。(今考えれば間違いなく洗脳!)
そして奥さんと仲が良いこと、奥さんを大切にしていることをそれとなく何度もアピールしてきてウザかった。
わたしはなぜジジイとこんな関係になっているのかも正直わからなかったし、奥さんの座を奪おうとか夢にも思ってなくて、逆に結婚してほしいと言われてもこんなジジイの介護絶対嫌だしこちらから願い下げでしかなく、それなのになぜ何度も釘を刺されているんだろうと内心モヤモヤしていた。
そんなある日、それは起こった。
ここから先は
1,097字
この記事のみ
¥
200
うれしくて涙がでるよ