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第22話:営業と麻雀
ざお!@上海
今までの職歴は、20代前半は営業→28歳から営業部隊100名弱のマネジメント5年程度→取締役CMOとして2年→支社長→上海生活と総じて「営業系」のキャリアではあるが、「営業」も「麻雀」と似ているところがある。
というか最近は「麻雀」に嵌りすぎて、何でもつい「麻雀」に当てはめてしまう癖がついてしまった。
先日、「四暗刻」を久々に和了ったのを思い出すような「案件」が決まった!
今の会社には昨年の8月に入社し、ちょいちょい小さい案件は決まっていたが、目標予算を考えると、そこそこ「大きな案件」を決めないと目標達成が厳しくなってくるのは目に見えていた。
かといって、「大きな案件」は当たり前だが「難易度」が高い。
・なかなか窓口にアプローチできない
・競合が手強い
・提案できたとしても、なかなか決まらない
・お客様のニーズにあった商品が自社にはない
・決まるまでに時間が掛かる
などなど、「大きな案件」には様々な障壁があり、しかも高い。
「麻雀」でも似たような場面はよくある。先日、僕が「四暗刻」を決めた時も、前半では和了れるものの、「安い手」ばかりでなかなかこれだとトップにはなれない状況だった。
またもや「ビリ」かと暗雲が立ち籠めそうだった時に、突然大きなチャンスが来た!
まさに、今回の営業案件もそんな暗雲が立ち籠めそうな時で、平静を装っていたものの正直かなり焦っていた。前述したが、今までの略歴では、ほとんどが営業系の職種だったので、転職した場合も割と早い段階で成果を出すことには自信があった。
とにかく「3ヶ月」以内には、何かしらの成果を挙げてきた「自信」があったが、それが脆くも崩れ掛けそうになり、ここ数ヶ月は特に焦っていた。
ましてや、中国の1月〜3月はほとんど「営業」にはならない。1月は日本は正月で、中国は年末。2月は中国は正月でしかも営業日数が少ない。3月は日系企業は異動が多かったり、中国はようやく動き出す。みたいな感じのため、前半3ヶ月はほとんど営業にならなかったりする。既存案件があればまだいいが、僕は経営層向けのトップ営業、しかも新規開拓が業務ミッションなので、この1月〜3月の時期はキツかった。
しかも、僕が今いる業界は、日本で言うところの「広告代理店」や「プロモーション」といったかなり手強い競合がいる業界であり、またクライアントの求める要求も高い。
クライアント側もそれ相当な「予算」を掛けるため「人間関係」の良し悪しだけでは決められないし、ましてや一度提案したぐらいでは当然決まらない。
特に「超大手企業」や「超大きな案件」なら相当なもんである。これを新規開拓で決めるには、それこそ「役満」なみの確率である。
自分で言うのも何だが、今の会社に入ってからは非常に真面目に法人営業をしている。笑
かなり細かく、行動計画を立て、行動管理をし、定期的にクライアントに役立つ情報などを配信したりと、かなり愚直に営業活動をして来たつもりだ。
それでも、なかなか「大きな案件」を決めることが出来なかったところでの今回の案件を決めれたのは非常に大きい!
「腐らずに愚直にやることをやる!」
この一言に尽きる!
まさに、この間の「四暗刻」で「中」をツモった時の感触を思い出した・・・
あー「麻雀」やりたい!笑
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