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丸太を積む (3)

「建てる」「自分一人で建てる」と決め、次にしたことは「家を建てる手順」と「そのために必要な道具と資材」を調べることだった。 それと並行して「どこに建てるのか」「どんな小屋を建てるのか」という課題にも取り組み始めた。 文章を書くときは5W1Hだと小4の担任の中村先生から教わったが、文章だけではなく建築という行為にも同じことが求められると、そのとき知った。 いつ(工期)、どこで(現場)、だれが(施工者)、何を(建物の仕様)、なぜ(動機、理由)、どうやって(方法論、機材資材、

    • 丸太を積む (2)

      建築に関してまったくの素人が、果たして一軒の家を建てることが出来るのか、建てたとしてそれは堅牢で安全なものなのだろうか。 その疑問を抱きながら本を読み漁っていたある日、ある本に(書名も著者も覚えていない)こんなことが書かれていた。 …アメリカ開拓時代、イギリスから渡ってきた人々は、斧一本で森に入り木を倒し、それを刻んで積み、屋根をかけ、ログハウスを建てた。春先に作業を始め次の冬までにやり遂げなければ家族全員が凍え死んでしまう。まさに一家の存亡に関わる大事業だった。しかし、

      • 再生

        薪割り (1)

        枯死したコナラを倒しました。強風のたびに枝や幹が折れて降ってくるので、怪我人が出る前に。 倒したら薪にするため38cmで寸断(玉切り)します。 胸高さで直径40cmを越えてるので割り甲斐のあるサイズ。 これくらいの玉にはフィスカースのスプリッティング・モール(ハンマー)を使います。斧頭が3.8kg。頼もしいですよ。

        • 丸太を積む (1)

          1993年、森で仕事を始めてすぐログハウスを作りたいと思った。どうせ作るなら一から十まで手作業で、独力でと思った。 早速、図書館で#ログや#丸太をキーワードに本を探して読んでみた。 6畳くらいの物置程度のサイズから二階建て5LDKのものまで色々ある。そのなかで「これくらいなら一人でも作れそうやなぁ」と思える手頃な感じがするものを探した。 丸太の積み方だけでも何種類かあることが分かる。大きくは次のa)とb)。   a) ラウンドノッチ、サドルノッチ   b) ピース&

        丸太を積む (3)