写真集をつくるお話 #5
みなさん、こんにちは。
今の時代に子供だったらどんな感じなんだろうと思う。わからないことがあればすぐにスマホで調べられるし、迷子になっても大丈夫。
本当に便利な世の中になって、書籍も電子化が進む。
でも個人的には、写真集はやっぱり紙がいい。確かにデジタルで見る写真は綺麗だけど、紙に印刷された写真を見てると、色んな感情が芽生える。
紙の種類もたくさんあって、作品によって紙が選ばれ、そこに印刷されたものにはその人の想いが詰まってる感じがするんです。
とはいっても、出版社は希少な紙(高価な紙)を使って写真集を作りたくてもコストがかかり、断念する時ももちろんあるし、いいものを作るって言ってるのに矛盾しているような気もするけど、現実も大事。
お金のことを考えず、赤字になっても、作りたいものを作る。(かっこええけど)
時には、やりたいことをやるより、やれることをまず考えるのも大事・・・
この辺にしておきます。
さて、「写真集をつくるお話」のつづき。
写真集の構成がだいたい決まってくると、その作品を見せるレイアウトも大事になってきます。
佐藤氏の事務所には、自然写真中心に日本のものから海外写真集までたくさんの写真集があり、参考になる本もたくさんあります。(写真集の図書館笑)
レイアウトひとつで写真の見え方が全く変わってしまい、せっかくの作品がつぶし合ってしまうこともあります。レイアウトがバラバラでも見にくくなるし、基本的な統一感を持たせつつ、写真の大きさや並べ方を考えます。この辺りの作品の見せ方についても大事です。
そこでも客観的な意見も取り入れながら、またキャプションの入れ方なども考え進めて構成を完成させていきます。
そして、使用する写真の最終決定をします。
あと、忘れてはいけない表紙に関してのお話は次回に。
次回:「写真集をつくるお話#6」
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