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2023年に読んで良かった4冊の本

2023年は86冊の本と出会いました。
そのなかで印象深い4冊をご紹介。


①寝ても覚めてもアザラシ救助隊 岡崎雅子先生

日本で唯一のアザラシ保護施設「オホーツクとっかりセンター」
幼い頃に出会ったアザラシのぬいぐるみがきっかけで、アザラシが大好きになり、アザラシのそばにいたいという夢を叶えて、保護施設で働く岡崎先生のエッセイ本。
アザラシの現状を学べるだけでなく、夢を実現される過程が、よしっ頑張ろうと読んでる側に勇気をくれるなぁと思います。
インスタグラムも必見です。▷tokkaricenter_official

②一九六一東京ハウス 真梨幸子先生

真梨先生の物語は、読み進めていくと、こことここが繋がって、え!これも繋がっていくの?!というようにどんどん伏線回収されていくので、読んでて面白い!

この本は、令和の時代に、1961年の生活を再現するためのリアリティーショー番組に集められた2組の家族のお話。
なぜこの番組が作られようとしているのか、また、なぜこの2組が選ばれたのかなど考えながら読み進めると面白い、イヤミス本。

他にも真梨先生の本は読んでいたけど、読書アプリに、「真梨先生の本なのでどんでん返しがあるだろうと推理しながら読んでいたけど、それを上回るどんでん返しで面白かった!」と感想を残していたので、この本を紹介したいと思います。

③うらんぼんの夜 川瀬七緒先生

田舎に住む女子高校生と都会から引っ越してきた転校生の一夏のお話。
青春×ホラー×田舎の閉塞感が好きな人はぜひ読んでほしい!
古い慣習が残る田舎のホラーというだけの結末で終わるのではなくて、その先を越える終わり方が良かったなぁと思う一冊です。

④うしろむき夕食店 冬森灯先生

読み終わると前向きな気持ちになれる。
心がしぼんだときに読み返したいなぁと思う栄養ドリンクのような本。
特に好きな言葉を引用させていただきます。

「生きるのは変化の連続、楽なことばかりではないでしょう。だからこそ、その一日がどんな一日であっても、生き抜いた自分に、言葉をかけてあげたいじゃないの。今日もゆたかに生きました、って。
そうやってゆたかに生き抜いた日々が積み重なれば、いつかうしろを振り向いたときに、自分にしか歩けなかったゆたかな人生が、必ず、見えるものですよ」

『うしろむき夕食店』、冬森灯


今年も様々な本を読みたいなぁと思います!



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