ネパールの幸せ。日本の幸せ。
ネパールで感じ考えたことをゆっくりと消化しながら4年が過ぎた。
忙しい毎日を送りながら、ふとネパールを思い出す。
いつも計画停電で欲しい時に電気がなかった。
それでも朝に灯すろうそくと窓から見えるヒマラヤに昇る朝日を見ると
幸せだった。電気がないからこその幸せ。
かたや、薔薇を育てながら庭の緑を眺めて本を読む日。
あのネパールの日々は懐かしいけれど今も幸せ。
ネパールではそこら中に笑いとドキドキが溢れていた。
バスに乗れば、破れたスリッパに絆創膏を貼っているお兄さんに吹き出す。
ATMでカードが吸い込まれる。銀行員は普通の顔で「じゃ、明日取りに来て」
長距離バスで初の野外トイレ。独身女二人しゃがんで満点の星の下で。
だけどね。これから住むならやっぱり日本がいいなあ。
綺麗な壁紙が貼ってあって、センスいい陶器の器があって。
二重窓でおまけに床暖房なんかある素敵な家。
だけれども、ネパールでのハラハラドキドキ。
心の底から笑った日々をいつも忘れたくない。
よし!また新しいところへ。日本でもハラハラドキドキを作らなくっちゃ。
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